◆2009年度JRA賞◆人間が適応できない環境というものはない


◆『人間が適応できない環境というものはない』◆





人間の行動は習慣から成り立っている。

この日々の習慣からはずれた行動は

違和感があり、もとの習慣行動に戻そうとする。


しかしそれが悪い習慣であるなら

最初の違和感は忍耐で乗り越えて

新しい良い習慣を上書きしなければならない。


最初は苦しいが、そのうち慣れてそれが普通になる。

人間の適応能力は自分が思うより遥かに優秀だ。









11R 第48回 スポーツニッポン賞京都金杯(G3)




1着 ライブコンサート(セン馬)
2着 スマートギア
3着 レインダンス







    ~2009年度JRA賞 受賞会場~





スマートギア
「ゼイゼイ・・・な、なんとかライブさんの部屋から
 逃走できたみたいだな・・・危なかった・・・
 あんなとこにいたら何されるかわかったもんじゃない。
 でもこの会場に逃げ込めば、さすがに探せまい フッ」


カンパニー
「おお、ギア、来とったのか」


スマートギア
「あ!カンパニーさん、特別賞受賞、おめでとうございます!
 8歳でジーワン連勝なんて偉大な記録ですね!!」


カンパニー
「いやいや、たまたまの巡りあわせじゃよ ホッホ」


スマートギア
「とにかく乾杯しましょう!
 特別賞受賞を祝って、かんぱーに!」


カンパニー
「に? おま、ナメとんのか?」


スマートギア
「い、いえ・・どうしても言いたくて・・スンマソン・・」



謎の声
「そうね私もさそり座の乾杯・・・・♪」


スマートギア
「・・・こ、この声は・・まさか・・・」


ライブコンサート
「ギアちゃん・・逃げるなんてヒ・ド・イ♪」


スマートギア
「ぎ、ぎぃやーー!! でたーー!!」


ライブコンサート
「いいえ私はさそり座のライブ。逃がさないわよ・・・ニヤリ
 今はオカマの世界に抵抗があるかもしれないけど
 馬にも適応力があるのよ。すぐに慣れて
 あたしから離れられなくしてあ・げ・る♪
 待たんかいーーコラァーーー!!!!」







オウケンブルースリ
「なんかあっちは騒がしいなあ」


レッドディザイア
「オウケンくん、ノンタイトル?ププッ
 まあそれはしょうがないけど
 1票くらい取ろうよー 悲しいねえ」


オウケンブルースリ
「そういうおまえは票、取ったのかよ?」


レッドディザイア
「取りました~~ほらほらほら、見て?
 1票!!ね?すごい? ほら見てほら」


オウケンブルースリ
「”ほら”多くてうざい。
 てゆうか1票で喜ぶなよー。
 ブエナちゃんに完敗じゃんか」


レッドディザイア
「あの怪物がいなければ私が牝馬3冠で
 満票で受賞してましたーー」


オウケンブルースリ
「たらればを言われてもなあ。
 1票の現実を受け止めろよ」



エスポワールシチー
「オレも1票だ」


レッドディザイア
「ああーー!エスポさん!お久しぶりですーー!
 でもエスポさんは、圧勝で最優秀ダート馬じゃないですか」


エスポワールシチー
「ああ、ダートはな。でも最優秀4歳以上では1票さ 苦笑
 レレレレッドさんと同じ1票だな 照」


レッドディザイア
「そうですねー!仲間だー!じゃあみんな1票だから
 これからお好み焼きパーチーでも・・・あ・・・」



オウケンブルースリ
「・・・・・フッ・・・」


レッドディザイア
「・・・・0票くんも来る? プププ・・ 笑」


オウケンブルースリ
「きさま・・たかだか1票でずいぶんと
 上からモノ言ってくれるやないかい・・・」



レッドディザイア
「ごめんごめん 笑
 まあそう怒らないで、ね?
 みんな今年はドバイ遠征でいっしょになりそうだからさ
 仲良くしようよ! ・・・・あ・・・・」


オウケンブルースリ
「・・・・・フッ・・・」



レッドディザイア
「オ、オウケンくんは国内をさ・・・
 せ、制覇すればいいんだよ! 汗
 ガ、ガンバ!!」


オウケンブルースリ
「・・・オレは日本が好きなのさ・・・フッ・・ 涙」








         完


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