◆圧力は常に弱いところにかかってくる スノーフェアリー エリザベス女王杯


◆圧力は常に弱いところにかかってくる



エリザベス女王杯(GI)

1着外スノーフェアリー
2着メイショウベルーガ
3着アパパネ

15着アニメイトバイオ



~第3話(全5話)~



【前回までのあらすじ】
エリ女でスノーに完敗したアパパとアニメは
スタバで反省会。そこでアパパは日本語がわからないスノーを助けるのだった



≪スターバックスにて≫



スタバ店員キリコ
「あらら~
よかったですねえ外人さーん♪
通訳してもらった上に、お金まで出してもらっちゃって~♪」



スノーフェアリー
「あ、あう・・・汗」


アパパネ
「・・・・」



スタバ店員キリコ
「これに懲りたら、もう自分のお国に帰られたらどーですかぁ~?
ププッ 笑」


スノーフェアリー
「ス、スミマセン・・・泣」


アパパネ
「・・・・」



スタバ店員キリコ
「そもそもさぁ~
外人さん、お金目当てで日本に来たんでしょ~?」


スノーフェアリー
「イ、イエ・・・ 汗」



スタバ店員キリコ
「ジャパンマネーいっぱいゲットできてよかったわねぇww」


スノーフェアリー
「うぅ・・・」



アパパネ
「・・・ちょっとアンタ!!怒」


スタバ店員キリコ
「あら。
アパパさん・・・。
アナタに発言する権利があるのかしら」


アパパネ
「・・・・」



スタバ店員キリコ
「やっとこ3着拾ったけど
あれが日本が誇る4冠牝馬の走りなのかしらねぇ~~ww」


アパパネ
「・・・・」



スタバ店員キリコ
「ファンもがっかりよねぇ~~」


アパパネ
「・・・・」



スタバ店員キリコ
「アンタたち2頭とも、もう引退すればぁ?www
ギャーーハハハwww」


アパパネ
「・・・アンタいい加減にしないと・・・怒」



スノーフェアリー
「ア、アパパさん・・・
ダ、ダレカとめて・・・ 泣」



謎の声
「・・・短気は損気・・・」


スノーフェアリー
「?」


スタバ店員キリコ
「??」



アパパネ
「・・・こ、この声は、まさか・・・」



マツリダゴッホ
「コーヒーの香りに誘われマツリダ」


アパパネ
「ゴ、ゴッホさん・・・」



スタバ店員キリコ
「だ、誰だよこのオッサンはっ!!怒」


マツリダゴッホ
「オ、オッサン・・ 汗」



スタバ店員キリコ
「オッサン関係ねえからすっこんでろ!!怒」


マツリダゴッホ
「むむっ!!
こんなところに、おいしそうなバウムクーヘンを発見しマツリダ
・・・パクッ
・・・モグモグ」



スタバ店員キリコ
「テ、テメー!!
金払ってねえのに食ってんじゃねえ!!怒
だ、誰か!!
警察を呼んでくださいっ!!」


アパパネ
「・・・・ 汗」



マツリダゴッホ
「ブホッ!!
ブホホッ!!汗汗」


スタバ店員キリコ
「バウムクーヘンで、ノドつまりしてんじゃねえよっ!!怒
天罰だろうがっ!!」



マツリダゴッホ
「うむ。
そんなことより店員さん。
話は一部始終、聞かせてもらいマツリダ
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「チッ。
盗み聞きすんなよ・・・
オッサン、アタシに説教したいのか?あ? 怒」



マツリダゴッホ
「・・・おぬしにも色々あるのだろう?
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「は?」



マツリダゴッホ
「社会で仕事をすれば、人間関係のトラブルを避けることはできんマツリダ
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「何言ってんの? 怒」



マツリダゴッホ
「おぬしも上司や先輩から、理不尽な事を言われているのだろう?
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「・・・なにそれ」



マツリダゴッホ
「たまったストレスを、たまたま、スノー氏に
ぶつけてしまっただけなのだろうマツリダ?
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「圧力は常に弱いところにかかってくる。
上から降りてきた理不尽なストレスは
自分より弱い者に向けられて行くマツリダ
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「な、なに言ってんだ・・・
・・・・
てゆうか、いい加減、水飲めよっ!!怒
ホラ! 水だよ!!
イライラすんなあ!!このオッサン!!」



マツリダゴッホ
「ゴクゴク・・・
フゥー・・・。
助かりマツリダ。
・・・・
・・・・
ブホッ!!汗」


スタバ店員キリコ
「助かってねえじゃねえかっ!!怒」



アパパネ
「・・・・ 汗」


スノーフェアリー
「・・・・ 汗」



– つづく –

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