◆恐るべき子供の環境適応力 マジカルポケット 函館2歳ステークス
◆恐るべき子供の環境適応力
函館2歳ステークス(G3)
1着マジカルポケット
2着マイネショコラーデ
3着ルリニガナ
オウケンブルースリ
「よーし、マジカルよ
お兄ちゃんも、だっこしてやろう」
マジカルポケット
「オジサン、くさいからヤダー」
オウケンブルースリ
「なっ!! 怒」
レッドディザイア
「ププッ 笑
オウケンくんは加齢臭があるからダメでちゅねー 笑
じゃあお姉ちゃんが、だっこしててあげるね」
マジカルポケット
「やったー!
お姉ちゃん、いいにおいでちゅー♪」
レッドディザイア
「うふふ。
カワイイ子ね♪」
オウケンブルースリ
「ちっ」
レッドディザイア
「あ、マジカルくん!
オレンジジュース飲もっか♪」
マジカルポケット
「ワーイ!
みかんみかんー♪」
レッドディザイア
「はい、コップちゃんと持つんだよー
落としちゃダメよー」
マジカルポケット
「はーい! 喜
ゴクゴク・・・
おいしいでちゅー♪」
レッドディザイア
「うふふ。
よかったー。
おかわりもあるからねー♪」
マジカルポケット
「おかわりー!!」
レッドディザイア
「あらあら 笑
飲みすぎちゃだめよ? うふふ」
マジカルポケット
「おいちいでちゅー」
オウケンブルースリ
「ケッ。
おいレッド。
なんで、”レッドオレンジジュース”じゃないんだ?
唐辛子たっぷりバージョンを、おみまいしてやらんかい」
レッドディザイア
「そんなものを、この幼いマジカル君に飲ませられないでしょ? 怒」
オウケンブルースリ
「ボ、ボクいつも飲まされてるんですけど・・ ボソッ」
プルルルルル・・・
レッドディザイア
「あ、電話だわ。
オウケンくん、マジカル君をちゃんと見ててね!
ちょっと席はずすよ。
マジカル君、いい子にしててねー♪」
マジカルポケット
「はーい!
早く帰ってきてでちゅー♪」
バタン
オウケンブルースリ
「はあ・・
こんなガキと二人っきりになっても
全然おもしろくねえぜ・・
・・・・
おい・・マジカルよ
オレンジジュース飲むか?」
マジカルポケット
「・・・・」
オウケンブルースリ
「ん?
マジカルよ!!
オレンジジュース飲むかー?」
マジカルポケット
「いらねえ・・・」
オウケンブルースリ
「え・・?」
マジカルポケット
「いらねえっつってんだよ・・」
オウケンブルースリ
「は、はい・・? 汗
『いらないでちゅー』ですよね? 汗」
マジカルポケット
「なんだそりゃ 怒
くっだらねえぜ」
オウケンブルースリ
「あ、あうあう・・汗」
マジカルポケット
「つーかオウケンよー
ビールねえのか?
こっちはさっき、クソマズイ、
オレンジジュース2杯も飲まされてよー
気分わりいんだよ 怒
ペッペッ!!」
オウケンブルースリ
「は、はうはう・・汗」
マジカルポケット
「早く持ってこいよオウケンさんよ。
焼酎でもいいからよ」
オウケンブルースリ
「お、おまえは一体・・ダレ・・? 汗汗」
- つづく –