◆ハンソデバンド◆ダービーウィーク特別編2


◆『ダービーウィーク特別編2』◆








アリゼオ
「いよいよダービーだな。
 共同通信杯で叩き合った俺たちが
 同じ東京の最高の舞台で
 もう一度、魅せてやろうぜ!」



ダノンシャンティ
「ああ。
 てゆうかオレはすでに
 3歳マイルの頂点に立っているのだが」


アリゼオ
「NHKマイルとダービーでは
 歴史が違うだろ」


ダノンシャンティ
「まあなー。
 でも見た?
 あの超絶タイム!
 なぜオレの登場機会がこれまで少なかったのかと! 怒」


アリゼオ
「キャラ薄いんじゃね?」


ダノンシャンティ
「お、おまえだって薄いだろー! 怒」


アリゼオ
「まあ、落ちつけよシャンティ。
 ダービーを勝てばキャラなんて
 あとからついてくるものさ。」


ダノンシャンティ
「そ、そうだよな・・。
 NHK→ダービーと連勝して
 古馬でも活躍して
 キンカメさん以上の名声を得てやるんだ!」


アリゼオ
「その意気だ!シャンティ!
 オレだってアリゼオの名を轟かせるぞ!
 共同通信杯組の根性、見せてやろうぜ!」


ダノンシャンティ
「当然だ!!」



アリゼオ
「・・・・・・・
 ・・・ん?
 なんか声が聞こえないか・・?」


ダノンシャンティ
「・・・・・・・
 ほ、ほんとだ・・・
 なんだこの不気味な声は・・・ 汗」



    ・・・ハンソデーモン・・・
    ・・・ハンソデーモン・・・



アリゼオ
「・・・?」



ハンソデバンド
「ハンソデデイイモーーン!!」



アリゼオ
「な、なんだコイツは・・・ 汗
 シャンティ、知り合いか? 汗」


ダノンシャンティ
「全く知らん。
 見たこともないぞ」



ハンソデバンド
「キ、キサマら・・・
 共同通信杯組の話をしておきながら
 ワシを計算から除外するでおじゃるか・・・ 怒」



アリゼオ
「はい?」


ダノンシャンティ
「アンタダレ?」



ハンソデバンド
「ばかもーーーん!!! 怒」


アリゼオ
「うっ」


ハンソデバンド
「ワシこそは、あの伝説の半そで教の教祖
 ハンソデバンドでおじゃる!!!」



アリゼオ
「あ、あなたがあの伝説の教団の・・・」


ダノンシャンティ
「し、失礼致しました・・・ 汗」



ハンソデバンド
「ふん。
 まあよい。
 共同通信杯でワシはキサマらを完封しとるからな。」



アリゼオ
「そ、そういえばあの時、
 俺らの他にもう一頭いたような・・ 汗」


ダノンシャンティ
「マッチレースかと思ってたが
 確かに3頭いたような気が・・ 汗」



ハンソデバンド
「ふっ。
 東京コースでの、あの粘り。
 まさにダービーを勝つために作られた教団でおじゃる」



アリゼオ
「そ、そうですね・・。
 ところで教祖様は、
 皐月賞はどうでしたか?」


ハンソデバンド
「・・・・・・・」


アリゼオ
「見せ場たっぷりって感じでしたか?」


ハンソデバンド
「・・・・ビリでおじゃる・・・」


アリゼオ
「え・・?」


ハンソデバンド
「シンガリでおじゃる・・・」


アリゼオ
「そ、それは余計なことを聞いてしまいました 汗
 す、すみません! 汗」



ハンソデバンド
「シンガリーモン!!
 シンガリーモン!!
 シンガリデイイモーーン!!
 ヒーン!!  号泣」



アリゼオ
「な、泣きながら帰っていったぞ・・ 汗」


ダノンシャンティ
「うむ。
 ほっとこう」





        - つづく –

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