◆恩義を忘れることなどできない ペルーサ ジャパンカップ(GI)


◆恩義を忘れることなどできない



ジャパンカップ(GI)

1着キングダム
2着姐さん(1位降着)
3着ヴィクトワール氏

5着若頭
7着オウケンくん
8着フラッシュ
14着中山氏



【前回までのあらすじ】
フラッシュから最高級カメラを奪ったペルーサだったが
なんとそのカメラは、
『12/4(土)の夜の時点での所持者』に天誅を下す呪われしカメラだった
苦悩の末、ペルーサはカメラをブエナに譲渡する・・・



≪ブエナ組 本部≫



ペルーサ
「ジャパンカップ1位入線祝いに、このカメラを姐さんに!」



ブエナビスタ
「おお!
こんな高級カメラを・・・。大切にするぞ 喜」


ペルーサ
「は、はい・・・
では失礼します・・・」



バタン



≪道を歩くペルーサ≫



ペルーサ
「姐さん・・・
スミマセン・・・
スミマセン・・・
でも仕方がなかったんです・・・姐さん・・・」



≪回想シーン≫



ブエナビスタ
「ペルーサよ。
おまえは組を抜けたのではなかったのか?」


ペルーサ
「はい・・・
ですが、自分はまだ弱かったです・・・
だからもう一度、組に戻らせてくださいっ!!」


ブエナビスタ
「・・・・」



ペルーサ
「・・・・
ダ、ダメですよね・・・。スミマセン無理言って・・・」


ブエナビスタ
「・・・戻りたくなったら・・・」


ペルーサ
「?」



ブエナビスタ
「・・・いつでも戻ってこいと、言うたやないか 微笑」


ペルーサ
「あ、姐さんっ!!泣」



≪回想シーン終わり≫



ペルーサ
「・・・・姐さん・・・
こんな自分勝手なオレを、いつも優しく、受け入れてくれた・・・」



≪もっかい回想シーン≫



ブエナビスタ
「ペルーサよ。
うまいイチゴをもらったんや。おまえも食べたらええ」


ペルーサ
「イチゴですか?」



ブエナビスタ
「ああ。
1個1000円の高級イチゴや。これしか量はないんだがな。
みんなで食べようや」


ペルーサ
「い、いえ!
みんなで分けたら、姐さんの分が無くなってしまいますので!!」



ブエナビスタ
「・・・何言っとるんや。
うまいものなら、みんなで少しづつ食べようやないか 微笑」


ペルーサ
「姐さん・・・
はい!
ありがたく頂きますっ!!
・・・・
モグモグ
・・・・
こ、これはマジで、うまいっす!!喜」



ブエナビスタ
「そうか。よかったな、ペルーサ 微笑」



≪回想シーン終わり≫



ペルーサ
「姐さん・・・
姐さん・・・泣
・・・・
・・・・
ううっ・・・泣」



≪ブエナ組 本部≫



ガチャッ!!



ペルーサ
「姐さんっ!!!」


ブエナビスタ
「騒々しいな。
どうしたんや」



ペルーサ
「スミマセンッ!!
さっきのカメラ、やっぱり返してくださいっ!!」


ブエナビスタ
「なんや、せっかくもらったのになあ。
まあおまえが言うなら、返すぞ」



ペルーサ
「ホント、スミマセン!
無理言ってスミマセン!!いつもスミマセン!!」


ブエナビスタ
「なんや、謝ってばっかりやな 微笑」



ペルーサ
「し、失礼しますっ!!」



バタン



ペルーサ
「・・・責任は・・・オレがすべて・・・」



– つづく –

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