◆~ローズキングダム~大切な今を未来への心配に使うな 東京スポーツ杯2歳ステークス


◆『大切な今を未来への心配に使うな』◆






生きている限り心配事はなくならない。


仕事は安定するのか、恋人はできるのか、

パートナーとずっとうまくやっていけるのか

年金はいくらもらえるのか、地球の資源は枯渇しないのか

・・・などなど。エンドレス不安地獄だ。


しかし未来を憂いても、未来は変わりはしない。

どんなに心配しても、どんなに苦悩しても変わらない。


未来を作るのは、今この瞬間、自分がやっていることだ。

もしあなたに夢があるならば

今、自分がやっていることは、その夢の達成に近づく行動か

自問してみることも必要だろう。










11R 第14回 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)




1着 ローズキングダム
2着 トーセンファントム
3着 レッドスパークル





~レース数日前 びっくりドンキーにて~




ローズキングダム
「はぁ~。1番人気かあ~。心配だ~。自信がないよ~」


トーセンファントム
「おおーキングダムじゃないか。
 ひとりめしかあ?さみしいなあ。
 あれ?なんか落ち込んでんの??」


ローズキングダム
「だってさあ、僕は父さんがキンカメ、母さんがローズバドってゆう
 ありえない良血で、いつも注目されるんだ。。。
 まだ1回勝っただけなのに、今度の重賞は1番人気なんだよ・・心配だ・・」


トーセンファントム
「あ、店員さんすいませーん。
 僕、パインバーグディッシュひとつね」


ローズキングダム
「・・・ファントムくん、聞いてる?」


トーセンファントム
「ごめん、ぜんっぜん聞いてなかった 笑
 おろしそバーグディッシュにするか、パインバーグディッシュか
 今年一番の悩みどころだったぜ」


ローズキングダム
「はぁ~もういいよ・・。
 大体ハンバーグにパインってあり得ないんだけど」


トーセンファントム
「バカおまえ、このハーモニーが絶妙なん・・・
 あれ?あそこにいるのって
 レッドスパークルじゃね?」




レッドスパークル
「ハアハア・・つ、疲れたけど
 あと1000mだけがんばるんだ。
 僕は人気がないんだから、人よりたくさん努力しなきゃ」




トーセンファントム
「・・・ううむ・・。練習熱心ですなあ。。
 つい見とれてしまったよー。なあキングダム」


ローズキングダム
「・・未来を作るのは今していること・・
 僕は今、びっくりドンキーでハンバーグを食べながら
 ぐちぐちとレースの心配をしてるだけ・・か。
 ・・こうしちゃいられない!帰って練習だ!じゃあなファントム!」


トーセンファントム
「ふむ。みなさん熱いですなあ。
 とりあえず俺の練習は、
 大好物のパインバーグディッシュを食べてから考え・・・
 あれっっ!??
 ・・・た、食べられてる・・・」
 






      完

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