◆おでんの気持ち レッドディザイア 小倉記念
◆おでんの気持ち
小倉記念(G3)
1着ニホンピロレガーロ
2着バトルバニヤン
3着スマートギア
【前回までのあらすじ】
重賞を制して浮かれたレガーロは、レッドに絡んで
おでんをひっくり返してしまう。悲しむレッドのもとにエスポ参上
エスポワールシチー
「・・・・
状況はわからんが
レッドさんを泣かせたヤツをこのまま帰すわけにはいかん」
ニホンピロレガーロ
「ぬ、ぬう・・・汗」
エスポワールシチー
「どうする?
1対1でケリをつけたいか?」
ニホンピロレガーロ
「・・・・」
エスポワールシチー
「・・その前に、まずそこに散らかったおでんを拾え。
通行人の迷惑になる」
ニホンピロレガーロ
「ひ、拾えって・・
熱々おでんを素手で?
砂とか泥もついてるだろうが 汗」
エスポワールシチー
「早く拾え」
ニホンピロレガーロ
「て、手袋とかホウキとか用意してくれよっ 汗
こんなの手で拾えねえよっ 汗」
エスポワールシチー
「そもそもキサマがまいた種・・・
もとい、キサマがまいたおでんだろう?」
ニホンピロレガーロ
「・・てゆうかこの女がモタモタするから・・」
エスポワールシチー
「力ずくで拾わせてやろうか?
キサマが拾わないなら、それも仕方が・・・
・・・・
・・・・
!
!」
ニホンピロレガーロ
「・・あ・・・」
レッドディザイア
「あーちちちちち! 泣
こりゃー熱々だぁー!」
エスポワールシチー
「レ、レッドさん・・・」
ニホンピロレガーロ
「・・・・」
レッドディザイア
「あたしが買ったおでんだから、あたしが拾うのさー。
あちちち・・
あーあ、泥だらけだぁー 泣
ごめんねえ、おでんさん・・泣」
ニホンピロレガーロ
「・・・・」
エスポワールシチー
「レ、レッドさん、素手はマズイ。
ヤケドしたら走りに影響が・・」
レッドディザイア
「だいじょうブイ!!
あーちゃちゃちゃちゃー 泣」
エスポワールシチー
「大丈夫ではないではないか 汗」
レッドディザイア
「よーし!
全部拾ったよー♪
・・うう・・涙
泥だらけにしてしまってごめんなさい、おでんさん・・涙
あとでキレイに洗ってエスポさんが食べてくれるからね・・」
エスポワールシチー
「な、なぜオレ? 汗」
レッドディザイア
「大根さん、ごめんなさい・・
はんぺんさんも、ごめんなさい・・
ほら、エスポさんも謝って!!」
エスポワールシチー
「ど、どうして私が?汗」
レッドディザイア
「いいから!」
エスポワールシチー
「だ、大根さん、スマン・・・汗」
レッドディザイア
「はい、よくできましたー♪じゃあ次はキミ!謝って!」
ニホンピロレガーロ
「・・バ、バカか・・」
エスポワールシチー
「・・おまえが原因なんだぞ・・怒
力ずくで謝らせてやろうか? 怒」
ニホンピロレガーロ
「あ?
なんだとコラ・・怒」
レッドディザイア
「ちょ、ちょっとやめてよー。おでんさんだって
自分たちのためにケンカしてほしくないハズだよ!!
おでんさんの気持ちを考えて!!」
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大根1号
「オレたちのために争うのはやめてくれー!」
大根2号
「そうよ!あたしたち、そんなの望んでないわ! 泣」
はんぺん君
「うむ」
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レッドディザイア
「・・とか言ってるハズでしょ!!
だからケンカはやめようよ!!」
エスポワールシチー
「は、はんぺん君はクールだな 汗
てゆうかなぜ大根2個? 汗」
- つづく –