◆ダービー2011予想⇒デボネア⇒羊が群れを組めば客観性を失う



【デボネア】

○3歳 男子
○父アグネスタキオン
○馬名 意味由来⇒ 優雅で快活な
○アラブの石油王モハメド殿下の所有馬
○初勝利まで4戦を要するが、その後の京成杯ではいきなり2着。能力を見せる
○弥生賞はインベタのナイス騎乗で3着
○皐月賞は外枠不利の東京2000で15番&出遅れて後方から。絶望的な位置から4着まで来る
○今回、鞍上はスーパースターのデットーリ。騎手の力で2強に割って入れるか



◆羊が群れを組めば客観性を失う



≪焼き鳥シゲにて≫



オウケンブルースリ
「うーん・・・やっぱオルvsパテックなのかなあ・・・」


焼き鳥屋店主シゲ
「焼き鳥おまち」



オウケンブルースリ
「ねえねえ、シゲさーん。どう思う~?」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。日本ダービーは競馬の祭典。楽しめればいいんじゃねえですか?」



オウケンブルースリ
「うーん。そうなんだけどさあ。オウケン君の万馬券予想を当てたいじゃん~」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ」


オウケンブルースリ
「オルとパテック以外で、なんかいないかなぁ~」



キキーーッ!
バタン!



オウケンブルースリ
「んん?!な、なんだあの長いリムジンはっ!!汗」


焼き鳥屋店主シゲ
「・・・・」



ガラガラッ



デボネア
「ゴメンアソバセ」


焼き鳥屋店主シゲ
「らっしゃい!」


オウケンブルースリ
「あ、あいつは・・・」



デボネア
「ワタシは、アラブの石油王、モハメド殿下が日本制圧のために送り込んだ刺客、デボネアでゴザリマスル」


オウケンブルースリ
「おお!おまえがウワサの・・・!」



デボネア
「というか、リムジンを店の前にベッタヅケに路駐してるが、カマワンカ?」


オウケンブルースリ
「そ、それはダメだろ 汗」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。あとでオレが移動しときますぜ」



デボネア
「オウ!!喜 さすがはシゲ殿デスネ! 喜」


焼き鳥屋店主シゲ
「ほう。オレのこと知ってるのかい?」



デボネア
「モチロンデス!日本で一番の焼き鳥屋と聞いて、本日はタテマツリソウロウ」


オウケンブルースリ
「に、日本語がおかしいぞ 汗」



焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。ありがとよ」


デボネア
「今日ワタシが食べておいしかったら、今度、モハメド殿下も連れて来るでオクンナマシ」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



デボネア
「ワタシのボス、モハメド殿下は、ドバイ首長国の首長かつ、アラブ首長国連邦の副大統領と首相も兼任する、いわばスーパーVIPなのでゴザンス」


オウケンブルースリ
「た、たしかにすごいな 汗」



デボネア
「世界最高額賞金を誇る競走、ドバイワールドカップを創設した人物でもあるのでゴワス」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



デボネア
「まさに!キングオブキングスで、いごっそう」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



デボネア
「ワタシは、そんな殿下が送り込んだ刺客なのでゴリラーマン」


オウケンブルースリ
「ほう。そりゃーさぞかしプレッシャーだろう?」



デボネア
「ソウデスネ。もし無様な競馬をしたら・・・」


オウケンブルースリ
「・・・ゴクリ」



デボネア
「・・・・デコピンではすまないかもシレマセン」


オウケンブルースリ
「デ、デコピンですむかもしれないってことか? 汗」



デボネア
「・・・ケツバットまであるかもシレマセン」


オウケンブルースリ
「そ、それくらいならいいだろ 汗」



デボネア
「そしてワタシを御する騎手は、世界一のジョッキー、フランキーでゴザル!」


オウケンブルースリ
「・・・クランキー?」


デボネア
「それはチョコデス」



オウケンブルースリ
「・・・ポリンキー?」


デボネア
「それはスナック菓子デス」


オウケンブルースリ
「お、おまえ日本のお菓子に詳しいな 汗」



デボネア
「フランキー・・・通称ランフランコ・デットーリ」


オウケンブルースリ
「つ、通称がフランキーだろ 汗」



デボネア
「またの名を、ランフランコ・デットーリ」


オウケンブルースリ
「それは聞いたよっ!!怒 またの名じゃねえだろっ!!怒」



デボネア
「人は彼をこう呼ぶ・・・ランフランコ・デットーリ」


オウケンブルースリ
「もういいよっ!!怒 早く話を進めろよっ!!怒」



デボネア
「彼の騎乗を見た者は、そのあまりの技術に畏敬の念をこめてこう呼ぶ・・・ランフランコ・デットーリ」


オウケンブルースリ
「うるせえよっ!!怒」



デボネア
「オー・・・なんか怒ってマスカ?」


オウケンブルースリ
「怒ってるよっ!!怒」



デボネア
「ア、アナタはもしや・・・」


オウケンブルースリ
「・・・・」



デボネア
「ランフランコ・デットーリ?」


オウケンブルースリ
「違うだろっ!!怒 どこをどう見たら間違うんだっ!!怒」



デボネア
「ワタシの鞍上、ランフランコ・デットーリ。彼が乗れば、他の騎手が乗るより、35馬身は違うと言われてイルノダ」


オウケンブルースリ
「そ、そんなには違わんだろ 汗」



デボネア
「彼がビッグレースを勝った時に見せる、デットーリジャンプ。ジャップもパクッてるダロウ?」


オウケンブルースリ
「ジャップって言うな 怒 ケンカ売ってんのか? 怒」



デボネア
「彼はサイドビジネスとして「フランキー・デットーリ・ピザ」や「フランキー・デットーリ・イタリアン・レストラン」を経営してマス」


オウケンブルースリ
「ビ、ビジネスマンとしても一流なのか 汗」



デボネア
「つきましては、この店も『フランキー焼き鳥シゲ』に改名しまセンカ?」


オウケンブルースリ
「しねえよっ!!怒 名前がふたつ入ってて、紛らわしいだろうがっ!!怒」



デボネア
「彼があまり日本に来ないのは、過去にドラッグ所持での・・・」


オウケンブルースリ
「ああーー!!汗 バカ野朗っ!!汗 言葉を選んでしゃべれ!!怒」



デボネア
「ジャパンでも、タバラナントカいう・・・」


オウケンブルースリ
「コ、コラァーー!!怒 つまみだすぞテメー!!怒」



デボネア
「まあそんなわけで、我が最強のチーム・ダーレーが、日本を制することになるダロウ」


オウケンブルースリ
「う、うーむ 汗 確かに組織力はハンパねえな 汗」



デボネア
「シゲ殿も、ぜひわがチーム・ダーレーに参加しませんカ?」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。オレには似合わねえぜ」



デボネア
「うーん残念デス。でもあきらめませんカラ!」


オウケンブルースリ
「ならばオレが入ってやろう。契約金しだいだがな。ニヤリ」



デボネア
「シゲ殿は、組織に所属しないノデスカ?」


オウケンブルースリ
「む、無視・・・泣」



焼き鳥屋店主シゲ
「・・・どうしてですかい?」


デボネア
「日本人は能力のある者でも、大きな組織に所属する人が多いと聞きマス」


焼き鳥屋店主シゲ
「・・・・」



デボネア
「日本では個人より組織の方が、生きやすいのデスカ?」


焼き鳥屋店主シゲ
「・・・あくまでオレ個人の見解ですが・・・」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「・・・一長一短でさあ」


デボネア
「フム」



焼き鳥屋店主シゲ
「個人には自由があるが安心がない。組織はその逆だ」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「各人のパーソナリティ及び、目指す人生の形によって、どちらが良いかは変わってくるんだぜ」


デボネア
「フムフム」



焼き鳥屋店主シゲ
「・・・羊が群れを組めば、客観的な視点を失う」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「だがその代わりに得る安心はデカイぜ」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「・・・人生で環境を変えれば、得るものもあるし、失うものもある。そのプラマイは、ほぼゼロでさあ」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「だから自分の特性に合う方を、選べばいいんじゃねえかと思うんでさあ」


デボネア
「・・・だからシゲ殿は、こんな汚い焼き鳥屋を?」



焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。オレには合ってるぜ」


デボネア
「・・・・」



焼き鳥屋店主シゲ
「・・・ビールおかわりしやすかい?」


デボネア
「はい。いただきマス」


焼き鳥屋店主シゲ
「あいよ」



デボネア
「・・・シゲ殿」


焼き鳥屋店主シゲ
「・・・・」



デボネア
「ワタシがダービーを勝ったら・・・」


焼き鳥屋店主シゲ
「・・・・」



デボネア
「・・・殿下を連れてまたキマス。アナタをダーレーにスカウトしに」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。ダーレーには入らねえが、デボネアさんの応援馬券は買っとくぜ」



デボネア
「見ててくだサイ。ダーレーの力、見せますから 喜」


焼き鳥屋店主シゲ
「フッ。楽しみにしてるぜ」



オウケンブルースリ
「・・・・
・・・・
・・・オ、オレの契約金は・・・泣」



– つづく –

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