◆アイビスサマーダッシュ2011予想⇒エーシンヴァーゴウ⇒一番大切な人を、一番大切にしたい


【エーシンヴァーゴウ】

○A Shin Virgo
○馬名 意味由来⇒ 冠名+おとめ座
○4歳 女性
○父ファルブラヴ
○芝連対率 72.7%
○前走、初めてのオープン特別で、初めての直線競馬。それでも快勝。うふ
○牝馬は優勢条件。うふふ
○調教の動きも絶好。うふふふ
○今回、それほど強力な相手もいないから、一気の重賞制覇もあるかも~♪うふふふふ



◆一番大切な人を、一番大切にしたい



≪焼き鳥シゲにて≫



エーシンヴァーゴウ
「・・・はぁ・・・落」


あつし
「ど、どうしたの? 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・どうしてアタシの彼氏は、アンタなの? 落」


あつし
「え? 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・同期のアパにはキングダムがいるのに、アタシにはなぜアンタ? 怒」


あつし
「え、えーと・・・汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・大体アンタね。読者さんが誰だかわからないわよ? 怒」


あつし
「あ、あの~ボクは、6/16 に登場した、コンビニ店員あつしでつ 照」



エーシンヴァーゴウ
「誰も覚えてねえよ 怒」


あつし
「え、えへ 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・あ~あ。なんかつまんないな~ 落」


あつし
「ボ、ボクは楽しいでつ 喜」



エーシンヴァーゴウ
「アンタは何やってても楽しいんでしょ 怒」


あつし
「で、でへ 照」



エーシンヴァーゴウ
「シゲさん、ビールおかわりくださぁ~い♪」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あいよ」



エーシンヴァーゴウ
「・・・まずはアイビスサマーダッシュを勝って、上を目指すしかないわっ!!燃」


あつし
「そうだね!コウちんならできるよ!」



エーシンヴァーゴウ
「コウちんって言うんじゃねえっ!!怒 名古屋コーチンみてえじゃねえかっ!!怒」


あつし
「ご、ごめんでつ 落」



エーシンヴァーゴウ
「・・・はぁ~・・・(イライラ)」


あつし
「・・・モグモグ・・・うん!この焼き鳥おいしいね! 喜」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



あつし
「ねえ!ヴァーちゃん!」


エーシンヴァーゴウ
「ヴァーちゃんって言うんじゃねえっ!!怒 ばあちゃんみてえじゃねえかっ!!怒」



あつし
「ご、ごめん。おヴァーちゃん!」


エーシンヴァーゴウ
「おばあちゃんじゃねえよっ!!怒怒」



あつし
「ご、ごめんでつ 落」


エーシンヴァーゴウ
「・・・はぁ~・・・(イライラ 怒)」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ビールおまち」


エーシンヴァーゴウ
「あになとうごないますぅ~♪」



あつし
「・・・モグモグ・・・焼き鳥おいしいでつ 喜」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



あつし
「ん?どうしたんでつか?おじいちゃん」


エーシンヴァーゴウ
「だ、誰がおじいちゃんだ!コラァァーー!!怒」


あつし
「ご、ごめんでつ 落」



エーシンヴァーゴウ
「・・・もう、なんだかさ・・・」


あつし
「え?」



エーシンヴァーゴウ
「アンタが焼き鳥食べてる姿を見てるだけで、イライラするのはナゼ? (イライラ 怒)」


あつし
「そ、それはレース前で仕上がってるから、カリカリするんでつよ 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・それもあるけどさ・・・それだけじゃないのよ・・・」


あつし
「うーん。どうしたんでつかねえ。モグモグ」



エーシンヴァーゴウ
「・・・(イラッ 怒)」


あつし
「モグモグ。うん。うまいでつ 喜」



エーシンヴァーゴウ
「・・・ネギだけ残してるのが、また腹立つ (イライラ 怒)」


あつし
「ネ、ネギは苦手なんでつ 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・男だったらネギも食えや・・・怒」


あつし
「そ、そんな無茶を言わないでくだつぁい 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・シブい男の人だったらさ、塩の焼き鳥に日本酒、みたいな?」


あつし
「うん」



エーシンヴァーゴウ
「・・・アンタは、タレの焼き鳥にメロンソーダって何? しかもネギ残してるし 怒」


あつし
「え、えへ 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・あー。なんかイラつくわ~。ゴクゴク」


あつし
「ゴウちゃん 汗 ちょっと飲み過ぎでつよ? 汗」



エーシンヴァーゴウ
「フゥ~。・・・確かに焼き鳥はおいしい。ビールも最高・・・」


あつし
「うんうん 喜」



エーシンヴァーゴウ
「・・・でもアンタの、もみあげがムカつくの 怒」


あつし
「そ、そう言われまつぃても 汗」



エーシンヴァーゴウ
「シゲさん、ビールおかわりくださぁ~い♪」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あいよ」



あつし
「・・・あ!ご、ごめんゴウちゃん!ボクそろそろコンビニの仕事の時間なんでつ! 汗」


エーシンヴァーゴウ
「あっそ」



あつし
「もう行かなきゃでつ 汗」


エーシンヴァーゴウ
「行けば?」



あつし
「ご、ごめんでつ 汗 ゴウちゃん 汗」


エーシンヴァーゴウ
「別に」


あつし
「じゃ、じゃあね! 汗 あ。お金はこれで払っておいてくだつぁい。じゃ! 汗」



バタン



エーシンヴァーゴウ
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「・・・はぁー。ウゼー・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ガラガラ



焼き鳥屋 店主シゲ
「ヘイ!らっしゃい!」


エーシンヴァーゴウ
「・・・ん?あ~♪おじさーん♪」


知り合いのおじさん
「おお。ゴウちゃん!久しぶりだねえ!」



エーシンヴァーゴウ
「お久しぶりです♪うふ♪」


知り合いのおじさん
「ゴウちゃんはあいかわらずカワイイねえ。どうだい?日曜のアイビスは?」


エーシンヴァーゴウ
「ハイ♪調子はいいです♪勝っても負けても、全力でがんばりマス♪」



知り合いのおじさん
「そうかいそうかい。応援に行くから、がんばんなさいね」


エーシンヴァーゴウ
「ハイ♪ありがとうございます♪」



知り合いのおじさん
「じゃあ。オレ、奥の席だから」


エーシンヴァーゴウ
「ハーイ♪失礼しま~す♪」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


エーシンヴァーゴウ
「・・・ふふ。ますますがんばんなきゃ♪」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「ね?シゲさん♪」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・彼氏さん以外と接する態度は、すばらしいですねえ」


エーシンヴァーゴウ
「え?」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・いや、すいやせん。彼氏さんにも、同じように接してあげたらいいんじゃねえかと思ったんでさあ」


エーシンヴァーゴウ
「あつしに?・・・プッ 笑 そんなバカな 笑」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・どうしてですかい?」


エーシンヴァーゴウ
「ど、どうしてって、いつも一緒にいる相手に、そんなのおかしいじゃないですか~」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「いつも一緒にいて、空気みたいな存在なんだから、素の自分でいいじゃないですか~」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「ねえ。シゲさん?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・確かに、いつも一緒だと、優しい言葉をかけたり、気遣ったりするのは、照れくさいもんでさあ」


エーシンヴァーゴウ
「でしょ~?」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・だがよ。本当は一番大切にしなきゃいけねえのは、いつも一緒にいてくれる、身近な人なんじゃねえのかい?」


エーシンヴァーゴウ
「え・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「素の自分のままでいられる。自分のイライラした気持ちや、ストレスを受け止めてくれる・・・」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「そんな人の価値ってのは、一緒にいる間は、なかなか気づくことができねえ」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「だが、離れてから気づいても、もう遅せえ」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「慣れってのは、感謝の気持ちもマヒさせちまうからよ」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「だからせめて、クサくてもいいから、たまには大切な人に、ケーキでもなんでもいいから、買ってやりてえもんだな」


エーシンヴァーゴウ
「・・・あつし・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・フッ。すまねえ。バツイチのオレが言えることじゃねえな」


エーシンヴァーゴウ
「・・・いえ・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・まあ・・・人が残したネギを、何気なく食べるってのは、なかなかできることじゃねえ」


エーシンヴァーゴウ
「え?・・・あ。気づいたら、あつしの残したネギ、食べちゃってた! 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・あつしさんは、ゴウさんにとって、大切な人なんでさあな」


エーシンヴァーゴウ
「・・・シゲさん・・・アタシ・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


エーシンヴァーゴウ
「・・・アタシ、今日はこれで失礼します!ごちそうさまでした!」



バタン



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・フッ。がんばっておくんなせえ」



≪コンビニにて≫



ウィーン



コンビニ店員あつし
「いらっしゃいましー」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」



コンビニ店員あつし
「・・・あ!!ゴウちゃん!?どど、どうしたんでつか? 汗」


エーシンヴァーゴウ
「・・・・」


コンビニ店員あつし
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「・・・もみあげがダセーよって、言いに来た・・・」


コンビニ店員あつし
「ご、ごめん 汗」



エーシンヴァーゴウ
「・・・それと・・・」


コンビニ店員あつし
「・・・・」



エーシンヴァーゴウ
「・・・ア、アンタの好きなケーキ・・・買ってきた・・・照」


コンビニ店員あつし
「え・・・」



エーシンヴァーゴウ
「・・・も、もう仕事終わるんだろ? 照 か、帰って一緒に食うぞ、モミアゲバカ 照」


コンビニ店員あつし
「ゴウちゃん・・・」



エーシンヴァーゴウ
「・・・ま、待ってっからさ 照 早く終わらせろよ、モミアゲ 照」


コンビニ店員あつし
「う、うん! 泣 ありがとう!ゴウちゃん! 泣」



– つづく –

サブコンテンツ