◆クイーンステークス2012予想ミッドサマーフェア 人生は才能で決まるわけではない


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◆人生は才能で決まるわけではない



≪焼き鳥シゲにて≫



オウケンブルースリ
「いやぁーミッドちゃんは、あいかわらず美人だねぇ~ 喜」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



オウケンブルースリ
「クイーンステークスは51キロで出られるから、チャンスだな」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



オウケンブルースリ
「自信アリだろ?」


ミッドサマーフェア
「・・どうかしら。ただ、オークスでモハメド殿下の期待を裏切ってしまったから、ここで挽回しないと」



オウケンブルースリ
「うんうん。まあよ。シゲさんの焼き鳥でも食べなよ」


ミッドサマーフェア
「いりません」


オウケンブルースリ
「ブッ! 汗」



ミッドサマーフェア
「・・今日は本当は、向かいの高級レストランに行きたかったのに、満席で仕方なくここに来たの」


オウケンブルースリ
「ああ。ちょい足しシェフ川越の店か。あそこはここと違って、人気あるからなあ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」


オウケンブルースリ
「あ。 汗」



ミッドサマーフェア
「料理なんか素材がすべて。こんな汚い店では・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「人間(馬)も同じでしょう?素材、つまり才能ですべてが決まる。そうでしょ?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「ま、まあ食べてみなよ 汗 ミッドちゃん、何が食べたい?」


ミッドサマーフェア
「・・フォアグラのソテー」



オウケンブルースリ
「や、焼き鳥屋にフォアグラのソテーは無いだろ 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あるぜ?」


オウケンブルースリ
「あ、あるんかいっ! 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フォアグラのソテーおまち」


オウケンブルースリ
「はやっ! 汗」



ミッドサマーフェア
「・・なにこれ・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「こんな不恰好なフォアグラ、食べる気がしないわ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「ごちそうさま。私、帰る」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オウケンブルースリ
「・・ちょっと待て」


ミッドサマーフェア
「え?」



オウケンブルースリ
「・・せっかくシゲさんが作ってくれた料理に、箸もつけずに帰るなよ。失礼だろ」


ミッドサマーフェア
「は?」



オウケンブルースリ
「客は神じゃねえ。金払えば何やってもいいわけじゃねえんだ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



オウケンブルースリ
「ひとくちぐらい食ってから帰れよ。それがシゲさんへの最低限の礼儀だろ?」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



オウケンブルースリ
「チッ。・・空気悪くしてゴメンな。オレは帰るぜ。シゲさん、ツケといてね。じゃ」



   バタン



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・ツ、ツケを払うのも礼儀なんだが 汗」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・無理に食わなくていい。見た目が悪いしな 汗」


ミッドサマーフェア
「・・なによアイツ・・偉そうに・・。パクッ 食」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「・・モグモグ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「・・こ、これは・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「・・こ、このフォアグラは、どこの高級フォアグラですか? 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・いや、カンヅメのフォアグラだぜ?」



ミッドサマーフェア
「バ、バカな 汗 超高級フォアグラの味です! 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ミッドサマーフェア
「缶詰のフォアグラが、こんな味になるわけがない・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・缶詰のフォアグラにも、超高級フォアグラと互角に勝負できる『部分』がある」


ミッドサマーフェア
「え・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「その部分を最大限に引き出してやれば、超高級フォアグラとも勝負になる」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「まあ『見た目』じゃあ勝負にならねえがな」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「味に特化させれば、その部分だけは、勝負になるってことだぜ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・人間も同じだ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「才能豊かな相手には、とても勝てないと感じるが、自分にも『勝てる部分』があるハズだ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「自分のその部分を最大限に引き出してやれば、”限定されたステージにおいては”、天才が相手でも勝負になるハズだ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「人生は、素材や才能で決まるワケじゃねえ。自分という素材の良さを、どう引き出すかで決まるんだ」


ミッドサマーフェア
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「な」


ミッドサマーフェア
「・・はい・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・今度会ったら、オウケンさんに謝っておきなせえ」


ミッドサマーフェア
「・・そうですね・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。すまねえ。偉そうに言っちまって」


ミッドサマーフェア
「いえ・・。私・・間違ってました・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・さすがミッドさんだぜ」


ミッドサマーフェア
「・・ふふっ。シゲさんは不思議な人・・。あれ?オウケンさん・・忘れ物かしら?・・DVD?」



 ⇒『ナースのお仕事62 ~今夜は私の良さを引き出して♪~』



ミッドサマーフェア
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・(目閉)」



ミッドサマーフェア
「・・今度オウケンさんに会ったら・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ。謝らなくていいぜ 汗」



  - つづく –

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