◆まず失敗してみてデータをとる ローズキングダム 菊花賞(GI)
◆まず失敗してみてデータをとる
菊花賞(GI)
1着ビッグウィーク
2着ローズキングダム
3着ビートブラック
【前回までのあらすじ】
アパパとキングダムの煮え切らないラブコメ状態に
百戦錬磨のアニメはアドバイスをするが
シャイなアパパはうまくできないのだった
アパパネ
「む、無理だ・・ 泣
アタシには無理だー・・・泣
いや、あきらめるな!
あきらめたらそこで試合終了だよ!
そうでしょ?
安西先生!!」
ローズキングダム
「お、おまえ・・・
何ひとりでブツブツ言ってんの? 汗
こ、怖いぞ 汗」
アパパネ
「もう一度、アニメちゃんの助言を思い出そう!
なんて言ってた・・・?えーと・・・」
~回想シーン~
アパパネ
「や、やっぱアタシには無理だよぉ~ 泣」
アニメイトバイオ
「できるよ」
アパパネ
「無理~ 泣
だってキングダムは無愛想だから
想定通りのリアクションしなそうだし~ 泣」
アニメイトバイオ
「・・・・」
アパパネ
「うまくコーヒーこぼしたりできないし~ 泣」
アニメイトバイオ
「・・・・」
アパパネ
「ましてや、寝技などと・・・汗
そんなの全然わかんないし~~泣」
アニメイトバイオ
「・・・・」
アパパネ
「ね?
無理でしょ? 汗」
アニメイトバイオ
「・・・うん、無理だね」
アパパネ
「で、でしょ~? 汗」
アニメイトバイオ
「さっきから聞いてりゃ
自分がビビッて行動できない理由を並べることで
行動しない自分を必死に正当化しようとしてるね・・・」
アパパネ
「え・・・?」
アニメイトバイオ
「そんな卑怯者を好きになってくれる男なんていないね。
だから無理だわ」
アパパネ
「そ、そんな!!汗
正当化なんてしてないもん!!汗」
アニメイトバイオ
「してんじゃん。
ひとつの行動もする前から
”失敗したらどうしよう”
”自信がないからできない”
そんなことばっかり言ってんじゃん」
アパパネ
「う・・・汗」
アニメイトバイオ
「例えばさ
まだ歩けない赤ん坊が
『あ、歩いてみるバブー!!汗
・・・いや待てよ?もし転んだらどうしようバブー
失敗して転んだら危ないから歩いてみるのはやめるバブー』
・・・・
・・・って言う?」
アパパネ
「い、言わないです 汗」
アニメイトバイオ
「そうでしょ?
歩けるかどうか、全くの未知数なのに
赤ん坊は恐れずに、まず行動するでしょ?
アンタだってそうだったでしょ?」
アパパネ
「ま、まあ馬は生まれてすぐに立ち上がるけど 汗」
アニメイトバイオ
「・・・アンタ人の話、聞く気ないね? 怒」
アパパネ
「あ、あります!!汗
すいませんっした!!汗」
アニメイトバイオ
「・・・・
いい?アパパ。
最初の行動は、成功させるためにやるわけじゃないのよ。
最初の行動は、失敗してデータを集めるためにやるのよ」
アパパネ
「し、失敗するの? 汗」
アニメイトバイオ
「最初からうまくできる人なんかいない。
まずやってみて、うまくいかなかったら
その都度、修正していく。
そういう人が、成功をつかむのよ」
アパパネ
「修正・・・」
アニメイトバイオ
「そう。
簡潔に書くと・・・」
→まずやってみる
→失敗する
→修正してもう一度挑戦
→失敗する
→修正してもう一度挑戦
→成功
アニメイトバイオ
「こんな感じね」
アパパネ
「おお~」
アニメイトバイオ
「でもアンタの場合は・・
→失敗怖いからやらない
→終了
アニメイトバイオ
「こうね」
アパパネ
「う・・・ 汗」
アニメイトバイオ
「確かにこれなら人生において失敗はない。
でも成功もない。
結局なんにもない」
アパパネ
「うう・・・ 汗」
アニメイトバイオ
「フッ。
ちょっとキツい言い方したけど、ごめんね。
これくらい言わないと、アンタも気合入らないでしょ?」
アパパネ
「・・・アニメちゃん・・・泣」
アニメイトバイオ
「土壇場でおじけづいたら思い出して」
アパパネ
「ありがと・・・ 泣」
アニメイトバイオ
「あたしはいつも、あんたを応援してるから」
アパパネ
「うん・・・ 泣」
~回想シーン終了~
アパパネ
「うう・・・ 泣
アニメちゃん・・・
ありがとう・・ 泣」
ローズキングダム
「な、なんで泣いてんの・・・? 汗汗」
- つづく –