NHKマイルカップ2016~ ロードクエスト『悪口に理念はないので無視でよい』



◆NHKマイルカップ2016


【ロードクエスト】

○Lord Quest
○牡3
○父マツリダゴッホ
○馬名の由来⇒ 冠名+探求

==========



◆悪口に理念はないので無視でよい



≪焼き鳥シゲにて≫



  ガラガラッ



オウケンブルースリ
「ちーっす」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・おう。いらっしゃい 煙草」



オウケンブルースリ
「ヒ、ヒマそうっすね 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・フゥー 煙 ・・まあ、ゴールデンウィークど真ん中ですからねえ」



オウケンブルースリ
「確かに、水曜日とは言え、読者さんもゴールデンウィークを満喫中だから、コレ誰も読んでないよね 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そうかもしれませんねえ・・フゥー 煙」



オウケンブルースリ
「じゃあ、焼き鳥シゲも、しゃべ馬も、ゴールデンウィークなんだから、休みにすればいいんじゃないの?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・ 紫煙」


オウケンブルースリ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・周囲の喧騒に惑わされず、世の中がどんなに浮かれムードでも、淡々と自分のやるべきことをやり続ける。そこに成長があり、そこに周囲からの信頼も生まれるんじゃねえかな」


オウケンブルースリ
「ふむ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・『今日はゴールデンウィークだから休み~』とか『今日は気分が乗らないから休み~』・・。そこに成長と信頼が、生まれると思いますかい?」


オウケンブルースリ
「なるほどね」



焼き鳥屋 店主シゲ
「周囲の環境に流されず、自分と戦い続ける者には、必然的に、能力と信用が積み重なっていくのかもしれねえな」


オウケンブルースリ
「ふーん」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・とか言いつつ、筆者Tは俗物なので、サボリたいようだぜ」


筆者T
「や、休ませてくれんかね・・ 泣」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



  ガラガラッ



焼き鳥屋 店主シゲ
「へい!らっしゃい!」


マツリダゴッホ
「・・NHKマイルカップも、マツリダ祭りだマツリダ」


オウケンブルースリ
「は?」



マツリダゴッホ
「さては今、我が息子、ロードクエスト君の話してただろマツリダ?むっほっほ 喜」


オウケンブルースリ
「してないけど」


マツリダゴッホ
「ブッ! 吹梅」



オウケンブルースリ
「う、うわっ!汗 梅干しの種を吹き出すな! 汗」


マツリダゴッホ
「うむ。さっき食べてた、カリカリ梅の種が。失礼。フキフキ」



オウケンブルースリ
「・・・NHKマイルカップを獲りにいくか。クエストは」


マツリダゴッホ
「うむ。皐月賞の完敗で、陣営も開き直ったなマツリダ」



オウケンブルースリ
「しかも今回は、中途半端に位置を取りに行かず、直線勝負するとか?」


マツリダゴッホ
「うむ。新潟2歳ステークスの剛脚ふたたび」



オウケンブルースリ
「ふーん。でもよお、1番人気は、本質逃げ馬のメジャーエンブレムだぞ?のんきに構えてたら、押し切られるぞ?」


マツリダゴッホ
「そうなのよぉ~ 笑」


オウケンブルースリ
「だ、誰? 汗」



マツリダゴッホ
「尾木ママだマツリダ」


オウケンブルースリ
「あっそ」



マツリダゴッホ
「尾木ママツリダ」


オウケンブルースリ
「あ。シゲさん、チーズ餃子を」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あいよ」


マツリダゴッホ
「む、無視っ 汗」



オウケンブルースリ
「まあよ。マツリダゴッホ産駒が、GIで上位人気になることなんて、もう二度とないかもしれないから、ここは結果を出したいところだよな」


マツリダゴッホ
「し、失礼な 汗 これからどんどん出てくるわマツリダ 汗」



オウケンブルースリ
「まあ、クエストも皐月賞の敗戦で、辛い思いをしてるんじゃねえか?」


マツリダゴッホ
「うむ。・・そういえば、皐月賞のあとクエスト君が、一人でこの店に来た時の話だが・・」



■■~ 回想シーン。皐月賞後のロードクエスト。焼き鳥シゲにて ~



ロードクエスト
「はぁー。イチかバチかの、イン強襲だったけど、おもいっきり裏目に出てしまった・・。このあと実家で母さんと会う約束だけど、気が重いなぁ 落」


隣の客A
「・・ん?あの~、もしかして、ロードクエストさんですかぁ? 酔」



ロードクエスト
「あ、はい 汗」


隣の客A
「やっぱりぃ~!僕らね、皐月賞でおたくの馬券買ってたんすよぉ~ 酔」


ロードクエスト
「あ、ども 汗」



隣の客B
「・・いや、ども、じゃなくて」


ロードクエスト
「え? 汗」



隣の客B
「わかってんの?迷惑こうむったんですよ。おたくが凡走しやがるからさぁ~」


ロードクエスト
「あ、すみません 落」



隣の客A
「すいませんじゃねえよ。謝って済むかよ。金返せよ 睨」


ロードクエスト
「い、いや、あの・・」



隣の客A
「あーあ。新潟2歳ステークスを、馬なりでぶっちぎった時は、ダービーも勝てるかと思ってさあ。期待してたんだよ?俺ら」


ロードクエスト
「あ、はい・・」



隣の客A
「結局、あの圧勝はフロックかよ。はんっ。ダセーww」


ロードクエスト
「・・・・ 落」



隣の客A
「マツリダゴッホ産駒は早熟~~ww」


ロードクエスト
「・・・・ 落」



隣の客B
「・・だまってんじゃねえよ。顔上げろよバーカ」


ロードクエスト
「す、すいません 汗」



隣の客A
「俺らの期待を裏切っといて、すいませんで済むと思ってんのかよ?ああ?コラ 怒」


ロードクエスト
「す、すいません 汗」



隣の客A
「俺さあ、新潟2歳ステークスのあと、ダチに『ロードクエスト強いぜ!』って言っちゃったんだよ。オメーのせいで、恥かいただろうが!コラ! 怒」


ロードクエスト
「は、はい 落」



隣の客A
「はい、じゃねえよ。バカ。ペチペチ 頬手」


ロードクエスト
「す、すいません 汗」



隣の客B
「一丁前にビールなんか飲んでんじゃねえよ。ケッ。ジョッキに醤油いれてやんよ。・・ドボドボ・・」


ロードクエスト
「ああ・・ 汗」



隣の客A
「・・なんか、だんだん腹立ってきたな・・。お前さ、ちょっと来いよ 睨」


ロードクエスト
「い、いや・・あの・・」



隣の客A
「来いっつってんだよ! 腕掴」


ロードクエスト
「い。痛い・・」


隣の客A
「オラ!来い! 腕引」



   ドン



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・壺漬けキムチおまち」


隣の客A
「あぁ?頼んでねえよ。ヒゲ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「壺ごとおまち」


隣の客A
「壺も頼んでねえよ 怒」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


隣の客A
「・・・・ 睨」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・このツボは、シゲ特製でな、ダイヤモンドよりも固い、ロンズデーライトでできている」


隣の客A
「あぁっ? 怒」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・これでブン殴られたらどうなるか、やってみるかい?」


隣の客A
「上等だぁ!できるもんなら、やってみろやぁ! 怒」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・よし。じゃあ行くぜ。歯を食いしばれ 壺持」


隣の客A
「・・や、やんのかコラ 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ああ。やるぜ」


隣の客A
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・ 目細」


隣の客A
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・ 目細」


隣の客A
「・・・・ 震」



焼き鳥屋 店主シゲ
「行くぜ。 壺持」


隣の客A
「ま、待て! 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・ 壺持」



隣の客A
「くそっ。しらけるなぁ!もう二度とこんな店来るか!クソヒゲ!ケッ! 睨」


隣の客B
「帰ってやるよバーカ! 睨」



   バタン!



ロードクエスト
「す、すみません、シゲさん・・。僕のせいで、お客さんを減らしてしまって・・ 落」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・いや。客は店を選ぶ権利があるが、店にもまた、客を選ぶ権利があるんだぜ」


ロードクエスト
「シゲさん・・ 泣」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・お母さんと会う約束があるんだろ?もう行きなせえ」


ロードクエスト
「はい・・。ありがとうございます・・。失礼します」



 ~ロードクエスト実家にて~



ロードクエスト
「・・た、ただいま。母さん」


マツリダワルツ
「おかえり。クエスト。少し痩せた?ちゃんと食べてる? 微笑」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「今日はあなたの好きな、豆腐ハンバーグを作っておいたよ 微笑」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「ん?どうしたの?クエスト 微笑」


ロードクエスト
「・・・・ 涙」


マツリダワルツ
「・・クエスト・・」



ロードクエスト
「・・な、なんでもないんだ!汗 あはっ!豆腐ハンバーグ!懐かしいなぁ 涙」


マツリダワルツ
「・・・・」



ロードクエスト
「い、いただきまーす!・・・モグモグ。うん!おいしいよ、母さん! 涙」


マツリダワルツ
「・・・・」



ロードクエスト
「・・・モグモグ 涙」


マツリダワルツ
「・・・・」



ロードクエスト
「・・・モグモグ 涙」


マツリダワルツ
「・・・苦しい気持ちは胸に隠して、か。 微笑」


ロードクエスト
「・・・・ 涙」



マツリダワルツ
「男らしくなったね。クエスト 微笑」


ロードクエスト
「・・・・ 涙」



マツリダワルツ
「でも、久しぶりに会ったんだから、少しくらい話してよ 微笑」


ロードクエスト
「・・・・ 涙」


マツリダワルツ
「・・・・ 微笑」



ロードクエスト
「・・実は(・・かくかくしかじか・・)」


マツリダワルツ
「・・・・」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「・・そう」


ロードクエスト
「・・うん」



マツリダワルツ
「・・・・」


ロードクエスト
「・・・母さん。誰かに厳しく評価されることは、とても苦しいことなんだね・・ 落」


マツリダワルツ
「・・・・」



ロードクエスト
「・・ボクは・・もう自信が・・」


マツリダワルツ
「クエスト」


ロードクエスト
「・・・・ 落」



マツリダワルツ
「・・・人の評価など、移りゆくものよ」


ロードクエスト
「え・・」



マツリダワルツ
「今日、あなたを褒めてくれた人も、明日には、手のひらを返すかもしれない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「今日、あなたに罵声をあびせた人も、明日には、強烈に自分を支持してくれるかもしれない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「他者の評価なんて、その時の彼らの気分によってコロコロ変わるものであり、そんな流動的なものに、自分の心を支配されてはならない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「あなたがやるべき事は、自分が目指したい目標を決めることと、その目標達成に必要な日々の行動を積み重ねることだけよ」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「周囲の評価というものは、短期的には必ずブレが生じる。同じことをやっても、ほめられたり、けなされたりする」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「だからこそ、自分のやるべき行動に徹することが大切なの」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「理念を持って日々の行動を貫けば、長期的には、必ず自分を支持してくれる人が集まる」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「短い人生、自分を支持してくれる人だけを大切にすればいい。自分を粗末に扱う人を、相手にする必要はないし、そんな暇はない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「誰かに嫌なこと言われちゃうと、それがずっと心に残ってしまうものだけど、嫌なことを言った人も、確固たる理念を持って、嫌な事を言っているわけではない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「その時の気分で言っているだけ。そんな気分屋の意見に、大切な自分の人生を左右されてはならない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「人生は、他者との戦いではない」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「人生は常に、自分との戦いよ。クエスト」


ロードクエスト
「・・・・」



マツリダワルツ
「わかった? 微笑」


ロードクエスト
「・・うん」



マツリダワルツ
「そっか。・・お腹すいたでしょ。食べかけの豆腐ハンバーグ、ちょっと冷めちゃったね 汗」


ロードクエスト
「・・うん・・ 笑涙」



マツリダワルツ
「じゃあ、一緒に食べよう 微笑」


ロードクエスト
「・・うん。いただきます! 涙」


マツリダワルツ
「どうぞ♪ 微笑」



■■~ 回想シーン終わり ~



マツリダゴッホ
「・・・・ 涙」


オウケンブルースリ
「なんでアンタが泣いてんだ 汗」



マツリダゴッホ
「なんていい女なんだ・・ワルツ・・ 涙」


オウケンブルースリ
「はっはっは。まあよ、LINEやらSNSが氾濫する現代社会だからこそ、悪口や罵声を受け流す、しなやかな心が大切なのかもしれないな」


マツリダゴッホ
「うむ。そうだなマツリダ」



オウケンブルースリ
「じゃあ俺は帰るぜ。NHKマイルカップがんばれって、クエストに言っといてくれよ」



   カタン



マツリダゴッホ
「ん?何か落としたぞ、オウケン氏。・・DVD?」


オウケンブルースリ
「ああ。拾ってもらっちゃってスマンな。・・はうっ!!汗汗」



 ⇒『【大人のDVD】黒髪の女王様シリーズ~ ほら。耳元で悪口や罵声をささやかれて感じてるのかい?・・このブタ野郎!!』



マツリダゴッホ
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」



オウケンブルースリ
「ち、違うんだ!汗 こ、これには深いワケがっ! 汗汗」


マツリダゴッホ
「・・シゲ氏。どうか我が息子、クエスト君を応援してやってくだマツリダ。シゲ氏『だけが』応援してくだマツリダ。じゃ。さいならマツリダ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「お、おう 汗」



オウケンブルースリ
「ち、違うんだぁぁーー!!汗汗」



  - つづく –



※この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。

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