◆公人としてか、男としてか トランセンド みやこステークス



◆公人としてか、男としてか



みやこステークス(G3)

1着トランセンド
2着キングスエンブレム
3着サクラロミオ



【前回までのあらすじ】
佐伯に借りた裏DVDをデッキに残したまま
レッドが帰宅。見つかれば大惨事の状況で
オウケンは必死に活路を模索するが、
トラオの妨害により、誤ってDVDが再生されてしまう
焦った被疑者オウケンは窓から逃走するのだった・・・



≪オウケン宅≫



レッドディザイア
「被疑者、窓から逃走!
室井さんっ!!
自分は被疑者を追いますっ!!」


トランセンド
「ま、待て!
青島っ!!」



レッドディザイア
「レッドだから赤島です」


トランセンド
「そ、そうだったな 汗
赤島!!
本部の指示を無視するのかっ!!」
赤島ーー!!!
・・・・
・・・・
って、もう誰もいねえし 汗
オレはひとんちで何やってんだろうか 汗」



(AV 再生中)



トランセンド
「ったく・・・
こんなDVDのせいで大騒ぎだよ、まったく・・・
・・・・
・・・・
ふ、ふむ・・・
こ、これはなかなか・・・でへへ~ 喜」



プルルルル・・・



トランセンド
「はうっ!!汗汗
び、びっくりした!
で、電話か・・・
・・・・
も、もしもし?」



レッドディザイア
「・・・室井さん・・
付近のディスコにて被疑者発見・・・
ヒソヒソ」


トランセンド
「ホ、ホントかっ!!
赤島!
冷静にコトを運ぶんだ
ここで焦って取り逃したら、次はないぞ!」


レッドディザイア
「・・・了解・・・」



トランセンド
「まず周囲を捜査官で固めるまで動くな。
ここで動いたら気付かれる」


レッドディザイア
「・・・了解です・・・
・・・・
・・・・
!?
・・・室井さん!!」



トランセンド
「どうした!
赤島!」


レッドディザイア
「・・・お、同じフロアで、女の子が男に暴力を受けていますっ!!」



トランセンド
「・・・・
今は仕方がない・・
ヘタに騒ぎを起こしたら、被疑者に気付かれて逃げられる。
今は動くな赤島」


レッドディザイア
「・・で、ですが・・
女の子が・・・」



トランセンド
「被疑者確保が最優先だ」


レッドディザイア
「くっ・・・」



トランセンド
「動くなよ、赤島」


レッドディザイア
「・・・・」



トランセンド
「返事をしろ赤島」


レッドディザイア
「・・・・怒」



トランセンド
「・・・赤島?」



プツッ

ツー、ツー、ツー・・



トランセンド
「あ、赤島ぁーー!!!
・・・・
・・・・
チッ!
あのバカがっ!!」



(AV 再生中)



トランセンド
「・・・・
ま、まあDVDでも見ながら待つとしようか 喜
・・・・
・・・・
むむっ!!
そこでそう来るか!
ほほう・・・ 喜」



ガチャ



トランセンド
「はうっ!!汗汗」


レッドディザイア
「・・・・
・・室井さん・・
被疑者・・・
取り逃がしました・・・」



トランセンド
「チッ!
赤島ぁー!!
なぜ命令を聞かなかったー!!!怒」


レッドディザイア
「・・・・
・・女の子が殴られてたんだ・・・
見捨てることなんかできない・・・」



トランセンド
「今はそんな小さい事件など、どうでもいいだろう!!
もう少しで被疑者を確保できたんだぞ!!怒」


レッドディザイア
「・・・目の前で苦しんでる人を助けちゃダメなんですか・・・?」



トランセンド
「大きい事件が優先だと言ってるんだっ!!怒」


レッドディザイア
「・・・じ、事件に大きいとか小さいとか
あるんでしょうか・・・」



トランセンド
「あるんだっ!!怒」


レッドディザイア
「・・・く、苦しんでる人を・・・
助けちゃダメなのが警察なら・・・
自分は警察なんか・・・」



トランセンド
「・・・辞める辞めないは、オマエの勝手だが
被疑者を逃がした責任は重いぞ」


レッドディザイア
「・・・・」



ガチャ



キングスエンブレム
「室井管理官。
被疑者を確保しました
ニコッ」


トランセンド
「エ、エンブレム? 汗」



レッドディザイア
「わ、和久さん・・・」


トランセンド
「わ、和久さんなの? 汗」



キングスエンブレム
「室井管理官。
赤島の判断は警察としては0点だが
男としては100点だったと思う」


レッドディザイア
「和久さん・・・泣」



キングスエンブレム
「正しい事がしたければ偉くなれ、オマエラ」


レッドディザイア
「はい・・・ 泣」


トランセンド
「・・・・ 汗」



キングスエンブレム
「じゃあな。
オレは飲みにでも行くからよ」


レッドディザイア
「は、はい!
和久さん、お疲れ様ですっ!
ありがとうございましたっ!」



バタン



レッドディザイア
「・・・・
あー疲れた♪」


トランセンド
「一件落着って感じかー」



レッドディザイア
「そうね♪
・・・・
・・・ん?
し、ししゃもが・・・
冷凍されていない・・」


トランセンド
「あ、そういえばそうだね」



レッドディザイア
「・・・・
そういえばそうだね、じゃねえよ・・・怒」


トランセンド
「え? 汗」



レッドディザイア
「なんで冷凍庫に入れとかねえんだよ・・・怒」


トランセンド
「い、いや!
それはレッドさんとの、刑事ごっこに付き合ってたから・・・汗」



レッドディザイア
「ししゃも腐るだろうが!!怒」


トランセンド
「は、はあ・・・汗」



レッドディザイア
「ししゃもに大きいも小さいもないんだっ!!怒」


トランセンド
「い、いや、それはあるのでは・・・汗」



レッドディザイア
「目の前で苦しんでる、ししゃもを助けられないなら
警察なんて辞めちまえ!!怒」


トランセンド
「け、警察ではないっつーか・・・汗」



レッドディザイア
「ししゃもを助けたければ偉くなれ!!オマエラ!!怒」


トランセンド
「わ、和久さん、助けてーー!!泣」



– つづく –

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