◆ラジオNIKKEI賞2011予想⇒カフナ⇒離れていても、友はいつまでも友
【カフナ】
○Kahuna
○馬名 意味由来⇒ 神官、学者
○3歳 男性
○父キングカメハメハ
○スマートなキャリアとは言い難いが、先行してしぶとく、マニア向け
○OP特別では好走してるので、今回のメンツなら重賞でも。
◆離れていても、友はいつまでも友
※前回までのあらすじ⇒車にひかれそうだったオウケンを助けたターゲットマシン(ロボット)は壊れてしまうのだった
≪焼き鳥シゲにて≫
カフナ
「とにかく!ダービーに出られなかった分、ラジオNIKKEI賞でリベンジしたいと思ってるんですよー!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「そうですねえ」
ガラガラッ!
焼き鳥屋 店主シゲ
「ヘイ!らっしゃ・・・」
オウケンブルースリ
「シゲさんっ!!汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「ん?オウケンさん。どうしたんでさあ。そんなに慌てて」
オウケンブルースリ
「ロ、ロボが!泣 ロボが大変なんだっ!!泣」
焼き鳥屋 店主シゲ
「ロボ?」
ターゲットマシン
「・・・・」
オウケンブルースリ
「車にひかれそうだったオレをかばって!車とぶつかって壊れたんだっ!!泣」
焼き鳥屋 店主シゲ
「ほう」
オウケンブルースリ
「早く直してやらないと!泣」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
オウケンブルースリ
「シゲさん!誰かメカに詳しい人、知らないっすか!!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・メカに詳しい人ですかい」
オウケンブルースリ
「うん!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ちょっと・・・見せておくんなせえ」
オウケンブルースリ
「あ。うん。コイツなんだけど・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
オウケンブルースリ
「車とぶつかった衝撃で、激しく壊れてて・・・泣」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ATOM-003型か・・・」
オウケンブルースリ
「え・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・オウケンさん。ちょっとそこのノートパソコン、取ってもらえやすか」
オウケンブルースリ
「あ、ああ。これっすか?・・・ぷあっ!き、汚ねえっ!油まみれっすよ! 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・電源ON・・・カラカラカラ・・・」
オウケンブルースリ
「・・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ちょっと待っておくんなせえ。古いパソコンなもんで、立ち上がるまで13分かかりまさあ」
オウケンブルースリ
「い、急いでるんですけど 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「よし。立ち上がったぜ」
オウケンブルースリ
「・・・だ、大丈夫っすか 汗 シゲさん 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・見たところ・・・破損箇所は、CPUとハードディスク・・・それとバッテリーか」
オウケンブルースリ
「わ、わかるの?シゲさん 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「問題はソフト関係の損傷だぜ」
オウケンブルースリ
「お、おんぼろノートパソコンとロボをつないでいる・・・汗」
###・・・ATOM-003へアクセスします・・・###
オウケンブルースリ
「お、おお・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・こちらからコントロールすることは可能か?」
###・・・分析中・・・外部端末からのアクセス・・・可能です・・・###
オウケンブルースリ
「パ、パソコンとしゃべってる 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「よし。それならなんとかいけるかもしれねえぜ」
オウケンブルースリ
「な、直るのか!?シゲさんっ!!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・予断を許さない状況だ。破損したハード部分は、冷蔵庫の中にあるものでなんとか修復してみるぜ」
オウケンブルースリ
「れ、冷蔵庫のもので?!汗 さ、さすがシゲさんだ 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「賞味期限は切れてるけどな」
オウケンブルースリ
「・・・・汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ただ起動プログラムに関しては、今ここにはねえから、ちょっと知り合いに聞いてみまさあ」
オウケンブルースリ
「う、うん。つーかシゲさん、アンタは何者? 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・昔な。NASAでロボット開発に携わっていたことがあってな」
オウケンブルースリ
「えぇ~~!!汗汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・フッ。古い話でさあ」
オウケンブルースリ
「さ、さすがシゲさん 汗 底が見えねえっす 汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「とりあえず、このロボットは少しだけ預かるぜ」
オウケンブルースリ
「う、うん!頼みます!シゲさん!!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「やるだけのことは、やってみまさあ」
オウケンブルースリ
「お願いします!じゃ!」
バタン
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・(電話)・・・ピッピッピ・・・プルルルル・・・ガチャ・・・」
アームストロング
「ハーイ!こちらアームストロングダヨ!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・シゲだ」
アームストロング
「・・・ん?」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・フッ。忘れちまったかい?」
アームストロング
「・・・マ、マサカ・・・汗」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
アームストロング
「・・・オー!!驚 シゲ!!ゴブサタデース!!驚」
焼き鳥屋 店主シゲ
「元気そうだな、アーム」
アームストロング
「・・・突然ドウシタンダ!!トユーカ、オマエ!どうしてNASAを飛び出したノダ!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
アームストロング
「オマエがいなくなっちまったカラ、アポロ計画はイチからやり直しになったノダゾ!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・すまねえと思ってる・・・」
アームストロング
「・・・シゲ・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・今回は別件でな。ちょっとアームの力を借りたいんだぜ」
アームストロング
「オー!!シゲ!水くさいアルヨ!!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」
アームストロング
「オマエの頼みなら、なんだって聞いてヤルゼ!!ただ、夜の誘いは勘弁してクレヨ!HAHAHAー!!笑」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」
アームストロング
「・・・で、ナニガ必要ナンダ?」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ATOM-003の起動プログラムがほしい」
アームストロング
「・・・・」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
アームストロング
「・・・ハッハ!お安い御用ダゼ!なんなら最新の、ATOM-007の起動ディスクも送ってヤロウカ?」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・いや。003だけでいい」
アームストロング
「・・・007の起動ディスクなら、日本の機関に売れば億万長者ダゾ」
焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。金には興味ねえぜ」
アームストロング
「HAHAHAー!!笑 あいかわらずダナ!シゲ!」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
アームストロング
「ワカッタ。ATOM-003の起動プログラムなら、サイズ的にネットからでもダウンロード可能だ」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
アームストロング
「オレのサイトにアップしとくゼ。パスワードは昔と同じダ」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・すまねえ。恩に着るぜ」
アームストロング
「HAHAHAー!!笑 なに言ってんダ!このオタンコナス! 笑」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」
アームストロング
「・・・日本に行くときは、必ず寄るカラナ」
焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ」
アームストロング
「・・・寿司屋ダッケ?」
焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。焼き鳥屋だぜ 汗」
アームストロング
「HAHAHAー!!笑 ジャアナ!シゲ!・・・ガチャ」
焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」
≪そのころオウケン君≫
オウケンブルースリ
「・・・シゲさんに任せとけば、大丈夫だ・・・きっと・・・ブツブツ」
カフナ
「・・・めずらしいっすね。オウケンさんが、人のことに真剣になるなんて」
オウケンブルースリ
「・・・あいつは、命の恩人なんだ・・・」
カフナ
「ふーん」
オウケンブルースリ
「・・・お。たこ焼きが売ってるぞ」
カフナ
「・・・・」
オウケンブルースリ
「腹減ったから、ひとつ買ってくか」
カフナ
「・・・・」
オウケンブルースリ
「おまえも買うか?」
カフナ
「・・・買ふな・・・」
オウケンブルースリ
「え?」
カフナ
「・・・余計なもん、買ふな!!」
オウケンブルースリ
「な、なんで怒ってんの? 汗」
カフナ
「たこ焼きなんか必要ないっ!!家帰ってメシ食えっ!!たこ焼きなんか、買ふな!!」
オウケンブルースリ
「か、買うなって言ってんの? 汗」
カフナ
「買ふな!!」
オウケンブルースリ
「じゃ、じゃあ飲み物だけ買って帰るかな 汗」
カフナ
「飲み物も、買ふな!!」
オウケンブルースリ
「いいだろ!飲み物くらい買ったって!!怒」
カフナ
「買ふな!!」
オウケンブルースリ
「うるせえよっ!!怒」
カフナ
「・・・グスッ・・・今日は、せっかくボク主役の回なのに、シゲさんばっかりで、ボクの出番がないじゃないかっ!!泣」
オウケンブルースリ
「し、知らん!!汗」
カフナ
「だから、たこ焼きもジュースも、買ふな!!」
オウケンブルースリ
「うるせえっ!!怒」
– つづく –
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