◆トウショウウェイヴ◆自信はないけどとにかくやる。人生はそれの連続である 京都金杯



◆『自信はないけどとにかくやる。人生はそれの連続である』◆





自分がやったことがないことは

当然自信が持てない。不安を感じる。

だから行動をためらうのも当然だ。


年輪を重ねるほどに

この恐れは強くなるが

子供の頃は誰しも初めてのことを恐れずに

大人がヒヤヒヤするほどの挑戦を

毎日繰り返してきたはずだ。








11R 第59回 日刊スポーツ賞中山金杯(G3)




1着 アクシオン
2着 トウショウシロッコ(牡7)兄
3着 トウショウウェイヴ(牡5)弟





    ~中山金杯 レース後~




トウショウシロッコ
「よくがんばったなウェイヴ。
 あの体勢から盛り返すのは普通は無理なんだがな 笑」



トウショウウェイヴ
「ちがうよ。兄ちゃんが併せてくれなかったら
 絶対あのまま沈んでしまったと思うよ!
 それに思い切って先行策をとるのはとっても怖かったんだけど
 自信がなくてもやってみろって兄ちゃんの言葉に励まされたんだ!
 ありがとう、兄ちゃん!」




スパークトウショウ
「二人とも、よくがんばったわね」


トウショウウェイヴ
「あ!!お母さん!」


スパークトウショウ
「お母さんスタンドから見てたけど
 兄弟が協力しあって外から追い込んでくる姿は
 お母さんにとっては、とっても感動的だったよ 微笑」


トウショウウェイヴ
「ほんと?お母さん 喜」


スパークトウショウ
「まあウェイヴに関しては、最後シロッコに隠れて
 全く見えなくなってたけどね 微笑」


トウショウウェイヴ
「えぇ~~ 涙」


スパークトウショウ
「シロッコ、最後あきらめかけてたウェイヴを
 よく励ましたわね。立派なお兄さんね 微笑」


トウショウシロッコ
「ありがとう、母さん」



トウショウウェイヴ
「ねえお母さん!みんなでごはん食べに行こうよ!
 お父さんも一緒にさ!」


スパークトウショウ
「ええ、そうね。ごはんはいいけど
 お父さんということになると
 あなたたちのお父さんは別々だから
 ちょっと複雑ね  微笑」


トウショウウェイヴ
「え?どういうこと?」


スパークトウショウ
「一般的な家族構成をベースにするならば
 ふつうは
 ”父母子子”
 なんだけど、この場合だと
 ”父父母子子”
 になっちゃうのよ  微笑」



トウショウウェイヴ
「いいじゃん、それでもー」


スパークトウショウ
「だってね、例えばウェイヴが”お父さん肩車してよ!”
 って言ったら、二人のお父さんが振り向いちゃうでしょ?  微笑」


トウショウウェイヴ
「うーん・・・」


スパークトウショウ
「だから今日はね、おじいちゃんのお墓参りにいきましょう。
 普通、競馬で血統を見るときは
 父の父は見ないんだけど、今だけアリってことで 微笑」


トウショウウェイヴ
「サンデーサイレンスおじいちゃんのお墓参りだね!
 じゃあ行こう! お母さん、お兄ちゃん!」






    ~サンデーサイレンスの墓前~





トウショウウェイヴ
「う、うわあ~~馬がいっぱいだあ~ 驚
 サンデーおじいちゃんって人気者だったんだね~」



トウショウシロッコ
「お、メビウス!久しぶりだな、こないだのJCDの2着は見事だったぞ」


シルクメビウス
「シロッコさん!ありがとうございます。
 シロッコさんもサンデーおじいちゃんのお墓参りですか。
 家族水入らずで羨ましいです。では」



トウショウウェイヴ
「あっちにはサンライズマックスさんもいるし
 すごいなあ~。 あ!!あれはもしかして!」




ドリームジャーニー
「シロッコにウェイヴじゃないか。
 金杯見たよ。すごかったじゃん」


トウショウシロッコ
「サンキュー、ジャーニー。
 でもグランプリ連覇のおまえに比べたらな  苦笑」


ドリームジャーニー
「いやいや、比べる必要なんかないんだよ。
 みんなそれぞれ特徴や個性を生かして努力すればいいんだからさ」


トウショウシロッコ
「そうだな。さすがグランプリクンは言う事が違うね」


ドリームジャーニー
「グランプリクンっていう馬がいたから
 その呼び名はダメだな  ハハッ」



トウショウシロッコ
「それにしてもサンデーおじいちゃんはすごいな。
 みんな”おじいちゃんおじいちゃん”って言ってるな~」


ドリームジャーニー
「そうだな。あっちもこっちも ”おじいちゃんおじいちゃん”
 だもんなー」




謎の声
「お父さん・・・・」


トウショウシロッコ
「お父さん??おじいちゃんじゃないのか??」



ドリームジャーニー
「・・・こ、この声は・・・まさか・・・」



マツリダゴッホ
「父ちゃんの墓参りに来たマツリダ」


ドリームジャーニー
「で、でた・・・・あ!ゴッホさん、お疲れ様ですっ!!
 あいかわらず語尾にマツリダってつけるんですね」


マツリダゴッホ
「あたりまえだマツリダ」


ドリームジャーニー
「そ、そういえばゴッホさんのお父様はサンデーサイレンスですもんね。
 お供え物もちゃんと持ってきて・・・お父さん思いなんですね」



マツリダゴッホ
「うむ。まず果物をここに置くマツリダ」


ドリームジャーニー
「いいですね。立派なフルーツです。
 ・・・・あれ?ゴッホさん、どうしたんすか?」


マツリダゴッホ
「腐っとるマツリダ」


ドリームジャーニー
「そ、そうでしたか 汗
 ちょっと保管方法が失敗だったのかもですね 汗
 じゃあお線香に火をつけましょうか」


マツリダゴッホ
「うむ。・・・・ん?」


ドリームジャーニー
「どうしたんすか?」


マツリダゴッホ
「ライターのガスがなくなったマツリダ」


ドリームジャーニー
「そ、そうでしたか、すみません。ではこのマッチをどうぞ」


マツリダゴッホ
「うむ。・・・・・・」


ドリームジャーニー
「マッチの火つきましたか?」


マツリダゴッホ
「しけっとるマツリダ」


ドリームジャーニー
「す、すみません・・ 汗
 あ、ロウソクの火がありますんで、これで。
 はい。つきましたね。
 では合掌してご冥福を祈りましょうか」


マツリダゴッホ
「父ちゃん今年も元気にすごせましたマツリダ。
 ありがとうマツリダ」


ドリームジャーニー
「うん、いい心構えっすね。感謝を忘れず、ですね。
 すばらしい。さすがはゴッホさ・・・あれ?
 ゴゴゴ、ゴッホさん!!頭の毛に火がついてます!!!」



マツリダゴッホ
「アチュイ・・・」







         完

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