◆ジャパンカップダート2011予想⇒エスポワールシチー⇒真剣だったから心を動かされた
【エスポワールシチー】
○Espoir City
○馬名 意味由来⇒ 希望+冠名
○6歳 男性 栗毛
○父ゴールドアリュール
○レース間隔 : 4週
○調教師2011順位:112位
○阪神ダ 2-0-0-0
○ダ全成績 12-3-1-3
○単勝回収率 142%
○複勝回収率 107%
○4~5歳時は無敵のダート王だったが、今年は体調が整わず勝ち切れない
○が、前走あたりから体調急上昇
○阪神は完璧。ダートキングの称号を、トラオから奪還できるか?
◆真剣だったから心を動かされた
≪コンビニ前にて≫
ミラクルレジェンド
「どーよ。アタシの策略! 喜」
悪友
「ひかるは悪い女だねーw」
ミラクルレジェンド
「エスポに弟子入りして、ヤツの弱みを探し、JCDで実力を発揮できなくする作戦! 喜 アタシ天才?」
悪友
「はいはい天才ww」
ミラクルレジェンド
「アタシの色気にかかれば、男なんてみんなイチコロよ。クックック 笑」
悪友
「つーか、ひかるぅ。ホントにエスポ来るのー?」
ミラクルレジェンド
「ああ。ヤツがこのコンビニに出入りしてるのはわかってる・・・あ!来た!じゃあ行ってくるね!」
悪友
「ひかるーガンバーw」
~コンビニにて~
ミラクルレジェンド
「あの~・・」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「エスポさん・・ですよね♪」
エスポワールシチー
「・・そうだが」
ミラクルレジェンド
「あ、あの!アタシJCDでご一緒する、ミラクルひかるって言います♪」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「あの!アタシ今回のメンバーでは格下なので、ぜひエスポさんに弟子入りして、トレーニングをご一緒させて頂きたいんです♪」
エスポワールシチー
「・・断る」
ミラクルレジェンド
「・・・・汗」
エスポワールシチー
「オレは弟子は取らん。ましてや勝負前に小娘が近くにいると気が散る」
ミラクルレジェンド
「お、おじゃまにならないようにしますからぁ♪」
エスポワールシチー
「・・知るか。オレは白米を買って帰るだけだ」
ミラクルレジェンド
「お、おかずは? 汗」
エスポワールシチー
「いらん。男は白米に塩だ」
ミラクルレジェンド
「ス、ストイックですね 汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「あ♪エスポさん、これオススメですよ♪ロールケーキ♪」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「アタシ、ここのロールケーキ食べると幸せな気分になって、レースでも調子がいいんです♪」
エスポワールシチー
「・・知らん。ついてくるな」
ミラクルレジェンド
「ねえねえ♪エスポさん。白米と一緒に、アタシにロールケーキ買って♪」
エスポワールシチー
「・・なぜゆえオレがおまえにロールケーキを買ってやらねばならんのだ」
ミラクルレジェンド
「食べたいから♪」
エスポワールシチー
「・・帰れ」
ミラクルレジェンド
「ブー!じゃあじゃあ~♪いつかエスポさんが、アタシを競走馬として認めてくれたら、ロールケーキ買ってネ♪」
エスポワールシチー
「・・フン。バカか」
ミラクルレジェンド
「ひかる、バカじゃないもーん!」
エスポワールシチー
「ついてくるな」
ミラクルレジェンド
「ねえ♪アタシが嫌いじゃなかったら、ひかるって呼んで♪」
エスポワールシチー
「・・嫌いだから呼ばん」
ミラクルレジェンド
「もー!!プンプン!」
エスポワールシチー
「ついてくるな」
~1週間後~
ミラクルレジェンド
「ゼェ~ゼェ~・・ 汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「エ、エスポさぁ~ん!ちょっと休みましょうよぉ~! 汗」
エスポワールシチー
「・・知るか。おまえが1週間も勝手についてきてるだけだろう?」
ミラクルレジェンド
「うう・・筋肉痛が・・汗」
エスポワールシチー
「・・オレは先に行くからな。小娘」
ミラクルレジェンド
「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ~! 汗」
~2週間後。コンビニ前にて~
ミラクルレジェンド
「・・あぁー!!怒 もうやってられんわ! 怒」
悪友
「あれ~?ひかるの色気はどうなったのぉ~ww」
ミラクルレジェンド
「くっ・・・あの筋肉バカ・・2週間もマークしてるのに、ひとつも弱みをみせねぇ・・」
悪友
「まあ筋肉バカオヤジだからねぇ~ww」
ミラクルレジェンド
「・・見たことと言えば、横断歩道を渡るおばあちゃんの手を引いてあげたり・・」
悪友
「敬老の日ww」
ミラクルレジェンド
「・・転んで泣きそうな子供に『男なら泣くな』っつって、傷口を消毒してあげたり・・」
悪友
「医者ww」
ミラクルレジェンド
「・・道で小銭をまき散らした田舎者のお金を、ひざまずいて一緒に拾ってあげたり・・」
悪友
「偽善者ww」
ミラクルレジェンド
「・・レースも近づいてきたのに、弱みが見つからねえ・・」
悪友
「あははww」
ミラクルレジェンド
「・・このままでは、”エスポの弱みを探って、能力を発揮できない間に、アタシがJCDを勝ってしまおう計画”が頓挫してしまうっ!」
悪友
「・・あ!!ひ、ひかる! 汗汗」
ミラクルレジェンド
「なに焦ってんのよー。アンタは・・・はうっ!!汗汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「エ、エスポ!!・・さん・・? 汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「も、もしかして・・今の聞いて・・ 汗」
エスポワールシチー
「・・すまぬ。聞くつもりはなかった」
ミラクルレジェンド
「・・・・汗汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・バ、バレたらしょうがないわっ!・・そうよ!今、言った通りよっ! 汗」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「ヒドイ女でしょ!殴るなり罵声を浴びせるなり、好きにしなさいよ!」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
エスポワールシチー
「・・たぶんおまえにも、負けられない理由があるのだろう?」
ミラクルレジェンド
「え・・」
エスポワールシチー
「・・勝ちたい思いはみんな同じだ」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
エスポワールシチー
「・・ただ努力の方向が少しズレただけ。そうなのだろう?」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
エスポワールシチー
「オレの練習についてきたおまえの目は、真剣だった」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
エスポワールシチー
「・・盗み聞きのような形になってすまなかった。オレは帰る」
ミラクルレジェンド
「・・ちょ、ちょっと・・」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「ちょっと待ちなさいよ!」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「文句を言って行きなさいよ!このメスブタ!とか、バカ野郎!とか!」
エスポワールシチー
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
エスポワールシチー
「・・ひとつ忘れていた」
ミラクルレジェンド
「なによ!」
エスポワールシチー
「・・これを」
ミラクルレジェンド
「なによこ・・・え・・?」
エスポワールシチー
「なぜかオレのポケットに入っていた。オレは食わんからおまえにやる」
ミラクルレジェンド
「・・ロ、ロールケーキ・・」
エスポワールシチー
「・・ではオレは帰る。じゃあな、ひかる」
ミラクルレジェンド
「あ・・ちょっとま・・」
悪友
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・・・」
悪友
「・・・・」
『いつかエスポさんが、アタシを競走馬として認めてくれたら、ロールケーキ買ってネ♪』
『アタシが嫌いじゃなかったら、ひかるって呼んで♪』
悪友
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・なんなのよ・・」
悪友
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・アタシが悪者になるじゃんか・・」
悪友
「・・・・」
ミラクルレジェンド
「・・バカオヤジ・・ 涙」
– つづく –
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