◆キーンランドカップ2011予想⇒ジョーカプチーノ⇒利益より笑顔が見たい


【ジョーカプチーノ】

○Jo Cappuccino
○馬名 意味由来⇒ 冠名ジョー+カプチーノ
○カプチーノとは、コーヒーの飲み方のひとつで、エスプレッソコーヒーに泡立てた牛乳を加えたもの
○5歳 男性 芦毛
○父マンハッタンカフェ
○レース間隔 : 12週
○調教師2011順位:10位
○芝1200m 4-0-0-1
○北海道 未経験
○G3 2-0-0-0
○NHKマイルは、前残りの展開とは言え、10番人気でジーワン制覇
○ダービー大差でビリ。その後1年5ヶ月もの休養
○復帰戦のスワンSで、いきなり3着。また10番人気
○マイルCSは先行馬には厳しい流れを、そこそこ踏ん張る
○シルクロードSは、58キロを背負い、豪快に出遅れ。だがまさかの上がり32.6で、大外一気の差し切り
○高松宮記念は、降着王ダッシャーに寄られて惨敗
○京王杯と安田は、若干距離が長かったが、ほとんどタイム差のない惜敗
○逃げ差し自在。ダート芝不問
○父マンハッタンカフェ、母父フサイチコンコルドなのにスプリンターという個性派
○洋芝は未知数だが、この実績で56キロはチャンス



◆利益より笑顔が見たい



≪焼き鳥シゲにて≫



客A
「オイオイ。あのカウンターに座ってる女、いい女だよなあー 喜」


客B
「ホントだよなあ。女優とか? 喜」



料亭の女将しほ
「・・・つまり・・・簡潔に言えば、あなたにNASAに戻ってほしいという話よ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「話は聞いてるんでしょ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「あなたが快諾しないから、私の所にNASAのアームストロングさんから連絡があったのよ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「私からも話をしておいてくれって」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「・・・今度のプロジェクトは、あなたが嫌った軍事兵器開発ではない」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「世界に類を見ない、エコロジックな新型エネルギーの開発なのよ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「・・・なんとか言いなさいよ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・オレはただの焼き鳥屋だぜ」



料亭の女将しほ
「焼き鳥屋って・・・いつまで焼き鳥なんか焼いてるワケ? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「大体この店だって、こんなに繁盛してるのに、どうしてこんなに汚いの? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「ちゃんと利益取ってんの? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ウチは高級料亭じゃねえぜ」



料亭の女将しほ
「・・・ハァー・・・ビジネスというのは、しかるべき利益を上げるからこそ、お客様により一層のサービスを還元できるわけでしょう? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「カッコつけて低料金で提供する負担は、あなた自身にかかってくるのよ? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



料亭の女将しほ
「ちょっと。聞いてるの? 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「いいんだ・・・」



料亭の女将しほ
「だ、だからそれがカッコつけてるって・・・」



ガラガラッ



オウケンブルースリ
「シゲさん、こんちわー!!喜」


ジョーカプチーノ
「こんにちはー! 喜」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ヘイ!らっしゃい!」


料亭の女将しほ
「・・・勝手にしなさいよ 怒」



ドンッ



オウケンブルースリ
「痛っ! 汗」



バタン



オウケンブルースリ
「な、なんだ?汗 あの人、怒って帰ったけど 汗 なんかあったの?シゲさん」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・いや。なんでもねえぜ」



オウケンブルースリ
「し、しかし、とんでもなく美人だったなぁ・・・照」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「あ。シゲさんゴメン!今日も持ち合わせが無いんだけど・・・ツ、ツケでいいかな? 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。もちろんだぜ」



オウケンブルースリ
「あ、ありがとー!泣 さすがシゲさんだ! 喜」


焼き鳥屋 店主シゲ
「オウケンさんは、秋にジーワンを勝つからな。その時に払ってもらうぜ」



オウケンブルースリ
「任せておくんなせえっ!・・・ってシゲさんのマネ!!ぎゃーははは! 喜」


ジョーカプチーノ
「あははー 笑」


焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ」



オウケンブルースリ
「あ。シゲさん、ビールひとつ!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あいよ」



ジョーカプチーノ
「ボクはカプチーノをください」


隣の客
「焼き鳥屋にカプチーノは無いだろ ボソッ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「あるぜ」


隣の客
「あ、あるんかいっ! 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「だが今日はコーヒーが無いから、牛乳にコーヒー豆をそのままぶち込むぜ」


隣の客
「タ、タピオカドリンクみたいになってるな 汗 ボソッ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「どうぞ。飲んでおくんなせえ」


ジョーカプチーノ
「どーもです 喜 いただきまーす!・・・ズズッ」


隣の客
「・・・うまいわきゃねえ・・・ただの牛乳じゃねえか ボソッ」



ジョーカプチーノ
「こ、これは・・・」


隣の客
「・・・ププッ 笑 激マズか? ボソッ」



ジョーカプチーノ
「・・・し、衝撃のうまさだ・・・驚」


隣の客
「えぇ~~!? 汗汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ」



オウケンブルースリ
「やっぱシゲさんはスゲーな! 喜」


ジョーカプチーノ
「うんうん!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「価格も安いし、ツケOKだし、レトロな店内も落ち着くし~ 喜」


ジョーカプチーノ
「そうそう!」



オウケンブルースリ
「シゲさん!これからもオレ達の、この憩いの場を、続けてくださいね!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「シゲさん!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ。もちろんだぜ」



オウケンブルースリ
「イエーイ! 喜」


ジョーカプチーノ
「うわーい! 喜」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ」



– つづく –

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