◆京都金杯の展望2 ガルボ
【ガルボ】
・キングダム、ヴィクトワール氏と同期
・地味だが人気以上に走る脇役
・昨年10月の富士Sでは13番人気3着で大穴演出
・京都1600はシンザン記念を圧勝した得意舞台
・馬名の由来は『礼儀正しさ』
≪ボウリング場にて≫
ヴィクトワールピサ
「そ、それにしてもリーチさんは本当にボーリングが上手ですね」
リーチザクラウン
「フッ。
ボーリングより麻雀の方が得意だがな」
ヴィクトワールピサ
「そ、そうなんですか?」
リーチザクラウン
「うむ。
ソッコーでリーチかけるからな」
ヴィクトワールピサ
「へ、へえー
さすがはリーチさんですね 汗」
リーチザクラウン
「うむ。
常にテンパってるからな」
ヴィクトワールピサ
「ほほう 汗」
リーチザクラウン
「レースでも常にテンパってるしな」
ヴィクトワールピサ
「ダ、ダメじゃないっすか 汗」
リーチザクラウン
「イレコミのカリスマと呼んでくれ」
ヴィクトワールピサ
「全然ダメじゃないっすか 汗」
カッコーン!
ヴィクトワールピサ
「ん?
隣のレーンの奴もかなり上手いな
・・・・
あ!」
ガルボ
「よし。
ストライク。
まあまあの仕上がりかな」
ヴィクトワールピサ
「ガ、ガルボ?」
ガルボ
「あ!
ヴィクトワール君!
こんにちは!
新年明けましておめでとうございます!
ご挨拶が遅れてスミマセン!!」
ヴィクトワールピサ
「い、いやいや! 汗
いいんだよ別に!
同期だしさ。
おまえは、あいかわらず礼儀正しいな 汗」
ガルボ
「あ!!
リーチさんもいらっしゃったんですね!
こんにちは!!
わたくしガルボと申します!
父はマンハッタンカフェ、母はヤマトダマシイですっ!!」
リーチザクラウン
「う、うむ。
礼儀正しいな 汗」
ヴィクトワールピサ
「あ、ガルボ。スマンかったな。ボーリングの邪魔しちゃって
投げていいぞ」
ガルボ
「はい!
ではガルボ、第1投目、投げさせて頂く方向で宜しかったでしょうか?」
ヴィクトワールピサ
「うん、だから投げていいよって言ったよね? 汗」
ガルボ
「ではガルボ行きます!
宜しかったでしょうか?」
ヴィクトワールピサ
「だから投げろって!怒」
ガルボ
「・・・・」
ヴィクトワールピサ
「ん?ガルボ?」
ガルボ
「大変申し上げにくいのですが、おなかが痛くなってきたので
もし宜しければトイレに行ってきても宜しかったでしょうか? 汗」
ヴィクトワールピサ
「いや、いちいち断らなくても勝手に行けよ 汗」
ガルボ
「申し訳ございません!
ではお言葉に甘えて、トイレのほうに行かせて頂きたく存じます 汗」
ヴィクトワールピサ
「は、早く行った方がいいぞ 汗」
ガルボ
「では!」
ヴィクトワールピサ
「・・・・
フゥー。
あ、なんかスミマセンね、リーチさん。
うちの同期が」
リーチザクラウン
「礼儀正しい奴だな 汗」
ヴィクトワールピサ
「彼も悪気はないんですよ。ちょっと不器用なだけで。
・・・・
・・・・
あ、ガルボ戻ってきましたね」
ガルボ
「た、大変お待たせして申し訳なく候!!」
ヴィクトワールピサ
「お、おう 汗
言葉づかいがおかしくなってるぞ 汗
おなかは治ったのか?」
ガルボ
「た、大変申し上げにくいのですが、トイレに座ったものの
若干の便秘気味でございまして、ダメでした 汗」
ヴィクトワールピサ
「そ、そうか 汗
じゃあ第1投、投げれば? 汗」
ガルボ
「はい!
ではお言葉に甘えまつり候!」
ヴィクトワールピサ
「・・・・汗」
ガルボ
「・・・・」
ヴィクトワールピサ
「ん?ガルボ?」
ガルボ
「非常に申し上げにくいのですが、またしてもおなかが痛くなって参りましたので
今一度、トイレットの方に行かせて頂きたく候! 汗」
ヴィクトワールピサ
「は、早く行けやー!怒」
ガルボ
「ではっ!!汗」
リーチザクラウン
「・・・・汗」
– つづく –