◆シャドウゲイト◆AJCC 想像は脳内で物質化する
◆『想像は脳内で物質化する』◆
人間のイマジネーションは無限。
いいことも悪い事も
どんなことも想像できる。
想像から創造が生まれるため
イメージというのはとても重要だ。
しかし良いイメージも悪いイメージも
想像の段階では想念にすぎないが
そのイメージが反復され
固定化されていくにつれ
想念は物質へと変化し
人体に良い影響や悪い影響を与えることとなる。
言葉もまたしかり。
故に、言葉とイメージは
その効果と危険性を考慮し
慎重に選択して使用すべきだろう。
11R 第51回 アメリカジョッキークラブカップ(G2)
1着 ネヴァブション(牡7)
2着 シャドウゲイト(牡8)
3着 トウショウシロッコ(牡7)
:
6着 デルフォイ(牡4)2人気
デルフォイ
「くっそー。若いパワーを買われて
せっかく2番人気のチャンスだったのによー。
なんでジジイ連中に負けるんだよ!
ジジイはさっさと引退して年金でももらってろっつーんだよ!」
シャドウゲイト
「ホッホ。そうじゃのう~。そろそろ年金ほしいのう」
デルフォイ
「ハッ!ゲイトさん!す、すみません!!そんなつもりでは・・・」
シャドウゲイト
「まあよい、まあよい。ホッホ。
若いうちはそれくらいの覇気があった方がよいよい 笑」
デルフォイ
「イメージしてたレースが全然できなくて・・・
悔しくて暴言を・・・」
シャドウゲイト
「ふむ。その気持ちはわかるがな。
しかしな、デルよ。
言葉には魂が入ってしまうんじゃ。
いわゆる言霊というヤツじゃな」
デルフォイ
「ことだま・・・?」
シャドウゲイト
「発した言葉には魂が宿り
その言葉は、自分にも他人にも、そして
その場でその言葉を聞いていなかった者にまで影響を及ぼすのじゃ」
デルフォイ
「・・・にわかには信じ難いお話ですが・・・ 苦笑」
シャドウゲイト
「まぢじゃ」
デルフォイ
「言葉などという質量のないものが
どうやって人体に影響力を持つと言うのですか?!
それをどうやって証明できるのですか?!」
シャドウゲイト
「ホッホ。目に見えるものだけが真理かね?
例えば”心が温かくなる” とか言うじゃろう?
実際に体温が上がってるわけではないが
良い事をしたら心が温かいし
ヒドイことをしてしまったら心が寒いじゃろ?」
デルフォイ
「ええ・・・それはまあ・・・」
シャドウゲイト
「簡潔に端折って言えば、心が温かくなれば
体にとって良い物質が分泌され
ネガな感情は、体に悪い物質に変わるということじゃな」
デルフォイ
「フッ。そんなバカな 苦笑」
シャドウゲイト
「まぢじゃ」
デルフォイ
「この科学の発達した時代に
そんな神がかったことを信じろと?」
シャドウゲイト
「まあ信じる信じないは、デルの自由じゃよ。
ただな? 表面に見えない所にこそ、真実があるのじゃ。
多くの不運の原因は自分自身にあるわけじゃが
それもロジカルに説明するのは困難じゃな。
だがわかっている者にはわかっている事なんじゃよ」
デルフォイ
「・・・今すぐには腑に落とすことはできません・・・」
シャドウゲイト
「それはそうじゃろう。ホッホ。
しかし理解はしようとするその心は立派じゃ。
とにかくな、言葉と想像には気をつけるんじゃぞ。
良い言葉だけを選んでつかうんじゃ。
良いイメージだけを繰り返す習慣をつけるんじゃ。
わかったな、デルフォイよ。
ではさらばぢゃ」
デルフォイ
「あ、ゲイトさん・・・行っちゃった・・・。
難しい話だったなあ。
ん?
なんか落ちてる・・・
ゲイトさんのメモ? 何か書いてあるぞ・・・?」
『ネヴァブションのボケナスがっ!!!
このわしの重賞制覇を寸前で奪いやがって!!!
シネ!ゴミ!クズ!生ゴミ!
あんな世の中の役に立たない奴はシネ!!!
バカヤロー!クソヤロー!!
今度あいつの靴に温泉タマゴ入れてやるわっ!フハハ!』
デルフォイ
「・・・・ううむ。確かに負の想念は気分が悪いものだな・・・
読んでるだけで具合が悪くなってくる。。。
はっ! これが想念の物質化、ということなのか!
なるほど! 勉強になりました!ゲイトさん!!」