真に強き者は戦場でもユーモアを忘れない ローズS ジェンティルドンナ



◆真に強き者は戦場でもユーモアを忘れない



≪中華料理屋にて≫



ジェンティルドンナ
「・・・屈腱炎?」


ワールドエース
「うん・・ 落」



ジェンティルドンナ
「・・・そっか」


ワールドエース
「うん・・ 落」



ジェンティルドンナ
「・・まあさ。治ればまた走れるんだから、元気出しなよ!」


ワールドエース
「うん・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・汗」



ワールドエース
「・・・(どよ~ん 落)」


ジェンティルドンナ
「・・エ、エビチリ食べれば? 汗」


ワールドエース
「・・いらない 落」



ジェンティルドンナ
「ここのエビチリはオススメよ!他のドンナ中華料理屋よりおいすぃ~♪」


ワールドエース
「・・・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・汗」



ワールドエース
「・・せっかくオルさんが凱旋門賞に挑戦するのに、チーム池江はトーセンホマレボシの引退とか、ボクの屈腱炎とか・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・」



ワールドエース
「この秋のクラシックも、ドンナちゃんやブリランテやボクで、”サンデーレーシング祭り”にするハズだったのに・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「・・流れの悪さもまた、運命かな・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「皐月賞は全馬外にふくらんで大外一気が決まらなかった。ダービーは前残り馬場。そしてボクは屈腱炎に・・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「ボクは歴史に名を刻めない運命のもとに生まれたんだね・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「ボクみたいなダメな奴は、この世に生きる場所は無いんだね・・きっと・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「ドンナちゃんがうらやましいよ・・ボクなんて・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」



ワールドエース
「・・はぁ~・・ 落」


ジェンティルドンナ
「・・・・」


ワールドエース
「・・・・ 落」



ジェンティルドンナ
「・・・真に強き者は、明日の命もわからない戦場でも、優しさとユーモアを忘れない」


ワールドエース
「え?」



ジェンティルドンナ
「・・逆に言えば、優しさとユーモアは、強き者にしか期待できない」


ワールドエース
「は?」



ジェンティルドンナ
「・・さらに逆に言えば、常にユーモアを忘れないからこそ、強くなれる」


ワールドエース
「ぎ、逆に言わないでくれるかな? 汗」



ジェンティルドンナ
「・・エースさ。アンタのつらい気持ち、悔しい気持ちはよくわかる」


ワールドエース
「・・・・」



ジェンティルドンナ
「でもさ。ドンナにつらい時でも、ユーモアを忘れちゃダメよ」


ワールドエース
「・・・・」



ジェンティルドンナ
「ユーモアは、周りの人も救うし、自分自身をも救うのよ」


ワールドエース
「・・・・」



ジェンティルドンナ
「だから、ドンナときも、おもしろいことを考えるのよ」


ワールドエース
「・・ド、ドンナって言いたいだけでは? 汗」



ジェンティルドンナ
「・・むろん・・誰にも、『ユーモアなんて言ってられるかぁー!ボケコラァー!!怒』という日はある」


ワールドエース
「・・・・ 汗」



ジェンティルドンナ
「でも、そんな苦しい時期こそ、逆にユーモアを忘れないこと。逆にね」


ワールドエース
「ぎ、逆にって言いたいだけでは? 汗」



ジェンティルドンナ
「そう。逆に言えば、アモーユ」


ワールドエース
「な、なんで逆に言うの? 汗」



ジェンティルドンナ
「さらに逆に言えば、ユーモア」


ワールドエース
「も、元に戻ったね 汗」



ジェンティルドンナ
「さあ!じゃあエースもなんかおもしろいこと言って!」


ワールドエース
「え? 汗」


ジェンティルドンナ
「早く」



ワールドエース
「・・ど、どんなことを? 汗」


ジェンティルドンナ
「ホラ!そこ! 怒」


ワールドエース
「え? 汗」



ジェンティルドンナ
「『どんなことを?』ではなく、『ドンナことを?』って言えやぁぁーー!!怒」


ワールドエース
「・・・・汗」



ジェンティルドンナ
「言えばウケるかもしれないでしょ! 怒」


ワールドエース
「は、はあ」



ジェンティルドンナ
「あやぶむなかれ!言えばウケるさ!ありがとーー!! 喜」


ワールドエース
「・・・・汗」



ジェンティルドンナ
「ドンナ状況であっても、スベることを恐れるな!ウケる・ウケないは紙一重なのよ!!怒」


ワールドエース
「は、はい 汗」



ジェンティルドンナ
「わかったね?じゃあアタシ帰るから!授業料として、ここの支払いヨロシク!じゃ! 逃」



   バタン



ワールドエース
「・・ド、ドンナ理屈だよ 汗」



  - つづく –

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