◆テスタマッタ◆フェブラリーステークス 知ってるか知らないか、その差にすぎない
◆『知ってるか知らないか、その差にすぎない』◆
人生においての差は
知っている者と知らない者
その差にすぎない。
知は力であり
差は、学ぶことによって
どうにでも縮めることができるだろう。
11R 第27回 フェブラリーステークス(GI)
1着 エスポワールシチー
2着 テスタマッタ
3着 サクセスブロッケン
シャドウゲイト
「王手じゃ」
エスポワールシチー
「む!
・・・・・
・・・ま、参りました・・・」
オウケンブルースリ
「ぬあーー!!!
エスポでも無理だったかあーー!!」
シャドウゲイト
「ホッホ。
もうちょっとじゃったな」
エスポワールシチー
「い、いえ。完敗です。
感服いたしました・・・」
オウケンブルースリ
「こりゃー最強の将棋王は
ゲイトさんで決定だなー」
シャドウゲイト
「そうかね? ホッホ」
テスタマッタ
「待った!!」
シャドウゲイト
「ん?」
テスタマッタ
「まだボクが残っているっ!!」
オウケンブルースリ
「じゃあとりあえず疲れたから
3人でメシでも行きますか!」
テスタマッタ
「マッタ!!」
オウケンブルースリ
「なんだよ」
テスタマッタ
「無視せんといて」
オウケンブルースリ
「だってメシ行くんだもん。3人で。」
テスタマッタ
「1局だけでも! ゲイトさんっ!」
シャドウゲイト
「・・・ホッホ。まあよい。
オウケンくん、下がっていなさい」
オウケンブルースリ
「は、はあ・・・」
テスタマッタ
「では、お願いしますっ!!」
シャドウゲイト
「ホッホ。かかっておいで」
オウケンブルースリ
「・・・むう。テスタのヤツ・・・
こんだけ自信満々ってことは
もしかして、かなりの実力を秘めている・・・?
まずはお手並み拝見だぜ」
シャドウゲイト
「王手角取りぢゃ!」
オウケンブルースリ
「弱っ!!!
そんなとこに角をおいといちゃダメだろうに・・・。
な、なんという弱さだ・・・」
シャドウゲイト
「ホッホ。絶妙の一手じゃろう?」
テスタマッタ
「・・・・・マッタ!!」
シャドウゲイト
「待ったナシじゃ」
オウケンブルースリ
「・・・・あ、あの野郎
さてはあれが言いたいがために
ノコノコ現れやがったな・・・。
くそー。今のはおいしいぜ・・・やられた」
テスタマッタ
「参りました・・・」
オウケンブルースリ
「弱っ!!
負けるのはやっ!!」
テスタマッタ
「か、完敗です・・・ 泣」
シャドウゲイト
「ホッホ。テスタくんとやら。
世の中はな、知ってるものが勝ち、
知らん者が負けるようになっておるのぢゃ。」
テスタマッタ
「そ、そんな簡単な仕組みではないと思いますが・・・」
シャドウゲイト
「マジぢゃ」
テスタマッタ
「くっ・・・ 涙」
シャドウゲイト
「おぬしも学んで知識を味方にすることで
将棋だけでなく、自分の人生をも変えることが
できるじゃろうて。 ホッホ」
エスポワールシチー
「お疲れ様です、ゲイトさん。
3局連続で、肩もこったのでは?」
テスタマッタ
「コッタ!!」
オウケンブルースリ
「おまえに聞いてねえよ!!
てゆうかおまえは3分で負けたから
肩のこりようがねえだろうが」
エスポワールシチー
「では食事に行きますか。ゲイトさん。
朝から食べてないのでしょう?」
テスタマッタ
「クッタ!!」
オウケンブルースリ
「おまえじゃねえよ!!」
シャドウゲイト
「まあそういうことでな、テスタくん。
今日は解散するかの。ホッホ」
テスタマッタ
「・・・・・ツッタ!!」
オウケンブルースリ
「足つってんじゃねえか!!」
エスポワールシチー
「ゲイトさん、何を着て行かれますか?」
シャドウゲイト
「ふむ。この着物でいいかの」
オウケンブルースリ
「シブイっすねー!
ゲイトさんは寝る時も和服だったりするんですか?」
テスタマッタ
「マッパ!!」
オウケンブルースリ
「おまえのことは知りたくねえよ!!
なんか着て寝ろよ!!
そんなにマッパがいいなら
今から帰るときもマッパで帰れよ!!」
テスタマッタ
「・・・・ヤッパ!!」
オウケンブルースリ
「やっぱやめますってか。
前言撤回ですかい。
ふ。 素直でかわいいとこもあるんじゃねえか」
テスタマッタ
「ソッポ!!」
オウケンブルースリ
「そっぽ向いてんじゃねえ!!」
テスタマッタ
「スット」
オウケンブルースリ
「すっと立ち上がって・・・・
・・・・・・・
・・・・帰んのかいっ!!」
完
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