◆クイーンステークス2011予想⇒レディアルバローザ⇒どっちを選んでも同じ。選んだ道でがんばるだけ
【レディアルバローザ】
○Lady Alba Rosa
○馬名 意味由来⇒ 冠名+ばら色の夜明け
○4歳 女性
○父キングカメハメハ
○レース間隔:13週
○北海道未経験
○芝1800m 1-0-0-1
○福永J 2-1-1-1
○ムラ馬だったが、転厩してから初戦で重賞制覇。2戦目でジーワン3着
○しかも負けた相手は、アパパネとブエナ
○充実度は文句なし。あとは洋芝適性だけ
◆どっちを選んでも同じ。選んだ道でがんばるだけ
≪オープンカフェにて≫
レディアルバローザ
「・・・1時間も早く着いてしまった。アパはまだか。本でも読んで待つとしよう」
店員
「いらっしゃいませ。お飲み物はいかがなさいますか?」
レディアルバローザ
「あ、えーと・・・アイスコーヒー・・・」
店員
「かしこまりま・・・」
レディアルバローザ
「あ、ちょっと待って。やっぱりアイスティー・・・」
店員
「かしこまりま・・・」
レディアルバローザ
「あ、やっぱり、ウーロン茶・・・じゃなくて・・・えーと・・・ちょっと待ってね・・・」
店員
「・・・・汗」
~1時間後~
アパパネ
「お待たせ~♪ローザちゃん、もう来てたんだ。ごめんね。待った?」
レディアルバローザ
「・・・いや・・・うーん・・・飲み物をどうするか考えてて・・・」
店員
「・・・・泣」
アパパネ
「・・・な、なんで店員さん、泣いてんの? 汗」
レディアルバローザ
「・・・うーむ・・・やはりここはビールという手も・・・ブツブツ」
店員
「・・・・」
レディアルバローザ
「アパも悩むだろ?ホント、注文って迷うよね」
アパパネ
「あ、店員さん。アタシ炭酸水ください♪」
レディアルバローザ
「はやっ! 汗」
アパパネ
「て、てゆーか飲み物にそんなに悩む要素もないでしょ 汗」
レディアルバローザ
「・・・うーむ・・・よし!アタシも女だ!バシッと決めるよ!」
アパパネ
「・・・・」
店員
「・・・・」
レディアルバローザ
「・・・アイスコーヒーで」
店員
「け、結局アイスコーヒーかいっ!!汗」
アパパネ
「・・・な、なんかツッコまれてますケド? 汗」
レディアルバローザ
「ス、スミマセン 汗 アイスコーヒーでお願いします 汗」
店員
「・・・か、かしこまりました・・・少々お待ちください・・・ゲッソリ」
レディアルバローザ
「ふぅ~・・・疲」
アパパネ
「・・・ロ、ローザちゃん、意外と優柔不断な感じなのね 汗」
レディアルバローザ
「そうなんだよー。こう見えてそうなんだよー」
アパパネ
「・・・・汗」
店員
「アイスコーヒーと炭酸水、お待たせ致しました」
アパパネ
「どーもですっ♪」
店員
「他にご注文、ございますか?」
アパパネ
「あ、じゃあアタシ、野菜サンドを♪」
店員
「かしこまりました」
レディアルバローザ
「じゃあ私は・・・」
店員
「・・・・」
レディアルバローザ
「・・・じゃあ私も野菜サンド・・・」
店員
「かしこまりま・・・」
レディアルバローザ
「あ、ちょっと待って。やっぱり・・・白玉ぜんざい・・・」
店員
「かしこまりま・・・」
レディアルバローザ
「あ。やっぱり・・・うーん・・・迷うなぁ・・・ここが運命の分かれ道だな・・・」
アパパネ
「・・・・汗」
店員
「・・・・泣」
~2時間後~
アパパネ
「・・・すやすや・・・Zzz・・・」
店員
「・・・・ウトウト・・・」
レディアルバローザ
「・・・あ、店員さん。決まりました!」
店員
「・・・ウトウト・・・ハッ!はい。どうぞ」
レディアルバローザ
「・・・野菜サンドで」
店員
「け、結局、野菜サンドかいっ!!汗」
レディアルバローザ
「ス、スミマセン 汗」
店員
「し、少々お待ちください・・・フラフラ」
レディアルバローザ
「・・・アパ。寝るな。オイ」
アパパネ
「ハッ!う、うたた寝してたっ!汗」
レディアルバローザ
「注文、決まったから」
アパパネ
「そ、そっか 汗 良かったね! 汗」
レディアルバローザ
「うん」
アパパネ
「・・・・」
レディアルバローザ
「・・・人生は選択の連続でさ・・・」
アパパネ
「・・・・ん?」
レディアルバローザ
「そのひとつひとつの選択が、人生を決めていくわけじゃん?」
アパパネ
「うん」
レディアルバローザ
「だから慎重になっちゃうっていうかさ・・・」
アパパネ
「・・・・」
レディアルバローザ
「でも散々迷って、結局、あっちにしとけば良かったー、なんて後悔したり・・・」
アパパネ
「・・・・」
レディアルバローザ
「ふふっ。バカでしょ?私・・・ 苦笑」
アパパネ
「ううん・・・」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「・・・そんなことないよ。誰だって迷うよね」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「・・・でも・・・」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「・・・アタシが思うに・・・」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「・・・人生の選択は、別にどっちを選んでもいいんじゃないカナーなんて」
レディアルバローザ
「え」
アパパネ
「どの道を行ったにせよ、選んだ道でがんばれば楽しいし、がんばらなければつまんないわけじゃない?」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「野菜サンドを注文したなら、野菜サンドを最大限に堪能すれば、幸せでしょ?」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「でも、野菜サンドを食べながら『あ~やっぱ白玉ぜんざいにしとけばよかったなー』とか思ってたら、おいしくないよね」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「野菜サンドにも失礼だし」
レディアルバローザ
「・・・・汗」
アパパネ
「だからさ、どっちの道を選んでもいいんだよ。きっと」
レディアルバローザ
「アパ・・・」
アパパネ
「長時間悩めば、正解を選択できるわけでもないでしょ?」
レディアルバローザ
「・・・・」
アパパネ
「な、な~んて!アタシが言うなって感じ?汗 ごめん~ 汗」
レディアルバローザ
「・・・いや・・・」
アパパネ
「・・・・」
レディアルバローザ
「・・・その通りだよ」
アパパネ
「・・・・」
レディアルバローザ
「・・・私も即決していかなきゃね!」
アパパネ
「・・・うん・・・微笑」
店員
「失礼します。お飲み物のおかわりは、よろしかったですか?」
アパパネ
「あ。じゃあレモンティーください♪」
店員
「かしこまりました」
レディアルバローザ
「じゃあ私は、アイスコーヒーおかわり」
店員
「か、かしこまりました! 驚」
アパパネ
「おおっ!!ローザちゃん!即決だねっ!店員さんも驚いているよっ! 喜」
レディアルバローザ
「ふっ」
店員
「では少々お待ちくだ・・・」
レディアルバローザ
「あ。ちょっと待って・・・やっぱり私もレモンティーにしよっかな・・・」
店員
「あ。はい 汗」
レディアルバローザ
「・・・あ。やっぱりアイスコーヒーおかわりでいいかな・・・いや、待てよ。赤ワインも捨てがたい・・・ブツブツ」
アパパネ
「・・・・汗」
店員
「・・・・泣」
– つづく –