お盆スペシャル~ゴッホさんの憂鬱な午後



◆お盆スペシャル~ゴッホさんの憂鬱な午後



≪焼き鳥シゲにて≫



  ガラガラッ



焼き鳥屋 店主シゲ
「へい!らっしゃい!」


マツリダゴッホ
「・・・こんにちマツリダ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・ほう。めずらしいお客だぜ」


マツリダゴッホ
「・・ジャーニーもオウケン氏も、みんな夏休みで帰省中マツリダ 落」



焼き鳥屋 店主シゲ
「アンタは帰省しねえのかい?」


マツリダゴッホ
「マツリダ予想の事務仕事などがありますからマツリダ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。お互い、お盆の15日なのに仕事だな」


マツリダゴッホ
「そうですねマツリダ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・今日は客がいなくてヒマだったから、来てくれて助かったぜ」


マツリダゴッホ
「ヒ、ヒマそうですねマツリダ 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「まあ、たまには二人で話すってのも、悪くねえな」


マツリダゴッホ
「そうですねマツリダ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・ふ、ふたりともしゃべらねえな 汗」


マツリダゴッホ
「・・こ、このキャスティングは、やっぱ無理がありますなマツリダ 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ビ、ビールおまち 汗 オゴリだぜ」


マツリダゴッホ
「あ、ありがとうございマツリダ 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「・・シゲ氏」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ん?」



マツリダゴッホ
「・・少しだけ、心の内を、言葉にしてもいいですかマツリダ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・フッ。オレでよければ聞くぜ」



マツリダゴッホ
「・・お盆や、年末年始。多くの人は帰省したり、家族とすごしたりしマツリダ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ」



マツリダゴッホ
「その流れに逆らって生きることは、間違っていマツリダ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「人と同じことをしていては、人と違う結果を出すことはできないマツリダ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「しかし、それと同時に、人は人の間でしか生きられない、という思いも、自分の中に併存していマツリダ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「人生は、何を最優先していくべきなのか、一瞬、わからなくなることがありマツリダ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「・・シゲ氏は、寂しいと感じることは、ないのですかマツリダ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



マツリダゴッホ
「・・す、すみマツリダ 汗 ちょっとビールを飲みすぎてしまったようでマツリダ 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「・・・・汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・それは、意志か、それとも追随か?」


マツリダゴッホ
「む」



焼き鳥屋 店主シゲ
「もしアンタが、自分の意志で、人の輪を求めるなら、いいと思うぜ」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「だがもし、それが多数派への追随にすぎないなら、オレは反対だ」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「周囲に流される者は、いつか必ず自分を見失う」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「自分の人生を、自分自身でコントロールするには、孤独から逃げない勇気が必要だ」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「決断の基準が他者にある限り、迷いは消えないだろうぜ」


マツリダゴッホ
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。アンタには、言わなくてもわかってい・・・」


マツリダゴッホ
「・・・ぐごぉぉ~~Zzz・・・ぐごぉマツリダぉぉ~~Zzz…」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・ビ、ビールが効いて寝てたぜ 汗 いびきの語尾にも、マツリダってつけるぜ 汗」



  - つづく –

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