◆オウケンブルースリ◆京都牝馬ステークス 思いつめて告白したら失敗する



◆『思いつめて告白したら失敗する』◆






異性を好きになって

テンション上がってしまって

気持ちが抑えきれなくなって

「つ、付き合ってください!」


これはやらない方がいい。


恋の脳内麻薬に翻弄されて

せつなさにもだえ

その苦しみを ”付き合う”

という形式を得ることで消したいという

自分勝手な行動である場合が多いからだ。


告られた方も、告った方も

もしダメだった時は、次の日から

気まずくてしょうがないだろう。


好きだったら

「今度デートしようよー」

と誘えばよい。軽ーい感じで。


これなら仮に断られても

次の日また普通に会話できるし

次のチャンスを待つこともできる。


告って失敗したら

もう次はないのだ。








11R 第45回 京都牝馬ステークス(G3)




1着 ヒカルアマランサス
2着 ベストロケーション
3着 ザレマ






レッドディザイア
「・・・エスポさん、大事な話って・・・」


エスポワールシチー
「・・・・・・・」



レッドディザイア
「・・・・も、もしかしてー
 お金がないから貸してくれーとか 汗汗
 ・・・・・・
 ・・・ってそんなわけないですよね・・・
 オウケンくんじゃあるまいし・・・」



エスポワールシチー
「レッドさん・・・オレと付き合ってくれないか!」


レッドディザイア
「そ、そんな・・・
 だって私はあの日、エスポさんに
 あんなひどい仕打ちを・・・」



エスポワールシチー
「オレはたとえあなたが犯罪者になっても
 変わらずあなたを愛しているから」


レッドディザイア
「・・・・エスポさん、バ、バカなんじゃないの?・・・・涙涙」


エスポワールシチー
「フッ。 オレはこんなバカな生き方しかできんのだ」


レッドディザイア
「・・・・・・・泣」



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オウケンブルースリ
「よーし。レジネッタから1万借りたからな。
 これでレッドに返済だ!」



トライアンフマーチ
「オ、オウケンさん・・・」


オウケンブルースリ
「ん? どした?」


トライアンフマーチ
「じ、実はボク・・・好きな人がいるんです」


オウケンブルースリ
「へぇ~。そうか。誰?」


トライアンフマーチ
「昨日オウケンさんが仲良くしゃべってたヒカルちゃんです」


オウケンブルースリ
「ヒカルアマランサスかあ~。
 まああの子はかわいいわな」


トライアンフマーチ
「こここ、告白をしようと思うんです!! 汗」


オウケンブルースリ
「・・・こりゃー思いつめてますなあ」


トライアンフマーチ
「ヒカルちゃんの事を考えると胸がドキドキして
 何も手に付かず、せつなすぎて
 メールしたくて、電話したくて、会いたくて・・・ 泣」


オウケンブルースリ
「な、泣くなよ~。
 恋の麻薬に翻弄されてんぞ~オマエ」


トライアンフマーチ
「胸が苦しくてどうしようもないから
 告白をして、ハッキリさせたいんです!」



オウケンブルースリ
「ふぅ~ん。まあ気持ちはわかるけどな。
 ただそれってオマエの都合しか考えてないな」


トライアンフマーチ
「え?」


オウケンブルースリ
「だってヒカルちゃんは急に付き合ってくれとか言われて
 答えを強要されるわけだろう?
 もし断ったら、オマエに会うたびに気まずい思いをするんだぞ?」


トライアンフマーチ
「・・・・・・・」


オウケンブルースリ
「付き合ってください! イエスorノー?
 ってゆうのは、相手の負担になるだろ?
 0か1かっ! って相手はコンピュータじゃないんだから」


トライアンフマーチ
「・・・・・・・」


オウケンブルースリ
「せつなくて苦しいのを消したいから告白するとかさあ・・・
 じゃなくて、もっと相手の気持ちを考えた方がいいよ」


トライアンフマーチ
「ど、どうすれば・・・」


オウケンブルースリ
「最初は軽く軽く、だ。
 ”ラーメン食べて帰る?” とか軽く。
 相手が断る時に負担にならないような誘いからだ」


トライアンフマーチ
「で、でもせつなすぎて食欲もないんですっ!! 泣」


オウケンブルースリ
「だからそれはオマエの都合だろう?
 オマエは自分のことばっかだな。
 そんなんじゃ仮に付き合えても
 うまくいかんぞ?」


トライアンフマーチ
「メールとか電話とかしたいんです・・・ 涙」


オウケンブルースリ
「・・・・重傷だな 汗
 ・・・・とりあえずおまえはさ、
 ヒカルちゃん以外にも第二希望・第三希望を作れ。」


トライアンフマーチ
「は? そんなことしたくありません! 怒」


オウケンブルースリ
「いや、そのままでは確実に撃沈するって 汗」


トライアンフマーチ
「不誠実です!! 怒怒」



オウケンブルースリ
「・・・うん。
 ではまず目的を明確にしよう。
 オマエの目的は、
 恋の麻薬でラリってきもちよ~くなってることか、
 それともヒカルちゃんを落とすことか、
 どっち?」



トライアンフマーチ
「い、意味がわかりません! 怒」


オウケンブルースリ
「自分が冷静でなければ
 相手が望む行動をとることができなくなる。
 つまり相手に惚れてしまった段階で
 もう落とすことはできないってことさ」



トライアンフマーチ
「は? そんなわけないじゃないですか! 怒」


オウケンブルースリ
「そんなわけあるんだけど、まあいいや。
 とにかくヒカルちゃん1本に向けられている
 その怨念・・・いや失礼、その愛情を
 他の女に分散させることで
 恋の麻薬を分散させて、冷静さを取り戻すことが必須だ」



トライアンフマーチ
「恋は情熱です! 怒」



オウケンブルースリ
「ううーむ。このイノシシ状態を
 どうしたらいいかなあ 汗」






         つづく

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