◆~ヒカルオオゾラ~世に行き詰るということはない。道は無限にある マイルチャンピオンシップ
◆『世に行き詰るということはない。道は無限にある』◆
何をやってもうまくいかない。
やることなすこと裏目裏目。。。
こういう状況を誰もが経験している。
人によってダメージの大小には差異があるものの
「・・もうだめだ・・」
という気持ちになるのは皆いっしょだ。
でもどんなに行き止まりだと感じる場面でも
抜けていける道が必ずある。
あきらめさえしなければ
世の中に行き止まりはない。
11R 第26回 マイルチャンピオンシップ(GI)
1着 カンパニー
2着 マイネルファルケ
3着 サプレザ
:
7着 ヒカルオオゾラ
キャプテントゥーレ
「ファルケ、昨日は言いすぎちゃってごめんな」
マイネルファルケ
「いや、悪いのは俺だから。おまえが謝るなよ」
キャプテントゥーレ
「あれ?あれってオオゾラさんじゃね?」
ヒカルオオゾラ
「・・ハァ~。また負けてしまった。
ファンの方はいつも応援してくれるのに
これで6連敗。。
もう2度と勝てないのでは・・トボトボ・・」
キャプテントゥーレ
「オオゾラさん!ちわっす!」
ヒカルオオゾラ
「ああ、トゥーレか。。こんちわ・・」
マイネルファルケ
「あれれ。テンション低いっすね。
オオゾラさん、タバコでも吸うっすか?」
キャプテントゥーレ
「おいおいファルケ、おまえはタバコやめろよ。
オオゾラさん、こないだのレースのことでお悩みでしたか?」
ヒカルオオゾラ
「ああ・・こんなに人気を裏切り続けることになると
もうやっていく自信がなくてな。。
行き詰ってしまったよ。。
俺なんかもうダメなんだ。いっそのこと引退し・・・」
マイネルファルケ
「バカ野郎!!!(バキッ)
たかだか5回や6回負けたくらいでファンを捨てて逃げるのかよ!
それじゃあ負け犬・・いや負け馬じゃねえか!
もういいよ!おまえなんかやめちまえ!」
キャプテントゥーレ
「バ、バカ、ファルケやめろって!
あーあまたこいつの悪いクセが・・」
カンパニー
「なにしとんじゃオマエラ」
一同
「ハッ!カンパニーさんお疲れ様です!」
カンパニー
「なあオオゾラ。そこにいるトゥーレはな
皐月賞を勝って人生最高のときに
故障が発覚したんじゃ。
ダービーどころか選手生命さえ危うく
それから1年以上もレースには出られなかった」
キャプテントゥーレ
「カンさん・・」
カンパニー
「それでもトゥーレは人生を投げなかった。
不撓不屈の精神力で復帰を果たし、重賞を勝ったのだ。
人生に行き詰るということはない。
道は必ず残されている」
キャプテントゥーレ
「カ、カンさん・・・いいお話しなんですが
2人はあっちで乱闘中です・・・」
ヒカルオオゾラ
「テメーはなに先輩を殴ってんだコラ!!
オメーに言われたくねえんだよ!(ボカッ)」
マイネルファルケ
「っせーな!オメーがうじうじうじうじしてっからだろーが!
(バキッ)
カンパニー
「・・・・・・」
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