◆レッドディザイア◆東京新聞杯 ダラダラつるんでいると、どんどん弱くなる



◆『ダラダラつるんでいると、どんどん弱くなる』◆





学校であれ、会社であれ、なんであれ

気の置けない仲間に囲まれて過ごす時間は快適だ。


困ったことがあっても助けあえる。

新しい事に取り組む時も

自分一人ではないからラクだ。


だがしかし、その温かな空気のなかに

どっぷりと浸かっていると

自分自身がどんどん弱くなっていることに気付けない。


ある日、その仲間から離れ

一人で生きることになった時

自分の弱さを痛感しても、もう遅い。


温かいグループを歯を食いしばって抜け出して

自力でやるんだという気概を持たなければならない。







11R 第60回 東京新聞杯(G3)




1着 レッドスパーダ(牡4)
2着 トライアンフマーチ(牡4)
3着 エーシンフォワード
      :
      :
14着 ストロングガルーダ(牡4)
15着 ティアップゴールド(牡4)






オウケンブルースリ
「い、いやあ、一件落着ですなあ、皆の者! 汗」


レッドディザイア
「あ? アンタ、なに自分の手柄にしようとしてんの? 怒」



エスポワールシチー
「まあ、許してやってくれ、レッドさん 照」


レッドディザイア
「ホントこの人のいい加減さには
 疲れちゃうんですよ、エスポさん。
 こんなことならあの時、
 エスポさんを選べばよかったな」


エスポワールシチー
「フッ。まあそう言わずに 喜」


レッドディザイア
「じゃあ私は帰ろうかな。
 エスポさん、今日はこのバカのために
 わざわざありがとうございました。 ペコリ」


エスポワールシチー
「途中まで送ろう」


レッドディザイア
「えーいいんですかぁ♪
 じゃあお言葉に甘えて うふ
 ・・・・じゃあねオウケンくん 怒
 アンタ早く1万返せよ。」


オウケンブルースリ
「は、はい。すぐにかき集めますので・・・ 汗」



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オウケンブルースリ
「ふぅ・・・。ガラの悪い馬より
 レッドの方がガラが悪いような気も・・・
 しかし1万どうすっかなあ・・・。
 とりあえず手元にあるこの3千円を軍資金にして
 パチンコで一発狙うとするか・・・」



レッドスパーダ
「オ、オウケンさん!
 ホントに今日はありがとうございました!」


オウケンブルースリ
「おお、スパーダ。
 まあいいってことよ。
 気にスンナヨ」


レッドスパーダ
「これで仲間たちも無事だったんで
 これからもみんなで仲良くやって行きたいと思います!」



オウケンブルースリ
「・・・・スパーダさあ、
 敵の中に一人で乗り込んできた勇気はすばらしいと思うよ。
 でもその”仲間” とかいうのはどうなんだろうか」


レッドスパーダ
「・・・?
 熱い友情の仲間ですが・・・?」


オウケンブルースリ
「ふーん。
 ・・・・おまえは将来性がありそうだから忠告だけしとくけど
 強い奴ってのは、仲間とつるまない奴が多いな。
 仲間とつるんで、自力でやろうとする気持ちが薄まったヤツってのは
 自分がどんどん弱くなって行ってることに気付けないからな。」



レッドスパーダ
「そ、そんな風に友情を否定してしまうと
 読者さんからの人気が下がるのでは? 汗」


オウケンブルースリ
「知るか。読んだ人の役に立たないセリフで人気になっても
 なんの意味もねえし。」


レッドスパーダ
「・・・・ひとりでは何もできませんよ・・・」


オウケンブルースリ
「そう。友情を否定してるわけではない。
 ただ馴れ合いと友情は違うよ。
 自力でやろうとする者同士が接点を持つことを
 友情というならば、
 ダラダラダラダラと生産性のない話をしてるのを
 馴れ合いと言うんだろうな」



レッドスパーダ
「そ、そこで安心感が得られるなら
 意味があるのでは・・・?」


オウケンブルースリ
「ダラダラつるんで得た安心感は
 将来の安心感を前借りして得ていると
 思っといた方がいいぞ。マジで」


レッドスパーダ
「わ、わかりません・・・」



オウケンブルースリ
「オレはオマエを変えることはできないし
 変わってほしいとも思ってない。
 でもいつか今の話がわかる時がくると思うよ。
 おまえは頭が良さそうだからな」


レッドスパーダ
「・・・・ダラダラしてるつもりもないですし・・・」


オウケンブルースリ
「まあいいさ。とりあえず今日は大変だったな。
 帰ってゆっくり休め。
 オレはこれから決死の勝負をしてくるからな!」


レッドスパーダ
「え?勝負・・・ですか? 誰かと戦うんですか? 汗」


オウケンブルースリ
「マリンちゃんとタイマンだ。
 じゃあな、スパーダ。
 オレは勝つ! さらばだ!」


レッドスパーダ
「あ、はい。今日はありがとうございました!」






         完

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