◆宝塚記念 特別編3 レッドディザイア
◆宝塚記念 特別編3 レッドディザイア
~病院にて~
ガチャ
オウケンブルースリ
「レ、レッド・・・
おまえ・・・
・・倒れたって・・
・・どうして・・」
レッドディザイア
「オ、オウケンくん・・
ごめん・・あたし・・」
病院の先生
「あまり無理はさせないでください。
極度の過労により
レッドさんの体はボロボロの状態ですから」
オウケンブルースリ
「か、過労・・・」
レッドディザイア
「だ、大丈夫っ!
ちょっと眠れば回復するからっ!
ほら起き上がれるし!
とうっ!
クラッ」
オウケンブルースリ
「ああ!
危ないっ!
フラフラしてんじゃんか!
寝てろって!」
レッドディザイア
「で、でも日曜は本番の宝塚記念だし、
トレーニングをしないと・・」
オウケンブルースリ
「・・・・・・・」
レッドディザイア
「オウケンくん、併せ馬の相手になってよ!
タフなレースになるから
それを想定しようよ! 汗」
オウケンブルースリ
「・・・レッド・・
宝塚は・・・」
レッドディザイア
「あ、あとさ!
坂路も走っておきたいんだ! 汗
阪神の坂は勝負の坂だからさ! 汗」
オウケンブルースリ
「・・・宝塚は・・
・・あきらめよう・・」
レッドディザイア
「・・・・・ 涙」
オウケンブルースリ
「ドバイで超ハードなレースを2戦して
日本に戻って、またすぐG1出走。
そんなローテでは・・・」
レッドディザイア
「いやだよっ! 泣
あたし走るよ!
ファン投票してくれたみんなのためにも!」
オウケンブルースリ
「・・・・・」
レッドディザイア
「それに・・・
オウケンくんと一緒にいて・・
あたしがダメになっていくわけないって
証明を・・・ 涙」
オウケンブルースリ
「・・・もう十分だよ・・ 涙」
レッドディザイア
「・・・・ 涙」
オウケンブルースリ
「・・鼻出血を押して出走するのは危険だよ・・」
レッドディザイア
「そ、そんなの関係ねえ! 涙」
オウケンブルースリ
「・・・・」
レッドディザイア
「でもそんなの関係ねえ! 泣
そんなの関係ねえ!! 涙」
オウケンブルースリ
「よしお・・もういい・・
今はゆっくり休もう・・ 涙」
レッドディザイア
「いやだー! 泣
やだやだやだー!! 泣
あたし走るもん!
オウケンくんのために走るもん!!泣
証明するんだもん!
オウケンくんがいてくれたから、
あたしここまでがんばれたんだって!泣
証明するんだもん!!泣」
オウケンブルースリ
「すまん・・レッド・・
・・ううっ・・ 泣」
レッドディザイア
「しょ、証明・・・
そ、そんなの関係・・・
・・エーン・・ 泣」
- つづく –