◆~オウケンブルースリ~傷つけられたと感じた時は自分の意思を表明しなければならない時もある ジャパンカップ
◆『傷つけられたと感じた時は自分の意思を表明しなければならない時もある』◆
そこに人間関係がある限り
そのときの状況や感情のありようによって
傷つけてしまったり、傷つけられることは避けられない。
そのときにいちいち過剰反応を示していたのでは
円滑なコミュニケーションは図れない。
自分にも非があったのではないかと考えることは重要だ。
しかしどう考えても不当に傷つけられたと感じたなら
自分の意思を相手に伝えなければならないこともある。
10R 第29回 ジャパンカップ(GI)
1着 ウオッカ
2着 オウケンブルースリ
3着 レッドディザイア
~ウオッカJC優勝後 病院にて~
オウケンブルースリ
「ウオッカさんのお父さん!」
タニノギムレット
「おお、オウケンか。いやーここでもトイレットペーパーがなくてな。
昨日みたいにトイレットペーパーの芯の紙をはがす作戦で
いこうと思ったら、なんと芯がないタイプで・・」
オウケンブルースリ
「そんなことはいいですから!ウオッカさんの容体は!!」
タニノギムレット
「ああ、大丈夫じゃ。今は病室で眠っておるよ。
命に別状はないが、有馬はチト無理かもしれんな」
オウケンブルースリ
「そ、そうですか。。ひとまず無事でよかった。。
お父さん、病室の方には入れますか?」
タニノギムレット
「ああええよ。でも眠っているけどな。顔だけ見ていけ」
~ローソンの前 外国馬5頭たむろ中
ジャストアズウェル
「くそー上位をジャップに占められるなんて屈辱ダゼ!!
これじゃあ俺たちのメンツ丸つぶれダ!
どうすんだヨ!コンデュイット!!」
コンデュイット
「あのクソアマ調子こきやがッテ。。
このままじゃすまさネエ。。痛い目にあわせてやル。。
あれだけのいい女はそういねえからナ・・フハハ」
~病室~
ウオッカ
「・・すやすや・・」
オウケンブルースリ
「ウ、ウオッカさん・・僕がバカにされたから・・
こんなにがんばって・・・ 泣」
コンデュイット
「YAAAAA!外国馬5頭がお見舞いにきたゼ!ウオッカちゃーん!」
「コ、コンデュイットくん・・だめだよここは病室・・」
バキッ!!(オウケン殴られる)
コンデュイット
「HAHAHAーオマエ邪魔だヨ!あっち行ってろタコ!」
オウケンブルースリ
「いたた・・コ、コンデュイットくん・・
とりあえずここじゃあれだから、外に出よう・・」
コンデュイット
「あぁ~?オマエひとりでやんのカ?こっちは5人だゾ。
ちょうどよかっタ。。俺たちゃストレスたまってんだヨ。。。」
~病院 入口付近~
トーセンファントム
「いや、だからハンバーグとパイナップルのハーモニーがさー・・」
ローズキングダム
「だからってウオッカさんのお見舞いに
パインバーグディッシュを持ってくるなよー。
てか病人にハンバーグはダメだってー」
トーセンファントム
「ああー?!!なんかあそこで馬がたくさん倒れてるぞ!
はっ!オウケンさん?!!大丈夫ですか!!
キングダム!俺、看護師さん呼んでくる!」
ローズキングダム
「・・オウケンさん、どうして・・
てゆうかあそこに転がってる外国馬は一体?」
~病室~ オウケンとタニノギムレット
オウケンブルースリ
「ギムレットさん、すみません、手を出してしまいました。。」
タニノギムレット
「ホッホ。おまえの父親ジャングルポケットも気性が荒くてな~。
気が優しいおまえのことを心配して
ブルースリーのように強くなってほしいから空手を教えるんだと
言っておったよ」
オウケンブルースリ
「でも父からケンカに空手は使うなと言われていました・・」
タニノギムレット
「なあオウケン。確かに男には忍耐が必要じゃ。
でもおまえは不当に傷つけられたんだろう?
どう考えても自分に非がないなら
それを伝えることも時には必要じゃよ」
つづく