◆ベストクルーズ◆禍福はあざなえる縄のごとし第4話 阪神ジュベナイルフィリーズ
◆『禍福はあざなえる縄のごとし 第4話』◆
11R 第61回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
1着 アパパネ
2着 アニメイトバイオ
3着 ベストクルーズ
4着 ラナンキュラス
5着 シンメイフジ(1番人気)
6着 タガノエリザベート
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■前回までのあらすじ■
シンメイは不器用で何をやってもトロくさいので
タガノエリザベートらにイジメられていた。
そこをアパパネが助けて
色々話を聞く中で、シンメイの得意なことを
見つけてあげようと考えた。
アパパネは、かけっこを提案。シンメイの素質に気づく。
それをタガノエリザベートがつぶしにかかる。
が、シンメイの健闘により負けそうになったタガノは
足を引っ掛けてなんとか勝利するも仲間に嫌われてしまう。
逆にシンメイはグループのリーダーに昇格する。
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~引き続き 幼稚園にて~
ラナンキュラス
「それでは今からグループのリーダーはシンメイちゃんになります!」
シンメイフジ
「ど、どもです 照」
タガノエリザベート
「ラナン・・あんた・・」
ラナンキュラス
「エリさん、この世界は弱肉強食が掟。
同情はするけど、この現実は受け入れてください。
もう誰もあなたのことをリーダーとは思ってませんから」
タガノエリザベート
「・・・勝手にすればいいさ」
ラナンキュラス
「では、新リーダー襲名のお祝いに行きましょう!シンメイさん」
シンメイフジ
「あ、ありがとー 照」
~みんないなくなる~
アパパネ
「・・・・エリ」
タガノエリザベート
「あんたは行かないのかい?アパパ」
アパパネ
「あたしは、つるむのは苦手だから」
タガノエリザベート
「・・・・笑えよ・・・」
アパパネ
「笑わないよ」
タガノエリザベート
「・・・・なんでだよ」
アパパネ
「あたしはエリがホントはあんな性格じゃないことを知ってるから。
もとはおとなしかったあなたは、足が速いことで
みんなにチヤホヤされて、自分を見失っていたんでしょ?」
タガノエリザベート
「・・・・バカか。。あたしは元からこんなもんさ。
シンメイいつか潰してやるよ。じゃあね」
アパパネ
「・・・・シンメイちゃん。。エリと同じ道を歩まないでね・・」
~新リーダー襲名のお食事会~
ラナンキュラス
「では!あたしたちの新しいリーダーに!かんぱーい」
シンメイフジ
「み、みんなどうもありがとうございます」
ベストクルーズ
「シンメイさん、リーダーなんだから敬語とかやめてくださいよー」
シンメイフジ
「そ、そうだね・・・じゃあ・・みんな、今日はよく集まってくれたな 照」
ベストクルーズ
「照れてるじゃないっすか~~ 笑」
ラナンキュラス
「まあまあ、まずはぐいっと一杯どうぞ!お酌しますんで!」
シンメイフジ
「う、うむ」
~月日は流れ、数か月後~
シンメイフジ
「おいラナン。オレンジジュースはどうした?
毎朝、必ず用意しとけって言ってあるだろ?」
ラナンキュラス
「す、すいません。今すぐ用意します 汗」
シンメイフジ
「チッ。使えなーなあ。。おいクルーズ、肩もみ」
ベストクルーズ
「は、はい。ただ今・・・」
シンメイフジ
「ん?そこに一人ぼっちでいるのはエリちゃ~ん?
さみしいのう~~ 笑
あたしの仲間に入るかい?」
タガノエリザベート
「・・・あ? シンメイ・・誰にもの言ってるかわかってんのか?」
シンメイフジ
「ケケケ。粋がってもおたくにはもうお友達はいないのよーん 笑」
タガノエリザベート
「おまえコロス!!!」
アパパネ
「ち、ちょちょちょーーストップ!
エリ・・落ち着いて・・・」
タガノエリザベート
「ここまで言われて落ち着いていろって言うのか?えぇ!」
シンメイフジ
「やだやだ、野蛮人~~ 笑」
アパパネ
「シンメイちゃん・・今のはシンメイちゃんが悪いよ・・」
シンメイフジ
「アパパちゃーーん。いつになったらグループに入ってくれるのーん?
アパパちゃんとは昔からの友達だからさあ
幹部候補で受け入れる準備はできてるんだよおー」
アパパネ
「あたしはいいよ・・・。
それよりシンメイちゃん。。
あなた自分自身を見失っていることに気付いていないの?」
シンメイフジ
「・・・・なんかエラソーにお説教されちゃってるーん?
・・・アパパちゃんさあ、立場をわきまえてねん?
あたしはシンメイフジ。
この幼稚園のボスなんだよお~~~ 笑」
つづく
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