◆もう頼るつもりはない ペルーサ 天皇賞(秋)


◆もう頼るつもりはない



天皇賞(秋)(GI)

1着ブエナビスタ
2着ペルーサ
3着アーネストリー



【前回までのあらすじ】
ブエナ組の若頭ペルーサは組を抜ける意志を
ブエナに伝える。
そこへレッド登場。



~ブエナ組 事務所~



レッドディザイア
「こんにちわ~♪
 ブエナちゅわ~ん!
 天皇賞のお祝いに来たよ~♪」


ブエナビスタ
「おお、レッド。
 よく来たね。
 座りなよ」



レッドディザイア
「おじゃましま~す♪
 あ、それから1匹オマケもいま~す」


オウケンブルースリ
「ども~
 オマケでーす!
 ・・・って、コラー!!汗」



ブエナビスタ
「オ、オウケンさん・・・ 照」


オウケンブルースリ
「ブエナちゃん、天皇賞おめでとさん。
 強かったなー」


ブエナビスタ
「あ、ありがとうございます 照」



ペルーサ
「・・・姐さん
 自分はこれで」


ブエナビスタ
「ああ、ペルーサ。
 すまんな。
 後でまた連絡する」


ペルーサ
「はい。
 では」



オウケンブルースリ
「おおー!!
 オマエはもしかして、ペルーサ君か?!」


ペルーサ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「天皇賞見たぞー
 オマエなかなか強いなー。まあオレほどではないがな。
 フッ」


ペルーサ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「ん?
 寡黙なのか?」


ペルーサ
「・・・なんじゃキサマ 怒」


オウケンブルースリ
「キ、キサマ? 汗」



ペルーサ
「なに馴れ馴れしく話かけとんじゃコラ・・・怒」


オウケンブルースリ
「い、いやそのー 汗
 天皇賞強かったなー、なんて思ったから・・・汗」



ペルーサ
「ブチ殺されたいんか? 怒」


オウケンブルースリ
「い、いえ! 汗
 生きていたいです! 汗」



ペルーサ
「フン。
 ボケが! 怒」


オウケンブルースリ
「ご、ごめーん 汗
 ・・・てゆうかオレの方が、2コも年上なんだけどな 汗」



ペルーサ
「サラブレッドは実力の世界なんじゃ、ボケ!
 てゆうかテメー誰だよ 怒」


オウケンブルースリ
「だ、誰って・・・汗」



ブエナビスタ
「ペルーサ。
 やめな」


ペルーサ
「・・・・
 姐さん・・・
 自分はもう、ブエナ組の者ではありません・・・。
 指図するのは・・・
 もう、やめてもらえますか・・・」



ブエナビスタ
「・・・そうだな」


ペルーサ
「これからは自分の力だけで生きていきます。
 今までお世話になりました・・・」



ブエナビスタ
「・・・・
 ペルーサ・・・
 もし困った事があったら、そのときは
 ブエナ組の名前を出して構わん。
 いつでも頼ってこい」


ペルーサ
「・・・ありがとうございます。
 しかし、自分はそのつもりはありません。
 自分はもう、ブエナ組とは一切関係ありません」



ブエナビスタ
「・・・そうか」


ペルーサ
「世話になりました。
 失礼します」



   バタン



ブエナビスタ
「・・・・」


オウケンブルースリ
「ペ、ペルーサ君って、荒っぽい気性なんだな 汗」



レッドディザイア
「アンタがナメられてるだけでしょ」


オウケンブルースリ
「うっ・・・汗」



レッドディザイア
「大体、2コ上とか言って
 なんでアンタが敬語使ってんのよ」


オウケンブルースリ
「うぬぬ・・・」



レッドディザイア
「バカ」


オウケンブルースリ
「うーぬぬぬ・・・」



ブエナビスタ
「・・・・」


レッドディザイア
「あ、ブエナちゃん、ゴメンねぇ~
 このバカがご迷惑をお掛けして」



ブエナビスタ
「ううん 笑
 ・・・・
 ふ、二人はあいかわらず、仲がいいね 汗」


レッドディザイア
「仲がいい?!
 どこがー?
 なんなのこのバカ」



オウケンブルースリ
「バ、バカ、バカって・・・汗」


レッドディザイア
「早く復帰しろバカ」



オウケンブルースリ
「う・・・汗」



ブエナビスタ
「・・・・
 ・・・・フゥー 落」



  - つづく –

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