◆テイラーバートン◆パートナーを他の誰かと比べるとロクなことにならない フェアリーステークス


◆『パートナーを他の誰かと比べるとロクなことにならない』◆






人間は自分自身の経歴や年収などの

ステータスを他人と比較するのみならず

自分のパートナーをも比較の対象としてしまうことがある。


ベタな例としては

”隣のご主人は部長に出世したそうね”
”お隣さんは新しい車を買ったのね、うちは古いけど”
”お隣の奥さんは美人だな”


などなどエンドレス。

逆に比較して自分たちの優位性を確認し安心してみたりもする。


しかしながら比較はデメリットの方が多すぎる。

特にパートナーを比較対象とすることは

ロクなことにならないのは確かだ。








11R 第26回 フェアリーステークス(G3)




1着 コスモネモシン(11人気)
2着 アプリコットフィズ(2人気)
3着 テイラーバートン(1人気)







    ~引き続き レース後~





ジャングルポケット
「まあ今日は負けたがクラシック戦線は
 まだまだこれからだ!
 桜の舞台を目指してがんばるんだぞ」


アプリコットフィズ
「はい、お父様」


テイラーバートン
「がんばるよ、オヤジ」




オウケンブルースリ
「おおー、えらそうに語ってんなーオヤジー」


ジャングルポケット
「む。オウケン、久しぶりだな。
 たまには顔を出せ、バカモン」


レッドディザイア
「ジャンポケおじさん、こんにちはー」


ジャングルポケット
「おお!レッドちゃん。
 幼なじみのオウケンとは今でも仲良くしてくれとるのだな。
 ありがとう」


オウケンブルースリ
「仲がいいかどうかは知らんがな」


レッドディザイア
「それはこっちのセリフですーー」


ジャングルポケット
「なんじゃ?ふたりは付き合っとるんじゃないのか?」


レッドディザイア
「つ、付き合うだなんて、そんな・・・ 照」


オウケンブルースリ
「そんなわけないじゃん」


レッドディザイア
「え?そんなわけないの? 怒」


オウケンブルースリ
「めんどくさいなー」


レッドディザイア
「なにそれ・・・ 怒」



ジャングルポケット
「ま。まあまあ!わしが変なこと聞いたせいでスマン 汗
 とりあえずはオウケンよ、おまえは古馬ジーワンを獲れよ!
 おまえならできると信じておるからな。 では、さらばだ」







レッドディザイア
「じゃあ帰ろっか。おなかすいたー」


オウケンブルースリ
「なんか食ってくか? お好み焼き”以外”ね!」


レッドディザイア
「うーん・・・そうだなあ。
 今日は私が手料理を作ろう!!」


オウケンブルースリ
「え・・・」






    ~レッドディザイア家にて~




レッドディザイア
「まあオウケンくんはその辺に座っててよ!
 レッド特製の、レッドカレーを作るからさ! 喜」


オウケンブルースリ
「か、辛そうな名前ですが・・・大丈夫ですか?」


レッドディザイア
「なんかビビッてない? あたしの料理の腕を知らないな?ふふっ
 えーとまずはじゃがいも、たまねぎを・・・」


オウケンブルースリ
「お、おまえこれ・・・
 すべてのジャガイモから芽が!!!芽が出てるじゃないか!」


レッドディザイア
「あ、あれ? 汗
 ちょっと元気なジャガイモくんだね 汗
 大丈夫だって! 芽はこうやって包丁で取るのさー」


オウケンブルースリ
「ああー!これは・・・何?
 この物体はナンデスカ? 泣」


レッドディザイア
「ハッ! そ、それは・・・たまねぎです・・・」


オウケンブルースリ
「たまねぎ?? 長ネギのようなものが生えてますケド 涙」


レッドディザイア
「そ、それも大丈夫なんだってー 汗
 長ネギ感覚で食べられるものだからさ! 汗」


オウケンブルースリ
「や、やっぱり外食にする・・・?」


レッドディザイア
「大丈夫!まかせて!
 さあ!すべての具材を入れて炒める!! とうっ!!」


オウケンブルースリ
「ひ、火が強すぎだよバカ! 焦げてるっつうううの!!」


レッドディザイア
「よーし!最後の仕上げにフランベします!!!」


オウケンブルースリ
「いやーーん! フランベしなくていいってー!
 ぎぃやーー!! 消火器をーー!!」







    ~6時間後~





レッドディザイア
「はい! できましたー」


オウケンブルースリ
「や・・やっとできた・・・何時間かかってんだよ・・・」


レッドディザイア
「さあ、オウケンくん、召し上がれ。うふ。
 味見はしてないけど、たぶん超おいしいよ」


オウケンブルースリ
「で、では・・いただきます・・・。」


レッドディザイア
「おいしい? うふ」


オウケンブルースリ
「・・・・・・
 ハッ!!!か、辛いよ~~~~泣
 なんだこの辛さは~~~涙
 おまえ何いれたんだよぉ~~」


レッドディザイア
「え、ええっとー
 ハバネロとー、唐辛子とー、タバスコとー、ラー油とー
 カラムーチョとか・・・」


オウケンブルースリ
「おまえそれカレーに入れるか~? 涙
 それよりこの口の痛みをなんとかしてくれ~~泣」





レッドディザイア
「・・・・ごめん・・・オウケンくん・・・泣
 私・・・何やってもダメで・・・」


オウケンブルースリ
「か、辛い・・・・ん?あんだって?」


レッドディザイア
「オウケンくんだって、もっと料理が上手で
 家庭的な子が好きだよね・・・・泣」


オウケンブルースリ
「・・・・・・・・・・・」


レッドディザイア
「周りの子と比べても私は料理とか下手で・・・
 コンプレックスになってるの・・・ 涙」



オウケンブルースリ
「ふぅ・・・・おまえなぁ、自分と他人を比較してもしょうがないだろう?
 個々の才能は人それぞれで、いいとこも悪いとこも
 みんな持ってるわけだろう?
 料理っていうのは、その1部分でしかないわけだ。
 1部分だけを見て、勝っただの負けただの、
 そんな比較になんの意味があるんだ?」


レッドディザイア
「オウケンくん・・・・ 涙」



オウケンブルースリ
「おまえには他にいいとこがいっぱいあって
 その部分で勝負すればおまえの圧勝なわけだからな。
 それでいいじゃん」


レッドディザイア
「・・・・うん・・・・そうだね・・・ 泣笑」







窓からのぞいていたジャングルポケット
「ふむふむ。いい雰囲気じゃ。青春じゃのー ホッホ」







         完

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