◆マツリダゴッホ◆日経新春杯 人は誰でも人生を今この瞬間から変えることができる
◆『人は誰でも人生を今この瞬間から変えることができる』◆
後悔のない人生はない。
どうしてあのとき~できなかったんだろう。
過去を悔み、悲観する。
しかし過去を悔んで
失敗を後悔できたなら
次はそうならないように
今この瞬間から変わることが可能だ。
その時は、その後悔こそがエネルギーとなるだろう。
11R 第57回 日経新春杯(G2)
1着 メイショウベルーガ(牝5)
2着 トップカミング(牡4)
3着 レッドアゲート(牝5)
~警察署にて~
警察官
「テメー女子トイレで何してたんだ、コラ!
盗撮かー?あぁ?!」
マツリダゴッホ
「間違って入っちゃったマツリダ」
警察官
「2回も間違って入るのか?あ? 怒
テメー目ぇついてんのかコラ」
マツリダゴッホ
「トイレまでの廊下が左回りだったから
うまく手前を変えることができず
間違って入ったのだマツリダ」
警察官
「わけわかんねえんだよ! ボカッ」
マツリダゴッホ
「い、痛いマツリダ・・・
わしは左回りは苦手なのだマツリダ」
警察官
「テメーがそういう態度なら
こっちも考えがあるからな。
ずっと家に帰れなくても知らんぞボケ!」
マツリダゴッホ
「カツ丼はまだかマツリダ」
警察官
「テメー、ドラマ見すぎなんだよ! ボカッ」
ドリームジャーニー
「あ、あの~・・・」
警察官
「はい?なんでしょうか?」
ドリームジャーニー
「マツリダゴッホの身元引受人ですが・・・」
警察官
「あ、はい。ご足労いただきありがとうございます。
ええっとー・・・ご兄弟か何かですか?」
ドリームジャーニー
「い、いえ、兄弟ではないんですが・・」
警察官
「まあ身元引受人の方がいらっしゃったということで
今日のところは連れて帰っていいですよ。
彼にはきつく言っておきましたから」
ドリームジャーニー
「ご迷惑をおかけしました 汗」
マツリダゴッホ
「お世話になりマツリダ」
警察官
「テメーふざけてんのか? 怒」
マツリダゴッホ
「ふざけてマツリダ」
警察官
「オ、オメーだけは許さん!! 怒
こっち来いコラァー!!」
ドリームジャーニー
「ご、ごめんなさい!!!
ゴッホさん、もう行きますよ、ホラ!! 汗」
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メイショウベルーガ
「あ!ゴッホさん!出てこられたんですか!」
マツリダゴッホ
「ジャーニーのおかげでマツリダ」
ドリームジャーニー
「もうこんな騒ぎは勘弁してくださいね! 怒
じゃあボクはこっちなんで、ここで失礼します。
ゴッホさん、ベルーガちゃんを途中まで送ってあげてください」
メイショウベルーガ
「ジャーニーさん、ごちそうさまでした!」
マツリダゴッホ
「ジャーニーありがとうマツリダ」
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マツリダゴッホ
「しかし大変な1日だったマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・・・・・」
マツリダゴッホ
「おぬしにも迷惑をマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・・ゴッホさん・・食事の時、
”あたしはさみしがっている” って言いましたよね・・
あたしはいつも人に囲まれて美人で幸せなのに。。。
どこを見てそう思ったんですか・・・?」
マツリダゴッホ
「おぬしはいつも、悲しそうに笑っているからマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・・悲しそうに・・・」
マツリダゴッホ
「無理して笑わなくてもいいのだマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・・・・・・・涙」
マツリダゴッホ
「おもしろいから、楽しいから、だから笑うのだ。
無理して笑っていたら、笑い方を忘れてしまうぞマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・ゴッホさん、あたし・・・・涙」
マツリダゴッホ
「警察に捕まってたワシに言われる筋合いはないかなマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・あたし、みんなにチヤホヤされてた自分は
どこか虚飾の自分を作り上げてた気がします・・・
だからゴッホさんに厳しいこと言われて混乱してしまって・・ 涙」
マツリダゴッホ
「・・・・すまんマツリダ」
メイショウベルーガ
「男性にごはんおごらせて、いい気になって・・・ 涙
どうしよう・・・後悔しても、もう遅いですよね・・・ 泣」
マツリダゴッホ
「・・・後悔して、変わりたいと思った瞬間から人生は変えられる。
変わることは苦しいことだが
おぬしのその後悔が、
変化への苦しみに耐えるエネルギーとなるだろうマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・・・ありがとうございます!・・・ 号泣」
マツリダゴッホ
「チャリーン ピッ ゴトン」
メイショウベルーガ
「??」
マツリダゴッホ
「温かいコーヒーだマツリダ」
メイショウベルーガ
「コーヒー・・・」
マツリダゴッホ
「心が寒い時は、物理的に体を温めることで
心も温まることはあるマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・ゴッホさん・・・ 涙
でもその120円は、ゴッホさんの最後のお金・・・」
マツリダゴッホ
「財布の中は、寒いマツリダ」
メイショウベルーガ
「・・・ふふ・・・いつもそうやって人のことばっかり・・・ 泣笑」
マツリダゴッホ
「100円玉で買える温もり熱いカンコーフィー握りしめマツリダ」
メイショウベルーガ
「尾崎豊・・・でも今、120円入れてましたよね? 汗」
マツリダゴッホ
「ん?・・・」
メイショウベルーガ
「どうしたんですか?」
マツリダゴッホ
「間違って冷たいコーヒー買ってしもうたマツリダ 汗」
メイショウベルーガ
「・・・・・ぷっ 笑
あはは。ゴッホさんドジですね 笑笑」
マツリダゴッホ
「熱いカンコーフィー・・・・泣」
メイショウベルーガ
「・・・・あれ?今あたし、自然に笑えた・・・・」
マツリダゴッホ
「・・・ブロロロロー!!!」
メイショウベルーガ
「え?ゴッホさん、何してんですか?」
マツリダゴッホ
「こうなったら盗んだバイクで走りだすマツリダ」
メイショウベルーガ
「えぇ~~?! ぬ、盗んじゃだめですよー!!!」
バイクの持ち主
「ああー!!おまえ何やってんだコラー!
警察の人ー!泥棒です!!!」
警察官
「なに?ドロボーだと?おいコラまたんかい!!!
ん?お、おまえ・・またおまえかコラー!!!」
マツリダゴッホ
「こ、これは違うんだマツリダ 汗
話の展開上、盗んだマツリダで走りだすって尾崎が・・・」
警察官
「わけわかんねえんだよ!! ボカッ
テメーは署まで来い!コノヤロー!!!ボカッ」
メイショウベルーガ
「ゴ、ゴッホさーーーん!!!
だから盗んじゃダメだって言ったのにーーー 笑」
こうして私は、語尾に変な言葉をつけるおじさんのおかげで
笑い方を思い出した。
今まで私が見てきた男性と比べると
とてもカッコイイとは言えないけど
その変なおじさんは
一緒にいる人の心をとても温かくするんだ。
完