◆ヴィクトワールピサ◆報知杯弥生賞 高すぎる目標は明らかな無理を生む



◆『高すぎる目標は明らかな無理を生む』◆





成功に大切なことは

目標を掲げることだと言われる。

ゴール地点を設定しなければ

今、向かうべき方向もわからない。


しかし、分不相応な

大きすぎる目標は

逆にその人をつぶしてしまうのも

また真実だ。


まずは自分にできることを

ひとつづつクリアしていく先に

大きなゴールがあるだろう。







11R 第47回 報知杯弥生賞(G2)



1着 ヴィクトワールピサ
2着 エイシンアポロン
3着 ダイワファルコン







ヴィクトワールピサ
「ああー狭かった・・・。
 中山コースは狭いよー。
 インをついたら狭すぎて
 右足をラチに擦って、アチチチ! ってなったじゃんか・・・。
 まったく皐月賞は阪神コースにしろっつーんだよ・・ ブツブツ」



エイシンアポロン
「ヴィクトワールくん、おつかれっす」


ヴィクトワールピサ
「おお、アポロン。
 弥生賞はいいレースだったよな」


エイシンアポロン
「ふ。あっという間にかわしておいて
 よく言うよね・・・」


ヴィクトワールピサ
「いやいや、こっちも大変だったんだよー。
 内ラチで右足をヤケドしてさあー」


エイシンアポロン
「ボクはちょっこし距離が長かったかもしれん。
 最後、脚が止まったような気も・・・」


ヴィクトワールピサ
「いや、抜け出して気を抜いただけだろ。
 まあなんにせよ、本番と同コースで
 これだけのパフォーマンスを見せたわけだから
 皐月も俺らのワンツー濃厚だよな」


エイシンアポロン
「ふ。本番は負けないよ」


ヴィクトワールピサ
「こっちこそな」




ローズキングダム
「おやおや~?
 なにやら小物の遠吠えが聞こえるのは
 俺だけかぁ~?」


エイシンアポロン
「あ・・・」


ヴィクトワールピサ
「キ、キングダム・・・」



ローズキングダム
「おや、そこにいるのは
 ニクトミートピザくんじゃないか」


ヴィクトワールピサ
「ヴィ、ヴィクトワールピサだ・・・ 怒
 いい加減、名前覚えろや・・・
 肉とミートはどっちも肉だし・・・ 怒」



ローズキングダム
「おお! となりにいるのは
 ヘンシンアクロンくんだな!」


エイシンアポロン
「そうそう、アクロンなら毛糸洗いに自信が持てます~♪
 ・・って、誰がフローラルブーケの香りやねん! 怒
 エ、エイシンアポロンだよ・・・ 怒」



ローズキングダム
「ぷぷっ。
 キミ、ノリがいいね 笑
 ピザくんも見習え 笑」


ヴィクトワールピサ
「ピザじゃねえ! ピサだ!」



ローズキングダム
「そうだったな。
 スマン、アンドゥトロワピサくん」


ヴィクトワールピサ
「げ、原型がねえじゃねえか! 怒
 ヴィクトワールピサだ!
 二度と忘れられねえように
 てめえの心に刻んでやろうか・・・? 怒」



ローズキングダム
「まあまあ、落ち着いて 笑
 ジョークやがな 笑」


ヴィクトワールピサ
「オメーのせいだろうがっ!」



ローズキングダム
「ところでな。
 さっき皐月のワンツーはいただきだ!
 とか威勢のいい声が聞こえたけど
 マジで言ってんの? チミたち」



エイシンアポロン
「マジですよ、志村さん」


ローズキングダム
「アイーン!
 ・・・って誰が志村けんやねん!」


エイシンアポロン
「ぷぷっ。
 キングダムくんもノリいいね 笑」



ヴィクトワールピサ
「おいおい・・・怒
 アポロン、こんな奴と仲良くなってんじゃねえよ。
 コイツはイヤな奴だからな」



エイシンアポロン
「わかったよ、岸部四郎さん」


ヴィクトワールピサ
「・・・・は?」



ローズキングダム
「ノリわるっ!」


エイシンアポロン
「ノリは重要ですよねえ、アントニオ猪木さん」


ローズキングダム
「げっきですかーー!!!」


エイシンアポロン
「ぷぷっ。
 さすがです。似てましたよ、
 アントニオ猪木のマネ」


ローズキングダム
「まあ今のは、”アントキの猪木” のマネだがな」



ヴィクトワールピサ
「ちょっと・・・オマエラ・・・
 話が全然進まないんだけど 怒」



ローズキングダム
「なんだよーノリ悪いなー
 ヒールアンドトゥピサくん」


ヴィクトワールピサ
「よし、ここでドリフトだ! 頼むぞオレのハチロク!
 ・・・・って誰がヒールアンドトゥやねん!」



エイシンアポロン
「・・・・・・・」


ローズキングダム
「・・・・さぶっ」



ヴィクトワールピサ
「あ、あのさあ! 怒
 あんたらがやれっていうからやったんですよね? 怒
 オレちゃんと乗ったじゃん! 今!
 笑えやーーー!!! 怒」



ローズキングダム
「まあそんなわけでさ、
 目標っていうのは高すぎると
 逆に自分の首をしめることになるわけだよ、アポロンくん」


エイシンアポロン
「確かにそうだよね」



ヴィクトワールピサ
「む、無視すんなやーー!!! 怒」


ローズキングダム
「だからアポロンくんはさ、
 皐月もいいけど、NHKマイルあたりも視野にいれつつ
 まずは自分にできる範囲でひとつづつクリアしていくのも
 ひとつの方法かもな」


エイシンアポロン
「うんうん」


ヴィクトワールピサ
「お、おまえらー!
 オレを仲間はずれにしやがってー!
 もういいもん!!
 帰るもん!! 泣」



ローズキングダム
「あれ?なんか泣きながら帰ったぞ」


エイシンアポロン
「ホントだね。どしたんだろ、ピサくん」



ヴィクトワールピサ
「ううっ。絶対、皐月勝ってやるぅ~ グスッ 泣」







         完

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