◆日経賞2011予想⇒ペルーサ⇒他人を変えようとしてはならない


【ペルーサ】

○4歳 男性
○父ゼンノロブロイ
○馬名 意味由来⇒ サッカーのマラドーナの愛称ペルーサより
○ペルーサとはポルトガル語で「毛深い子」。マラドーナの、もじゃもじゃの髪の毛から
○母アルゼンチンスターから、マラドーナへの連想
○4連勝で制した青葉賞は、トゥザグローリーを子供扱いの独走
○期待されたダービーは出遅れた上に、超瞬発力勝負のレースになってしまい6着まで
○3歳秋緒戦の毎日王冠も、大出遅れで5着まで
○人気を落とした秋天も出遅れ。だが絶望的な位置から、異次元の末脚でブエナの2着
○JCも出遅れ5着まで
○有馬記念ではなんと好スタート。だが案外弾けず4着
○阪神は若葉Sでヒルノダムールを完封した舞台



◆他人を変えようとしてはならない



≪ブエナ組 本部にて≫



ガッシャーン!!



組員
「わ、若頭っ!!汗 落ち着いてくださいっ!!汗」


ペルーサ
「これが落ち着いてられるかぁーー!!怒 ガッシャーン!」



組員
「う、うわっ!!汗 危ないっす!汗 若頭っ!ビール瓶を投げないでくださいっ!!汗」


ペルーサ
「くっ・・・なんで姐さんより、ヴィクトワールの方が上みたいな雰囲気になっとるんじゃ・・・怒」



組員
「く、悔しいのは組員全員なんです!若頭っ!!」


ペルーサ
「・・・・怒」



組員
「姐さんが戻ってくるまでは、組のことは若にしっかりしてもらわねえとなりませんっ!!汗」


ペルーサ
「・・・くそがぁーー!!怒 ガッシャーーン!」


組員
「お、落ち着いて!!汗 若頭っ!!汗」



≪一方、繁華街にて≫



ローズキングダム
「・・・・怒」


エイシンフラッシュ
「な、なに怒ってんだよ~キングダム~ 汗 カシャッ!」



ローズキングダム
「そりゃ怒るだろ、このボケッ!怒」


エイシンフラッシュ
「ヴィ、ヴィクトワール氏のこと・・・だよね? 汗」



ローズキングダム
「チッ・・・怒」


エイシンフラッシュ
「・・・・汗」



ローズキングダム
「・・・なんでオレより弱いヴィクトワール氏が世界一みたいな感じになってんだ? 怒」


エイシンフラッシュ
「そ、そりゃードバイWCだからね! 汗」



ローズキングダム
「オレはヴィクトワール氏には、ほとんど負けたことが無いんだぜ?!怒」


エイシンフラッシュ
「う、うーん 汗」



ローズキングダム
「てことはオレが世界最強ってことでいいだろうが 怒」


エイシンフラッシュ
「そ、それは強引すぎかな 汗 カシャッ!」



ローズキングダム
「う!まぶしい!フラッシュを使うんじゃねえ!怒」


エイシンフラッシュ
「えへ。JCウイナーの怒り顔をスクープ!!カシャッ!」



ローズキングダム
「テ、テメーはいい度胸じゃねえかコラ!!怒」


エイシンフラッシュ
「うわっ!!汗 ちょっと押さないでよ!キングダムっ!汗」



ドンッ!



エイシンフラッシュ
「痛てっ!!汗 あ、スミマセン!汗 大丈夫ですか? 汗」


ペルーサ
「・・・・怒」



エイシンフラッシュ
「は、はうっ!!汗 アナタはブエナ組の・・・汗」


ペルーサ
「・・・なにさらしとんじゃコラ・・・怒」



エイシンフラッシュ
「ご、ごめんなさいっ!!汗 不注意でしたっ!!汗」


ペルーサ
「・・・ごめんで済むと思っとんか、このボケナスがぁ・・・怒」


エイシンフラッシュ
「ほ、本当にスミマセンっ!!泣」



ペルーサ
「・・・ワレ・・・ちょっと事務所まで来いや・・・怒」


エイシンフラッシュ
「い、いえ!それはあの~その~ 泣」



ペルーサ
「・・・来いやコラ 怒」


エイシンフラッシュ
「うう・・・泣」



ローズキングダム
「・・・ちょっと待てよ」


ペルーサ
「あ? 怒」



ローズキングダム
「そいつはオレの連れなんだよ。なに勝手なことしてんだ?」


ペルーサ
「なんやと・・・怒」


エイシンフラッシュ
「キ、キングダム・・・泣」



ローズキングダム
「ケンカの相手がほしいなら、オレが相手になってやろうか?」


ペルーサ
「・・・ほう・・・怒」



エイシンフラッシュ
「キ、キングダム!汗 ム、ムリだよっ!汗 小柄なキングダムが若頭に勝てるワケ・・・」


ペルーサ
「テメーは前から気にくわなかったんじゃコラ・・・怒」


ローズキングダム
「・・・オレもだよ・・・」



エイシンフラッシュ
「おおっ!!2頭のスターホースが、鼻をくっつけるほどの距離で、メンチの切りあいっ!!喜 スクープ!!カシャッ!!カシャッ!!喜」


ペルーサ
「・・・・コラ・・・怒」


ローズキングダム
「・・・・あ?」



エイシンフラッシュ
「・・・ハッ!!写真撮ってる場合じゃなかった!!汗 と、止めなきゃ!!汗 だ、誰か~!!汗 助けて~!!」



刑事 大下
「ん?」


エイシンフラッシュ
「あ!!刑事さん!助けてください!ケンカですっ!!汗」


刑事 大下
「・・・関係ないねっ♪」



エイシンフラッシュ
「か、関係あるでしょうがっ!汗 アンタ刑事でしょ?!汗」


刑事 大下
「知らないねっ♪」



エイシンフラッシュ
「い、いやいや!!汗 住民の安全を守る仕事でしょうが!!汗」


刑事 大下
「記憶にないねっ♪」


エイシンフラッシュ
「くっ・・・」



ブロロロロ・・・



エイシンフラッシュ
「おおっ!!汗 このバイクは?!汗」


刑事 大下
「タカっ!!」



刑事 鷹山
「ユージ。事件か?」


刑事 大下
「うーん、なんかケンカしてるらしいよ~♪」



刑事 鷹山
「そうか・・・」


ペルーサ
「・・・・」


ローズキングダム
「・・・・」



刑事 鷹山
「オマエラ、オレの街でケンカするんじゃねえよ」


ペルーサ
「・・・なんじゃキサマ・・・怒」



刑事 鷹山
「おまえは、銀星会のチンピラだな?」


ペルーサ
「・・・なんじゃそりゃあ 怒 ワシはブエナ組じゃ・・・怒」



刑事 鷹山
「フッ。やっぱりな」


エイシンフラッシュ
「ま、間違ってますよ! 汗」



刑事 鷹山
「・・・オマエラ、覚えとけ。人間関係の問題っていうのはな、相手を変えようとするから起こるんだ」


ペルーサ
「・・・・」



刑事 鷹山
「自分も相手も、何十年もかけて作ってきた自分自身の思考や行動を、他人の言葉で変えられたくないもんだ」


ペルーサ
「・・・・」



刑事 鷹山
「だから互いに、互いを尊重し、認め合い、歩み寄ることが大事なんだ」


ペルーサ
「・・・・」



刑事 鷹山
「自分の思い通りにならないからって、相手を変えようと思っちゃダメだ」


ペルーサ
「・・・・」



刑事 鷹山
「それこそが争いの根源だからな」


エイシンフラッシュ
「おお~この刑事さん意外とやるな~。ハーレーの写真撮っとこう カシャッ!」



刑事 鷹山
「わかったなオマエラ。オレの街で勝手なことするなよ。・・・よし帰るぞユージ!」


刑事 大下
「さすがタカっ!!バシッと決めるねえ~♪」



刑事 鷹山
「ユージ、いつまでもオレに頼るなよ?」


刑事 大下
「なに言ってんだよ~。タカだって、こないだ貸したAV早く返してくれなきゃ困るゼっ!」



刑事 鷹山
「お、おまえ 汗 この公衆の面前でなんてことを!照 おまえはそーゆーとこを直せバカ野郎っ!!汗」


刑事 大下
「相手を変えようとするんじゃねえよっ♪タカッ」



刑事 鷹山
「もういい 怒 オレはバイクで一人で帰るからな。ユージは走って帰れバカ野郎! 怒」


刑事 大下
「ちょ、ちょっと待って~タカ~!汗」



刑事 鷹山
「ついてこれるもんなら、ついてきてみろ」


刑事 大下
「よ~し。やったろやないかい~。行くゼっ!OK!」



エイシンフラッシュ
「・・・か、帰って行った・・・汗」


ペルーサ
「・・・・汗」


ローズキングダム
「・・・・汗」



– つづく –

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