◆どちらでもよいの精神 エイシンフラッシュ 神戸新聞杯


◆どちらでもよいの精神



神戸新聞杯(G2)

1着ローズキングダム
2着エイシンフラッシュ
3着ビッグウィーク



【前回までのあらすじ】
フラッシュとキングダムは、神戸新聞杯で負けた方は
フランスまで行ってヴィクトワール氏に取材するという
罰ゲームバトルをしたのだった。
しかしフランスの空港でフラッシュは
なぜか手荷物検査員に好かれるのだった。



~フランス3つ星レストラン
アラン・デュカスにて~



エイシンフラッシュ
「で、要するに恋の秘訣はなんなんですか?
 今週ももう金曜日でメルマガの構成的にもそろそろ締めて頂かないと 汗」


手荷物検査員
「要するにダナ
 恋は花を育てるのと同じってことダヨ」



エイシンフラッシュ
「は?」


手荷物検査員
「水をやりすぎると枯れてしまうノダ」



エイシンフラッシュ
「水?」


手荷物検査員
「この場合の水は
 メタファー。
 水は自分の恋心ダ」



エイシンフラッシュ
「わ、わからんす 汗」


手荷物検査員
「もっと簡潔に言うト
 恋は『どちらでもよい』くらいの精神状態の方が上手くいきやすいノダ」


エイシンフラッシュ
「ほう」



手荷物検査員
「これは馬券でも同じダ」


エイシンフラッシュ
「ほほう」



手荷物検査員
「絶対に勝ちたい!勝たねば!
 という気持ちは、判断を狂わせるノダ」


エイシンフラッシュ
「なるほど」



手荷物検査員
「自分が恋心に陶酔している状態では
 相手のオナゴが何を求めているのかが見えんノダ」


エイシンフラッシュ
「ふーむ」



手荷物検査員
「競馬で言えば、自分がギャンブルにドキドキしすぎている状態では
 正確に各馬の能力比較をすることができんノダ」


エイシンフラッシュ
「ほほう」



手荷物検査員
「いいか『どちらでもよい』ダ
 『どちらでもよい』の精神を忘れるでないゾ」


エイシンフラッシュ
「わかりました。
 えーっと、オジサン
 オジサンがワイン飲みすぎたせいで
 ここの支払い額が大変なことになってるので
 自分で払ってくださいね 怒」



手荷物検査員
「どちらでもよい」


エイシンフラッシュ
「いや、おまえが払えよ!!怒」



  - つづく –

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