◆フェブラリーステークス2011予想データ フリオーソ⇒疑念はピンチを遠ざけるが、同時にチャンスも遠ざける


【フリオーソ】

○牡7
○父ブライアンズタイム
○馬名意味由来⇒ 「熱狂的に」
○昨年のNAR年度代表馬
○地方の英雄。全日本2歳優駿を皮切りに、ジャパンダートダービー・    帝王賞2勝・川崎記念とジーワン5勝(地方最多タイ)
○1600よりは2000のタイプ。高速馬場の東京で、スピード的には不利
○地方馬の中央G1制覇はメイセイオペラのみ。12年ぶりの偉業へ



◆疑念はピンチを遠ざけるが、同時にチャンスも遠ざける



≪引き続き秋葉原にて≫



怪しい男
「こんにちは~♪」


ダノンカモン
「ぬ?」



セイクリムズン
「おぬし!何者でござるかっ!」


怪しい男
「怪しい者ではありませんよ~♪」



ダノンカモン
「あ、怪しすぎナリ~ 汗」


怪しい男
「いえいえ。今日は素敵なお二人に、お得な情報をプレゼントしに来ましたよ♪」



ダノンカモン
「なんの情報ナリか?」


怪しい男
「あのですね、今わたしに10万円預けて頂ければ、数分後に15万円にしてお返ししますよ♪」



ダノンカモン
「・・・いや結構ですナリ~ 汗」


怪しい男
「なぜでしょう?」



ダノンカモン
「な、なぜって、そんな話に乗るバカはいないナリ~ 汗」


怪しい男
「そうですか。わかりました~。さよ~なら~♪」



ダノンカモン
「・・・・汗」


セイクリムズン
「・・・・汗」



ダノンカモン
「変な男もいるものナリな~ 汗」


セイクリムズン
「まったくでござるなっ!」



ダノンカモン
「・・・あ。また次の人に声かけてるナリ~ 汗」


セイクリムズン
「・・・・汗」



ダノンカモン
「・・・ん?声かけられてるオッサン、お金を渡してるナリよ? 汗」


セイクリムズン
「ホ、ホントでござるな 汗 あのオッサン、おバカさんでござるか? 汗」



ダノンカモン
「・・・これは黙って見過ごすワケにはいかんナリ!」


セイクリムズン
「そうでござるな!正義のビームサーベルで、あの怪しい男を退治するでござる!!」



ダノンカモン
「おおーい!!ちょっと待てナリ~!!怒」


怪しい男
「ん?」


田舎者のオッサン
「・・・・」



ダノンカモン
「この野郎めぇ~!そんな田舎臭いオッサンを騙すなんて許せんナリ~!!怒」


怪しい男
「騙す?フフッ。これはまた物騒な話ですね♪」



セイクリムズン
「なに笑っとんじゃ~!!正義のビームサーベルでござるっ!!ポコポコ!!」


怪しい男
「い、痛い!アイドルのポスターで叩かないでくださいね♪」



ダノンカモン
「さあっ!!今のうちに早く逃げるナリよ!!オッサン!!」


田舎者のオッサン
「・・・・」



ダノンカモン
「さあ早く!」


田舎者のオッサン
「・・・なして逃げるっぺか?」


ダノンカモン
「え?」



田舎者のオッサン
「この人さー、10万円を15万円にしてくれるんだっぺさ!」


ダノンカモン
「・・・・汗」



田舎者のオッサン
「いやいやー!都会は冷たいっちゅう話ば聞いとったっぺが、いやはや親切な人もおるっぺがなぁー!喜」


ダノンカモン
「・・・いや・・・オッサン、騙されてるナリよ! 汗」



田舎者のオッサン
「バカなこと言うんでねぇ!この世に人を騙す者なんが、いるわげねえっぺよ!怒」


ダノンカモン
「・・・・汗」



怪しい男
「では私はこれで~♪」


ダノンカモン
「ああっ!汗 オッサン!10万円持っていかれるナリよ! 汗」



田舎者のオッサン
「だげども15万円返すてくれるっぺがよ~ 喜」


ダノンカモン
「・・・だ、だめだ・・・世間知らずの田舎者は一度騙されて学習するしかないナリな 汗」


セイクリムズン
「そうでござるな 汗」



田舎者のオッサン
「・・・あんたらは、なしてあの人がオラを騙してるって思うっぺが?」


ダノンカモン
「いや、なしてって、そんなの考えなくてもわかるナリ 汗」



田舎者のオッサン
「・・・疑念はピンチを遠ざけるが、同時にチャンスも遠ざけるっぺ」


ダノンカモン
「は?」



田舎者のオッサン
「そったら疑ってばっかりだったらよ、ダマされない代わりに、良い事も掴めんっぺがよ」


ダノンカモン
「はぁ」



田舎者のオッサン
「信じるから失敗する。しかし信じるから成功するんだっぺがよ」


ダノンカモン
「よくわからんナリ~ 汗」



田舎者のオッサン
「データ的には、騙されやすい人の方が、人生トータルでは幸せになってるんだっぺがよ」


ダノンカモン
「へー。オッサン物知りナリ~」



田舎者のオッサン
「警戒して、守ってばっかりいたら、あっという間に人生は終わってしまうっぺがよ」


ダノンカモン
「なるほどナリ~。やっぱセーラームーンのフィギュア、もっとたくさん買うナリ~」



怪しい男
「お客様♪お待たせしました~♪」


ダノンカモン
「ぬ!悪人!また出たナリな!正義のビームサーベルをくら・・・」



怪しい男
「こちら約束の15万円、お返し致しますよ~♪」


田舎者のオッサン
「ありがとうだっぺ~ 喜」



ダノンカモン
「えぇ~!? 汗汗」


セイクリムズン
「そ、そんなバカな 汗」



怪しい男
「私を信じてくれてありがとうです♪フリオーソ様♪」


フリオーソ
「いやいや、こっつらこそ、5万円ふやすてくれて、感謝だっぺ~ 喜」



ダノンカモン
「マ、マジナリか? 汗」


セイクリムズン
「ミラクルでござる 汗」



ダノンカモン
「し、しかも今、フリオーソって言ったナリか? 汗」


セイクリムズン
「言ったでござる 汗」



ダノンカモン
「・・・フリオーソって・・・」


セイクリムズン
「・・・・」



ダノンカモン
「・・・誰ナリか? 汗」


セイクリムズン
「・・・知らんでござる 汗」



ダノンカモン
「我々は、アキバ系の人しか知らないナリ」


セイクリムズン
「そうでござる」



ダノンカモン
「ぬおっ!そんなことより、セーラームーンのフィギュアを買いに行くナリよっ!ムズン氏!」


セイクリムズン
「そうでござるなっ!急ぐでござるっ!カモン氏っ!」



– つづく –

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