◆~コンデュイット~相手を褒めるのはいいが、そこで自分を卑下する必要はない ジャパンカップ
◆『相手を褒めるのはいいが、そこで自分を卑下する必要はない』◆
相手の短所は見ず、長所を探してみることはとても重要なことだ。
そして相手の長所を発見して
それを伝えることは、円滑なコミュニケーションに有効であると同時に
自分自身もその長所を見習うことで
自己のレベルアップにもつながる。
ただ、相手を褒めるときに
自分が卑屈になる必要はない。
「あの人は自分にはないものを持ってる。自分はダメな奴だ」
そうではない。
その人にはその人の長所があり
あなたにはあなたにしか持ち得ない強みがあるのだから。
10R 第29回 ジャパンカップ(GI)
1着 ウオッカ
2着 オウケンブルースリ
3着 レッドディザイア
~JC数日前 引き続き 牛角にて~
タニノギムレット
「待たせてすまん。ウオッカ。
いやーなんとびっくりトイレットペーパーがなくてな
しょうがないからトイレットペーパーの芯の紙をはがしてだな・・・」
ウオッカ
「お父さん、なんかメール来てましたけど」
タニノギムレット
「ん?メール?どれどれ・・・はぅっ!!
ここここれには海よりもふかーい事情があってだな・・・」
ウオッカ
「ミクロコスモスちゃんは同じ厩舎の後輩なんだけど 怒
大切な後輩をたぶらかすなら父といえど・・」
タニノギムレット
「ちちちがうってーウオッカちゃんー、ね?
だからトイレットペーパーがなくてな?
もう覚悟を決めてしっぽで拭いてやろうかと思ったくらい追い詰められ・・」
ローズキングダム
「なんか向こうの席のウオッカさんとお父さん、モメてんなー」
トーセンファントム
「そうかー? それよりウオッカさん、美人だよなー デレデレ
・・・ん?あそこにいるのはもしや オウケンさん?
オウケンブルースリ
「に、日本にはもう慣れた?コンデュイットくん・・」
コンデュイット
「OH!ミスターオウケンのおかげでー順調デース」
オウケンブルースリ
「で、でもすごいよねー。キングジョージにBCターフ連覇なんて・・
ぼ、僕には到底ムリだな・・あは」
コンデュイット
「HAHAHA-!!!オウケンも ”日本なら” 英雄ダヨー。
私と同系列で比べるのは無謀ナノネー
HEY!ミスターオウケン、ワタシお腹すいたヨ。
特上カルビを持ってきてくだサイ。
それと私は食事中コーラが飲みたくなるカラ、外に行って買ってきてくだサイ」
ローズキングダム
「ちっ。あの外人、日本のG1ホースをパシリに使おうってのか? 怒
ナメやがって。鉄拳お見舞いしてやる!」
トーセンファントム
「ま、まずいってキングダム。やめとけって」
オウケンブルースリ
「あ、あは、わかったよコンデュイットくん。僕ちょっとコーラ買ってくるね・・」
ウオッカ
「行くことないわ、オウケンくん」
オウケンブルースリ
「ウ、ウオッカさん・・・」
ウオッカ
「オウケンくん、コンデュイットさんの長所を認めることはいいことよ。
でもね、そこであなたが卑屈になる必要はない。
あなたにはコンデュイットさんには無い強みがあるんだから」
コンデュイット
「OH!!ビューティフルガール!
どうだい、私がJCを勝ったら、一晩付き合うっていうのは?HAHA」
ウオッカ
「好きにすればいいわ。私に勝てるのなら」
完