◆新潟2歳ステークス2011予想⇒ニンジャ⇒一人だけをピンポイントで狙わない方がよい


【ニンジャ】

○Ninja
○馬名 意味由来⇒ 忍者
○2歳 男の子 鹿毛
○父グラスワンダー
○レース間隔 : 10週
○調教師2011順位:46位
○阪神芝1400でデビュー勝ち。0.6秒差の完勝
○メンコに手裏剣、お尻に“忍”の文字
○レースには、忍者衣装をまとった応援隊が駆けつける予定



■本日の みどころ■

個性が強すぎて浮いてしまう幼稚園児がモテる方法。
ニンジャへ、オウケンが語るモテ戦略とは!?



◆一人だけをピンポイントで狙わない方がよい



≪幼稚園にて≫



ガチャ



オウケンブルースリ
「どーもー!かすみ先生!こんちわー! 喜」


幼稚園の先生かすみ
「あらー。オウケンさん。今日はどうしたんですか? 微笑」



オウケンブルースリ
「いやー!近くまで来たんで、かすみ先生に会いに来ました~!なんちゃって! 照」


幼稚園の先生かすみ
「あ。オウケンさん、ちょうどよかったわ。私これから銀行に行かなきゃいけなくて」


オウケンブルースリ
「え」



幼稚園の先生かすみ
「すぐ戻りますので、少しだけ子供たちを見ててもらえますか? 微笑」


オウケンブルースリ
「い、いや、あの・・・汗」



幼稚園の先生かすみ
「みんなー!オウケンさんに遊んでもらうのよー 微笑」


園児たち
「あーー!!オウケンだー!!やったー!あそぼーぜー!!喜」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



幼稚園の先生かすみ
「ではオウケンさん、お願いしますねー 微笑」


オウケンブルースリ
「ちょ、ちょっと!かす・・・」



バタン



オウケンブルースリ
「・・・・泣」


園児
「ねえねえ!オウケン!!かけっこしようよ!!かけっこ!!喜」



オウケンブルースリ
「うるせえガキ。あっちいけ」


園児
「・・・う・・・うわぁぁ~~ん!!号泣」


オウケンブルースリ
「ケッ」



ダローネガ
「・・・まずいんじゃないでちゅか?オウケンさん。かすみ先生に嫌われまちゅよ?」


オウケンブルースリ
「む」



ダローネガ
「まあでも、かすみ先生に会いにきたのに、ベビーシッターさせられたら、そうなるダローネ 苦笑」


オウケンブルースリ
「むむ 汗 おまえ、ガキのくせに落ち着いてるな 汗」



ダローネガ
「・・・・」


オウケンブルースリ
「・・・・」



ダローネガ
「・・・ヒマでちゅか?」


オウケンブルースリ
「まあな。ガキ地獄だな 泣」



ダローネガ
「・・・子供から学ぶことは意外と多いでちゅよ?」


オウケンブルースリ
「ふーん」



ダローネガ
「幼稚園は社会の縮図と言っても過言ではないダローネ」


オウケンブルースリ
「へー」



ダローネガ
「・・・・」


オウケンブルースリ
「・・・・」



ニンジャ
「ニンニンニンニン!」



オウケンブルースリ
「・・・な、なんか一人、変な奴がいるぞ 汗」


ダローネガ
「ああ。あれは忍者ハットリくんでちゅ」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



ニンジャ
「ニンニンニン!スタッ!・・・呼んだでござるか? 喜」


オウケンブルースリ
「い、いや呼んでねえし 汗」



ニンジャ
「忍者ハットリ・カンゾウ!ただいま参上!!喜」


オウケンブルースリ
「ど、どんぐりまなこに、へのじぐちだな 汗」



ニンジャ
「・・・・」


オウケンブルースリ
「・・・お、おまえは友達と遊ばなくていいのか? 汗」


ニンジャ
「・・・・」


オウケンブルースリ
「ん?」



ニンジャ
「・・・せっしゃ・・・友達がいないでござる・・・落」


オウケンブルースリ
「まあそんなカッコしてたら、友達もいないだろうな 笑」



ニンジャ
「・・・・落」


オウケンブルースリ
「・・・友達がほしいなら、もっと普通のカッコすればいいじゃんか」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・・なんで、くるくるほっぺに、ふくめん姿なわけ?」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・・し、しゃべれや 汗」


ニンジャ
「・・・す・・・」


オウケンブルースリ
「す?」



ニンジャ
「・・・好きな女の子がいるでござる 照」


オウケンブルースリ
「ほう」



ニンジャ
「あそこで、みんなに囲まれてる、クイーンアルタミラちゃんでござる・・・照」


オウケンブルースリ
「ほほう。美人さんだな」



ニンジャ
「そうでござる・・・クイーンちゃんは、いつも人気者だから、ほとんど話したことがないでござる・・・落」


オウケンブルースリ
「ふーん」



ニンジャ
「そんな状況で、せっしゃが目立つには、忍者ハットリくんスタイルしかない!と思ったでござる!」


オウケンブルースリ
「なるほどね。おまえなりの差別化戦略ってわけか」



ニンジャ
「このスタイルで、いつかクイーンちゃんが振り向いてくれるのを待つでござる!」


オウケンブルースリ
「・・・・」



ニンジャ
「いい作戦でござるか!オウケンうじ!」


オウケンブルースリ
「う、うじ? 汗」



ニンジャ
「忍者ハットリくん作戦でござる! 喜」


オウケンブルースリ
「・・・・」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・・ガキと真剣に話すつもりはねえが・・・」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「一言だけ言うならな・・・ちょっとピンポイントすぎるな」


ニンジャ
「・・・・?」



オウケンブルースリ
「・・・個性的であるほど、受け入れられる確率は低くなる」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「例えば・・・」



■普通のカッコ
⇒10人に5人に愛される


■忍者のカッコ
⇒10人に1人に愛される



オウケンブルースリ
「・・・こんな感じだな」


ニンジャ
「・・・じ、じゃあ忍者じゃない方がいいってこと? 泣」



オウケンブルースリ
「いや、一長一短ってことだ」


ニンジャ
「・・・・?」



オウケンブルースリ
「愛される深さが違ってくる場合が多いからな」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「つまり個性的であるほど、一般ウケはしないが、少数に深く愛されるってことさ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・・だが、ハットリくん戦略の最大の弱点は、愛される確率が低いということだ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「上記の確率で言えば、クイーンちゃん一人を狙って行っても、愛される確率10%しかない」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「だから、ハットリくん戦略の弱点を補うには・・・」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・・広く、いろんなおともだちを作ることだ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「友達10人いれば、1人くらいはおまえと合う子がいるだろうぜ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「この場合、確率収束すれば、愛される確率99.9%だ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「まあ、若い時ほど、好きな子しか見えなくなるからな。おまえにこんなガチトークをしてもしょうがないんだが・・・ブツブツ」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「くっそー!!かすみ先生!戻ってこねえじゃねえかっ!!怒」


ニンジャ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「もうオレは帰るっ!!怒 あとは任せたぞ!ハットリくん! 怒」


ニンジャ
「あ・・・」



バタン



ニンジャ
「・・・・」


ダローネガ
「・・・なに話してたんでちゅか?ハットリくん」


ニンジャ
「・・・・」



ダローネガ
「・・・オウケンさんは、口が悪いでちゅからね 苦笑」


ニンジャ
「・・・・」



ダローネガ
「なに言われたか知らないでちゅけど、気にしないで、忘れればいいでちゅよ」


ニンジャ
「・・・・」



ダローネガ
「ね?」


ニンジャ
「・・・いや・・・」



ダローネガ
「・・・・?」


ニンジャ
「・・・せっしゃ・・・忘れないでござる・・・」


ダローネガ
「・・・・」



ニンジャ
「・・・忘れないでござる・・・」


ダローネガ
「・・・ふーん。オウケンさんも、なかなかやるなっていう感じダローネー」



– つづく –

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