◆最強3歳トリオの不仲説 ローズキングダム 有馬記念直前スペシャル
◆最強3歳トリオの不仲説
有馬記念直前スペシャル
≪喫茶店にて≫
ヴィクトワールピサ
「ついにケリをつける時が来たようだな!!
キングダムよ!!」
ローズキングダム
「なんのケリ?」
ヴィクトワールピサ
「オ、オレとおまえの決着だろうがっ!!」
ローズキングダム
「もう決着ついてるじゃん」
ヴィクトワールピサ
「な、なにー!!
キサマ、JC勝ったくらいでオレと決着ついたと思ってんのかっ!!」
ローズキングダム
「てゆーか、デビュー戦ですでに、チミには完勝してるし」
ヴィクトワールピサ
「うぬぬ・・・
まだその話をするか・・・汗」
ローズキングダム
「まあチミもがんばれよ
ヴィクトワール氏」
■2010年度 ヴィクトワール氏
弥生賞(G2) 1着
皐月賞(G1) 1着
ダービー(G1) 3着
ニエル賞(G2) 4着
凱旋門賞(G1) 7着
ジャパンC(G1) 3着
ローズキングダム
「最初はよかったんだがな
後半グダグダだな 笑」
ヴィクトワールピサ
「な、なんだとぉー! 怒
テメーはどうなんだコラァー!!」
■2010年度 キングダム
スプリングS(G2) 3着
皐月賞(G1) 4着
ダービー(G1) 2着
神戸新聞杯(G2) 1着
菊花賞(G1) 2着
ジャパンC(G1) 1着
ローズキングダム
「春は体調が悪かったからな。ガレ気味だったし。
秋は完璧だ。
有馬も頂く」
ヴィクトワールピサ
「くっ・・・
JCは実質2着じゃねえか・・・ボソッ」
ローズキングダム
「なにか?」
ヴィクトワールピサ
「い、いや・・・汗」
ローズキングダム
「この世界を制したキングに、何か言いたいことでも?」
ヴィクトワールピサ
「こ、この野郎・・・
調子こきやがって・・・」
カシャッ!
カシャッ!!
ローズキングダム
「うっ!」
ヴィクトワールピサ
「ま、まぶしいっ!!汗」
エイシンフラッシュ
「スクープっ!!
皐月賞馬とJC馬が、深夜の喫茶店で口論!!
カシャッ!
カシャッ!!」
ヴィクトワールピサ
「で、出た・・・汗
おいフラッシュよ
おまえ写真が好きなのはわかるけど
フラッシュを使うな。まぶしいだろうが!!怒」
エイシンフラッシュ
「フラッシュはボクの存在理由であり
フラッシュを使わなければ、ボクの名前は
エイシンカメラになってしまうのです」
ヴィクトワールピサ
「あー、そうだったな・・
わかったわかった
はいはい」
エイシンフラッシュ
「スクープ!!
ダービー馬に向かって暴言をはく男!!
カシャッ!
カシャッ!!」
ヴィクトワールピサ
「うっ!!
まぶしいって! 怒」
■2010年度 フラッシュ
京成杯(G3) 1着
皐月賞(G1) 3着
ダービー(G1) 1着
神戸新聞杯(G2) 2着
ジャパンC(G1) 8着
エイシンフラッシュ
「前走は体調不良の上に、イレ込み気味だったのだ!
今回は大丈夫!
しかも得意の中山コース!!
カシャッ!
カシャッ!!」
ヴィクトワールピサ
「まぶしい 汗
とゆーか、中山コースはオレは無敗だぜ?
フッ」
ローズキングダム
「オレも無敗だ」
ヴィクトワールピサ
「ウソつくんじゃねえ!!怒
テメーはどっちかっつーと中山苦手な部類だろうがっ!!」
ローズキングダム
「オレは距離不問、コース不問のスーパーホースだ。
なぜならキングだから」
ヴィクトワールピサ
「チッ。
コイツはうざいからほっとこう」
ローズキングダム
「・・・今回の有馬は、道中および直線での位置取りが
明暗を分けるだろう・・・」
ヴィクトワールピサ
「お、キングダムもそういう見解か。
オレもそう思うぜ。
先週のFSもインコースが伸びたしな。
前か後ろか、内か外か
重要な選択になりそうだよな!!」
ローズキングダム
「・・・・」
ヴィクトワールピサ
「おまえはどういう作戦で行くんだ?」
ローズキングダム
「・・・・」
ヴィクトワールピサ
「ん?
キングダム?」
ローズキングダム
「・・・・
・・・楽しんごは今田耕司とクリソツだよな・・・
・・・・
・・・・
ん?
ごめん、全然聞いてなかった 笑」
ヴィクトワールピサ
「テ、テメーが振ってきた話題だろうがぁーー!!怒
聞いてないってどういうことだコラァーー!!
なあ、フラッシュ!
おまえからも言ってやれっ!!」
エイシンフラッシュ
「スクープっ!!
深夜の喫茶店で、小物2頭が口論!!
カシャッ!
カシャッ!!」
ヴィクトワールピサ
「だ、誰が小物じゃあコラァーー!!怒
絶対オレが有馬、勝ってやるぅー!!泣
うわぁーーん! 泣」
– つづく –