◆自分の適性に合う所で勝負する マイネルスターリー 函館記念
◆自分の適性に合う所で勝負する
函館記念(G3)
1着マイネルスターリー
2着ジャミール
3着ドリームサンデー
ヴィクトワールピサ
「いやーそれにしても今日は暑いな」
ローズキングダム
「そりゃ夏は暑いだろ」
ヴィクトワールピサ
「ま、まあそうだけど・・」
ローズキングダム
「”なんで夏は暑いんだ!!”
って言って怒ってどうすんだ。
それは”なんでこの氷は冷たいんだ!!”
って言ってるのと同じだ」
ヴィクトワールピサ
「ちっ。
いちいち・・怒
・・・・
・・ん?
あれは・・」
マイネルスターリー
「やあやあキミタチ」
ローズキングダム
「おおっ!
あなたは、マキグ・・・」
ヴィクトワールピサ
「ス、スターリーさんっ!!!
こんにちはーー!!! 汗汗
・・・・
キングダム・・それはシャレにならんぞ ボソッ」
ローズキングダム
「確かにな。
オレも大人だからな。
やめておこう」
マイネルスターリー
「なになにー? 笑
マキグ?ってなに?」
ヴィクトワールピサ
「いやいや!汗
完全にこっちサイドの話なんで!!汗」
マイネルスターリー
「いやー函館記念勝っちゃったよー 喜」
ヴィクトワールピサ
「そうっすね!
完勝でしたよね!!
さすが洋芝の帝王!って感じっすね!」
マイネルスターリー
「いやいやーテレるなあー 喜」
ローズキングダム
「・・洋芝ってなんだ?」
ヴィクトワールピサ
「おまえサラブレッドならそれくらい勉強しろよー。
ものすごーく簡単に言うと
芝には野芝と洋芝があって
北海道の芝は洋芝なんだよ」
ローズキングダム
「ふむ」
ヴィクトワールピサ
「で、洋芝は野芝より深い草だから
パワーやスタミナが要求されたりするんだ」
ローズキングダム
「ほほう。
ネギ的なものが生えてたり?」
ヴィクトワールピサ
「ネ、ネギは生えてないけど 汗
とにかく洋芝には適正ってもんがあるわけだ。
夏になって北海道くると急に活躍する馬も多いだろ?」
ローズキングダム
「はいはい。
ガンバレベアーズとか」
ヴィクトワールピサ
「フィールドベアーさんだっ! 汗
ベアーしか合ってねえよ!」
ローズキングダム
「がんばれゴエモン?」
ヴィクトワールピサ
「いっこも合ってねえよっ!怒
とにかくそんなわけで
このマイネルスターリーさんは、洋芝が得意なんだよっ!」
マイネルスターリー
「そうなんだよー モグモグ」
ローズキングダム
「へー。
適正とかあるんだな」
マイネルスターリー
「次は札幌記念あたり獲れれば超ハッピーだなあ モグモグ」
ヴィクトワールピサ
「それが理想ですよね・・
・・ってスターリーさん、さっきから何食べてんすか?」
マイネルスターリー
「洋芝を食べてるんだよー モグモグ」
ヴィクトワールピサ
「えぇ~!?」
マイネルスターリー
「ボク、洋芝を食べると元気になるんだよね 笑
キミタチも食べなよ。ほら。 モグモグ」
ヴィクトワールピサ
「い、いや~ 汗
ボクらはエリート育ちなもので、栄養が管理されているので
雑草を食べると調教師に怒られるんですよ~」
マイネルスターリー
「そっか モグモグ」
ヴィクトワールピサ
「ええ。
スミマセン。
我々は温室育ちなもので・・。
なあ、キングダム」
ローズキングダム
「え? モグモグ」
ヴィクトワールピサ
「お、おまえも食うんかいっ!! 汗」
- つづく –