◆結果からものごとを考えるクセをつけてはならない ワンカラット スプリンターズS
◆結果からものごとを考えるクセをつけてはならない
スプリンターズS(G1)
1着ウルトラファンタジ
2着キンシャサノキセキ
3着サンカルロ
降着ダッシャーゴーゴー
5着ワンカラット
:
10着ビービーガルダン
【前回までのあらすじ】
スプリンターズSを勝った香港馬ウルトラの横柄な態度に
ガルダンとワンカラットは抗議しに行く。
ワンカラットのつっこみに、ウルトラの答えは・・・。
ワンカラット
「言い方は悪いんですが
今回の勝利は多分に馬場の利、及び展開利によるものが大きかったのでは?」
ビービーガルダン
「おおー!
ゲン子、行ったー!
こりゃ怒られるぞ~
ププッ 笑」
ウルトラファンタジー
「フム・・。
確かにその通りアルヨ」
ビービーガルダン
「えぇ~?! 汗」
ウルトラファンタジー
「それに対しては異論はないアルヨ」
ワンカラット
「そ、そんなこと言っていいんですか? 汗
てゆうか、さっきアナタは記者会見で
ジャパニーズホースをバカにしてたじゃないですかっ!汗」
ウルトラファンタジー
「オー・・・。
そのようにとられたのなら謝りマス。
スミマセン・・」
ワンカラット
「ちょ・・
やめてくださいよ!
芝居がかってますよ!」
ウルトラファンタジー
「ノーノー。
あれはリップサービスアルヨ」
ワンカラット
「・・・・」
ウルトラファンタジー
「今回の結果が、その着順が、そのまま能力を表しているわけではナイ。
アナタの言う通り、馬場の利、及び展開利の幸運が
ワタシの勝利の要因であることに異論はないアルヨ」
ワンカラット
「・・・・」
ウルトラファンタジー
「結果からものごとを考えるクセをつけてはならんアル。
それではいつまでたっても、ものごとの本質を見極めることはできないアルヨ」
ワンカラット
「・・・・
・・おっしゃるとおりです・・・」
ウルトラファンタジー
「テンカラットサン。
貴女はまだ若いアル。
今回の挫折が、アナタの未来を明るくするものとなることを
心から願ってイマス」
ワンカラット
「・・・・
あ、ありがとうございます・・・泣」
ウルトラファンタジー
「ホッホ 笑」
ワンカラット
「BBさん・・・
いいお話しでしたね・・・
感動してしまいました・・・。
ね、BBさん」
ビービーガルダン
「・・・・
あ・・・
ハラ痛い・・・
ちょっとトイレ!!」
ワンカラット
「いいお話しが台無しじゃねえかっ!!怒
いつまでピーピーなんだよっ!!怒」
- つづく –