◆ヴィクトワールピサ◆悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する ラジオNIKKEI杯2歳ステークス



◆『悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する』◆





人間は放っておくと悲観的になる。

長い人類の歴史の中で

悲観的に考えていないと

命を守ってこられなかったから。


しかし命の心配が少なくなった現代においては

逆に悲観主義がある意味、

生命を脅かすことになりかねない。


社会が発展した現代では

心を健全に保つことが最優先とも言える。








11R 第26回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(G3)



1着 ヴィクトワールピサ
2着 コスモファントム
3着 ダノンシャンティ





    ~ラジオNIKKEI杯2歳S 数日前~




ヴィクトワールピサ
「なあコスモ、ラジオNIKKEI杯も
 そろそろ近づいてきたなあ」


コスモファントム
「そうだなーまあオレはそれほど注目されてないから
 そこそこ気楽だよ」


ヴィクトワールピサ
「いやいや、おまえの萩ステークスでの先行抜け出しには
 ちょっとびびったよ。
 今回もあれやられるとオレも危ないかもなー」


コスモファントム
「でもヴィクトワールだって先行馬だろ?」


ヴィクトワールピサ
「ふぅむ。。。ちょっと思うところがあってさ。
 オレに唯一の黒星をつけてくれやがったキングダムとの
 デビュー戦の屈辱は忘れられん。。。悔」


コスモファントム
「まあ、相手はもはやジーワンホースだからな。
 悲観するのもわかるよ。あれは強いよ」


ヴィクトワールピサ
「悲観してる場合ではない。
 楽観主義は意志に属する、つまり
 意識的に悲観しない習慣をつけないと
 楽観的にはなれないってことさ」


コスモファントム
「兄ちゃん難しくてわかんないよ~」


ヴィクトワールピサ
「誰が兄ちゃんやねん!」



コスモファントム
「悲観するなって言ったってムリだよ~
 キングダムは体は小さいけど
 フットワークの回転がすげー早いじゃん・・・。
 母ローズバドのいいところを受け継いでる。
 ヴィクトワール兄さんだって、デビュー戦では
 直線のヨーイドンで置き去りにされてたじゃんか」


ヴィクトワールピサ
「兄さんではないが、置き去りは確かだ。。。屈辱
 しかしオレは外外を回っていた。
 キングダムは内々だ。
 その差も絶対あったはずなんだ」


コスモファントム
「なるほどーさすがオジキ」


ヴィクトワールピサ
「うむ。・・・って誰がオジキやねん!」



コスモファントム
「じゃあどうしますか?
 キングダムを想定して、早め早めに動いて
 4角先頭で押し切る感じっすか?」


ヴィクトワールピサ
「うーん。それも考えたんだけどな。。
 キングダムは自在に動けるから、オレが
 先に抜け出そうとすれば、マークすることもできるわけだ。
 マークされては厳しい」


コスモファントム
「なるほどーすごい考えてますね、カシラ」


ヴィクトワールピサ
「俺なりに考えてるんだよ・・・って誰がカシラやねん!」



コスモファントム
「とりあえずボクは自分のスタイルで行きますよ。
 アネゴはどうします?」


ヴィクトワールピサ
「えぇ、そうね、あたしはちょっと後方からの競馬を試してみ・・・
 ・・・・って誰がアネゴやねん!」



コスモファントム
「末脚を測りますか。。。そうですか。
 もし末脚不発だったらボク勝っちゃいますけど
 そんときは恨まないでくださいね、組長」


ヴィクトワールピサ
「さかずきを交わした兄弟を恨んだりはしねえ・・・
 ・・・・ってだからーー!!」







        完

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