宝塚記念2012オルフェーヴル◆自分の命は大切な人のために。


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◆自分の命は大切な人のために。


__________

≪宝塚記念 特別編≫

オルフェーヴル
(Orfevre)


※注:かなり長文です
__________



≪焼き鳥シゲにて≫



焼き鳥屋 店主シゲ
「いよいよ宝塚記念ですねえ。オルさん」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ん?どうしたんですかい?」


オルフェーヴル
「あ。いえ、ちょっと兄ちゃんとケンカしてて・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ほう」



オルフェーヴル
「・・チッ 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」




≪回想シーン ~ジャーニー&オル宅にて~≫



ドリームジャーニー
「かっ飛ばせー!!オールッ!!ドンドンドン!!(太鼓)」


オルフェーヴル
「・・・・」



ドリームジャーニー
「オル!調教もベリーグッドだったし、宝塚記念は圧勝だな! 喜」


オルフェーヴル
「・・・・」



ドリームジャーニー
「はっはっは!三三七拍子ー!ピッピッピ!はいっ!ドンドンドン!!それっ! 喜」


オルフェーヴル
「・・兄ちゃん・・」



ドリームジャーニー
「はっはー!オルも太鼓叩くか? 喜」


オルフェーヴル
「・・うるさいよ・・」


ドリームジャーニー
「ん?」



オルフェーヴル
「・・うるさいって言ってんの!怒 こっちはレース前で集中したいんだよ!!怒」


ドリームジャーニー
「な、なんだよオル 汗 神経過敏になってんのか? 汗」



オルフェーヴル
「チッ 怒」


ドリームジャーニー
「だ、大丈夫だって!汗 2200mならオルは圧勝できるさ!」



オルフェーヴル
「・・フッ・・ (苦笑)」


ドリームジャーニー
「お!そうそう!オルは笑顔が一番だ! 喜」



オルフェーヴル
「・・・兄ちゃんに、ボクの苦しみはわからないよ(苦笑)」


ドリームジャーニー
「そ、そんなことないって! 汗」



オルフェーヴル
「・・クラシックのひとつさえ勝てなかった兄ちゃんに、3冠馬の気持ちがわかるの?」


ドリームジャーニー
「・・いや・・それは・・」



オルフェーヴル
「兄ちゃんは、ただ自分が騒ぎたいだけで、ボクの気持ちなんか考えてないじゃないかっ! 怒」


ドリームジャーニー
「オル・・」



オルフェーヴル
「ボクはこの2戦の敗戦で、ひどい罵詈雑言をたくさん浴びせられたんだ! 怒」


ドリームジャーニー
「・・・・」



オルフェーヴル
「それなのに兄ちゃんは・・。「勝てる勝てる」とか、簡単に言わないでよ!!怒」


ドリームジャーニー
「・・・・」



オルフェーヴル
「・・バカアニキ!!怒」


ドリームジャーニー
「・・・・」



オルフェーヴル
「・・チッ 怒」


ドリームジャーニー
「・・わ、わかったよオル・・兄ちゃんレースが終わるまで、ゴッホさんの家にでもいるから・・」


オルフェーヴル
「太鼓がうるさくなくて助かるよっ! 怒」


ドリームジャーニー
「じ、じゃあなオル・・」



   バタン




≪回想シーン終了≫



オルフェーヴル
「・・とまあ。そんな感じです」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「・・バカアニキ・・弟のプレッシャーも知らないで・・ 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「まあきっと兄ちゃんも、ボクの事を、クソ生意気な弟だと思ってるハズですよ。ははっ(苦笑)」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「すっかり仲の悪い兄弟ですよ。たっはっは(苦笑)」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・『ポウレンソウのおひたし』おまち」


オルフェーヴル
「え・・?ポウレンソウって・・あの伝説の薬草の・・?」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ。エベレストより高い山『エベレストン』の頂上でしか取れねえ、超貴重な薬草だぜ」


オルフェーヴル
「す、すごい! 驚」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ポウレンソウには、自律神経の働きを正常にし、交感神経と副交感神経のバランスを完璧に調整する効能があるんだぜ」


オルフェーヴル
「た、食べてもいいですか?! 喜」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ」



オルフェーヴル
「い、いただきます!・・モグモグ・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「うん・・すごいパワーを感じます・・モグモグ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・それを食えば、きっと宝塚記念は落ち着いて走れるハズだぜ」



オルフェーヴル
「はい!ありがとうございます!・・・でもコレ・・どうやって手に入れたんですか?モグモグ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「まあ、さすがシゲさんですね!うちのバカアニキとは大違いだ!モグモグ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



オルフェーヴル
「シゲさんが兄さんだったら良かったなー。モグモグ」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


オルフェーヴル
「・・・モグモグ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・言うなって言われてたんだがな・・」


オルフェーヴル
「ん?」




≪回想シーン ~焼き鳥シゲにて 数日前~≫



焼き鳥屋 店主シゲ
「精神が落ち着く薬草?」


ドリームジャーニー
「ええ。何かありませんかね?」



焼き鳥屋 店主シゲ
「どうしてですかい?」


ドリームジャーニー
「いや。オルがナーバスになってて・・。なんとかしてやりたいんです」



焼き鳥屋 店主シゲ
「そうですかい」


ドリームジャーニー
「何か薬草を知りませんか?シゲさん」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・あることはあるがな」


ドリームジャーニー
「ホントですか!教えてください!ボク採ってきます!」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・オススメできねえ」


ドリームジャーニー
「え」



焼き鳥屋 店主シゲ
「その名は、伝説の薬草『ポウレンソウ』」


ドリームジャーニー
「ほ、ほうれん草じゃダメですか? 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・ポウレンソウは、エベレストより高い山『エベレストン』の頂上でしか取れねえ」


ドリームジャーニー
「げげっ!あのエベレストンですか・・ 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「今まで、エベレストンに登って、生きて戻れた者は数人しかいねえ」


ドリームジャーニー
「・・・ゴクッ」



焼き鳥屋 店主シゲ
「やめておきなせえ。ジャーニーさん。他に方法はいくらでも・・」


ドリームジャーニー
「・・行ってきます」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ジャーニーさん・・」



ドリームジャーニー
「ボクにできることは、それくらいしかありませんから 笑」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ドリームジャーニー
「3冠馬の気持ちがわからない、使えないアニキですから(苦笑)」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ドリームジャーニー
「・・必ず生きて戻ります」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ドリームジャーニー
「・・でも、もし・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ドリームジャーニー
「・・もし、ボクが戻らなかったら・・ゴッホさんに伝えてください」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ドリームジャーニー
「・・マツリダ予想のアシスタントは、オルにしてやってください、と」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・わかったぜ」



ドリームジャーニー
「ははっ。では!行って参ります!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・ジャーニーさん」


ドリームジャーニー
「はい」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・必ず戻ってこい」


ドリームジャーニー
「はい!ありがとうございます!」




≪回想シーン終了≫



焼き鳥屋店主シゲ
「・・まあ・・そんな感じでさあ」


オルフェーヴル
「な、なんだって・・・? 汗」



焼き鳥屋 店主シゲ
「あんたが今、食ったポウレンソウは、ジャーニーさんが命がけで採ってきたものだ」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「あんたの言う、バカアニキがな」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・プレッシャーがあるのはわかるけどよ。大切な人に八つ当たりするんじゃねえぜ」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・アンタのために、ここまでやってくれる奴が、他にいるかい?」


オルフェーヴル
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「もう一度、よく考えてみろ」


オルフェーヴル
「・・に、兄ちゃんはどこに・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ。エベレストンに登った際に、蹄鉄が4つ全部、谷底に落下したってことで、打ちなおしてるぜ」


オルフェーヴル
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そろそろ戻ってくると・・」



   ガラガラッ



ドリームジャーニー
「シゲさん、ただいまです!蹄鉄も復活ですー」


焼き鳥屋 店主シゲ
「おう」



ドリームジャーニー
「いやぁー。エベレストンで、ピッケルが抜けた時は、もうダメかと思いましたよー 汗」


焼き鳥屋 店主シゲ
「危なかったですねえ」



ドリームジャーニー
「蹄鉄は全部はずれるし、全身傷だらけで・・。こんな姿をオルに見られたら、また幻滅されちゃいますね。たはっ!(苦笑)」


オルフェーヴル
「・・・・」



ドリームジャーニー
「と、とにかく疲れました 汗 オルが来たら、伝説の薬草を食べさせてやってくださいね」


オルフェーヴル
「・・もう頂いてます」



ドリームジャーニー
「あ、そうだったかオル。うまいか?・・・って、はうっっ!!!汗汗汗」


オルフェーヴル
「・・・モグモグ」



ドリームジャーニー
「オオオ、オル・・なんでここに・・ 汗汗」


オルフェーヴル
「いいじゃん別に」



ドリームジャーニー
「ちょ、ちょっと待て・・汗 ボクは幻覚を見ているのか? 汗」


オルフェーヴル
「・・いい大人が、傷だらけ・・」



ドリームジャーニー
「い、いや!これはな!オル! 汗」


オルフェーヴル
「ダセー」



ドリームジャーニー
「いや!ちょっと階段から落ちちゃってな! 汗」


オルフェーヴル
「やっぱバカアニキだな」



ドリームジャーニー
「ご、ごめんな 汗」


オルフェーヴル
「・・・・」


ドリームジャーニー
「か、カッコ悪いアニキでスミマセン 汗」



オルフェーヴル
「・・・・」


ドリームジャーニー
「・・・・汗」



オルフェーヴル
「・・もう二度と・・こんな危ないことすんな・・・バカアニキ・・ 涙」


ドリームジャーニー
「え?」



オルフェーヴル
「・・シゲさん。そろそろ帰ります。ポウレンソウのおひたし、ありがとうございました」


焼き鳥屋 店主シゲ
「ああ。宝塚記念、がんばんなせえ」



オルフェーヴル
「はい。がんばります」


ドリームジャーニー
「・・・(うんうん)」←こっそり応援してる



オルフェーヴル
「・・・・」


ドリームジャーニー
「・・・(うんうん)」



オルフェーヴル
「・・なに”うんうん”してんの。兄ちゃん」


ドリームジャーニー
「えっ!汗 うんうんしてた? 汗」



オルフェーヴル
「・・もー。兄ちゃん。帰るよ!ホラ!」


ドリームジャーニー
「え?兄ちゃんも一緒に帰っていいのか?」



オルフェーヴル
「当たり前だろ!帰って、太鼓の練習するんだろ!」


ドリームジャーニー
「オル・・・ 泣」



オルフェーヴル
「ボクが勝てるように、応援してよね。バカアニキ!」


ドリームジャーニー
「あ、ああ!泣 まかせろ!ちょりゃぁぁぁーーー!!泣燃」



  - つづく –

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