◆マイラーズカップ2011予想⇒リーチザクラウン⇒ハァー!テレビもねえっ!
【リーチザクラウン】
○5歳男性
○父スペシャルウィーク
○馬名 意味由来⇒ 「頂上に達する」
○デビューは伝説の新馬戦。差して2着に敗れるも、勝ち馬は後に皐月賞を勝つアンライバルド。しかも3着は女帝ブエナビスタ。先着した!
○2戦目は差しはやめて、スピードを活かして逃げてみよう!⇒なんと大差勝ち!2.1秒差!
○初重賞のラジオNIKKEI杯では単勝1.3倍に推されるも、まさかの2着。だが勝ち馬は後にダービーを制するロジユニヴァースだった
○きさらぎ賞を圧勝して挑んだ皐月賞では、大外18番枠で自分の形を作れず大敗
○人気を落とした不良馬場のダービーは、気楽に先行したら2着に粘っちゃった!
○その後はマイラーズC優勝はあるものの、本来の能力は発揮できていない
○父と同じ勝負服はカッコよかったが、オーナー変わっちゃった!
○人気より着順が下にくる確率が高いカリスマホース
○前走、中山記念は開幕週で差しにくい中、いい脚で3着まで
◆ハァー!テレビもねえっ!
≪雀荘にて≫
リーチザクラウン
「か、完敗です 汗」
ショウワモダン
「ホッホ 笑」
オウケンブルースリ
「ま、まさかモダンさんが、マージャン強かったとは・・・汗」
リーチザクラウン
「オ、オレの速攻リーチマージャンが、手も脚も出なかった・・・汗」
オウケンブルースリ
「脚って 汗」
ショウワモダン
「ホッホ。昭和初期はなんも娯楽がなかったから、マージャンばっかりやっとったよ」
オウケンブルースリ
「な、なるほど 汗」
ショウワモダン
「ハァー!テレビもねえっ!!っつっておまえ、なんもねえっつってっぺがよ」
オウケンブルースリ
「な、なに言ってるかわかりません 汗」
ショウワモダン
「ハァー!ラジオもねえっ!!車もそんなに走ってねえっ!!っつってっぺがよー」
オウケンブルースリ
「・・・・汗」
リーチザクラウン
「まあとにかく、マージャン最強はモダンさんってことで、異論はありません 汗」
オウケンブルースリ
「たしかに 汗」
ショウワモダン
「ホッホ」
謎の声
「待った!!」
オウケンブルースリ
「ん?」
テスタマッタ
「まだボクが残っているっ!!」
オウケンブルースリ
「おお、テスタ。こないだのマーチS、おめでとさん」
テスタマッタ
「ども 照」
オウケンブルースリ
「じゃあマージャンはモダンさんが最強ってことで、今日は解散しましょうか」
ショウワモダン
「ホッホ。そうじゃな」
テスタマッタ
「待った!!」
オウケンブルースリ
「なんだよテスタ。モダンさんはお疲れなんだよ 怒」
テスタマッタ
「まだボクが残っているっ!!」
オウケンブルースリ
「じゃあ帰りましょうか。モダンさん」
テスタマッタ
「マッタ!!」
オウケンブルースリ
「だからなんだよ! 怒」
テスタマッタ
「無視せんといて」
オウケンブルースリ
「帰り、送りますよ、モダンさん」
ショウワモダン
「ホッホ。悪いのう」
テスタマッタ
「マッタ!!」
オウケンブルースリ
「だからなんだっつーんだよ! 怒 俺たちはもう帰るんだよ 怒」
テスタマッタ
「ボクに勝ってから行け!!」
オウケンブルースリ
「あ、モダンさん、オレ先行ってタクシーつかまえときますんで」
ショウワモダン
「ホッホ。すまんのう」
テスタマッタ
「マッタ!!」
オウケンブルースリ
「あ、それともなんかメシ食ってから帰りますか?お腹すいたでしょう?」
テスタマッタ
「クッタ!!」
オウケンブルースリ
「おまえじゃねえよっ!!怒 モダンさんに聞いてんだっ!!怒」
リーチザクラウン
「それはそうとモダンさん。長時間のマージャンで、肩こったんじゃないですか?」
テスタマッタ
「コッタ!!」
オウケンブルースリ
「おまえに聞いてねえよっ!!怒 あっち行ってろよ!!怒 大体おまえはなんもしてないのに、なんで肩こってんだよっ!!怒」
リーチザクラウン
「じゃあ、この弁当食べますか?モダンさん。さっき買ったんですけど、ここの弁当マジうまいっすよ」
オウケンブルースリ
「お。さすがリーチだな」
リーチザクラウン
「あれ・・・?割りばしが入ってない 汗」
オウケンブルースリ
「フッ。まかせろリーチ。こんなこともあろうかと、割りばしをひとつだけキープしておいたぜ」
リーチザクラウン
「おおっ!さすがオウケンさん! 喜」
オウケンブルースリ
「ふふっ。ホラ、ここに割りばしが・・・・ああっ!!汗 折れてるっ!!なぜ?!汗」
テスタマッタ
「オッタ!!」
オウケンブルースリ
「なんで折るんじゃコラァーー!!怒 最後の割りばしだったのに!どうやってモダンさん、弁当食うんだコラァーー!」
テスタマッタ
「クッタ!!」
オウケンブルースリ
「おまえじゃねえよっ!!怒 自分だけメシ食ってんじゃねえっ!!怒」
リーチザクラウン
「・・・オイ 怒 テスタよぉ・・・モダンさんに謝れよ 怒」
オウケンブルースリ
「そうだ!!怒 ちゃんと背筋を伸ばして謝れ!!怒」
テスタマッタ
「・・・わかった・・・背筋を伸ばして謝るよ・・・よいしょ・・・あっ!!」
オウケンブルースリ
「ん?」
テスタマッタ
「ツッタ!! 汗」
オウケンブルースリ
「足つってんじゃねえかっ!!怒 どんだけ運動不足だよっ!!怒」
リーチザクラウン
「あぁ・・・弁当あけちゃったなぁ・・・割りばしもないし、どうすんだよコレ・・・落」
テスタマッタ
「ラップ!!」
オウケンブルースリ
「テメーが言うなコラァーー!!怒」
リーチザクラウン
「とりあえず、お茶でも飲みますか。モダンさん」
ショウワモダン
「ホッホ。そうじゃな」
リーチザクラウン
「・・・あれ・・・でもここポットがないっすね 汗 お湯がないっすわ 汗」
テスタマッタ
「ポット!!」
オウケンブルースリ
「だからポットがねえって言ってんだろうが!!怒 話を聞けよ!!怒」
リーチザクラウン
「いやーしかしモダンさんは、高齢なのにガタイがいいっすねえ!背も高いですし!」
テスタマッタ
「ノッポ!!」
オウケンブルースリ
「し、失礼だろうがコラァーー!!怒」
リーチザクラウン
「やっぱり肉体の秘訣は、よく食べることですか?」
ショウワモダン
「ホッホ。高齢者に大事なポイントは、頑丈な歯じゃな」
リーチザクラウン
「なるほど!よく噛むわけですね!」
テスタマッタ
「デッパ!!」
オウケンブルースリ
「だ、だから失礼だって言ってんだろうがぁぁーー!!怒」
リーチザクラウン
「夜、寝る時なんかは、やはり着物だったりするんですか?昭和ですし」
テスタマッタ
「マッパ!!」
オウケンブルースリ
「テ、テメーがマッパで寝てろやぁーー!!怒」
リーチザクラウン
「・・・オイ 怒 テスタ、テメーいい加減にしろよコラ 怒」
オウケンブルースリ
「そうだよ!テメーいい加減に・・・・いてっ!泣 な、なにすんだぁー!コラァーー!!怒」
テスタマッタ
「ケッタ!!」
オウケンブルースリ
「テ、テメー!怒 怒られてる時にいい度胸じゃねえかコラァーー!!怒」
テスタマッタ
「キック!!」
オウケンブルースリ
「コ、コロスぞコラァーー!!怒」
テスタマッタ
「・・・あっ!!」
オウケンブルースリ
「ん?」
テスタマッタ
「ツッタ!! 汗」
オウケンブルースリ
「足つってんじゃねえかっ!!怒 自業自得だぞコラァーー!!怒」
リーチザクラウン
「・・・はぁー。もう帰りましょうモダンさん」
テスタマッタ
「マッタ!!」
オウケンブルースリ
「はぁー。わかったよテスタ。おまえの話も聞いてやるよ。おまえも寂したかったんだろ?悪かったな。無視して」
テスタマッタ
「ソッポ!!」
オウケンブルースリ
「ソッポ向いて、スネてんじゃねえっ!!怒」
テスタマッタ
「スット」
オウケンブルースリ
「スッと立ち上がって・・・」
バタン
オウケンブルースリ
「か、帰るんかいっ!!怒」
– つづく –