◆菊花賞2011予想⇒ウインバリアシオン⇒自己を嫌う心が堕落につながる
【ウインバリアシオン】
○Win Variation
○馬名 意味由来⇒ 冠名ウイン+バレエのソリストによる踊り
○3歳 男の子 鹿毛
○父ハーツクライ
○レース間隔 : 4週
○調教師2011順位:50位
○京都芝 0-0-0-1
○全成績 3-2-0-3
○単勝回収率 260%
○複勝回収率 172%
○デビュー2連勝でクラシック候補と言われながら、その後低迷。
○しかし安藤Jに乗り替わった青葉賞、豪快な直線一気で重賞初制覇。
○ダービーでも独走するオルに唯一、食い下がった。
○安藤Jとは抜群の相性。ザッツザプレンティの再現なるか?
◆自己を嫌う心が堕落につながる
≪繁華街にて≫
ウインバリアシオン
「はぁ~・・あの怪物に一体どうやって勝てっていうんだ・・憂鬱だ・・ 落」
ドンッ
ウインバリアシオン
「痛てぇなコラッ!怒」
大柄な男
「あ? 怒」
ウインバリアシオン
「どこ見て歩いてんだコラッ!怒」
大柄な男
「・・・なんじゃキサマ・・ワシにケンカ売っとんのか・・怒」
ウインバリアシオン
「・・・あ。竹原・・」
竹原
「・・・ワシをミドル級の竹原と知って、ケンカ売っとんのか? 怒」
ウインバリアシオン
「いや悪りぃ竹原。オレもちょっとイライラしててさ」
竹原
「ワシは”広島の粗大ゴミ”竹原じゃ・・怒」
ウインバリアシオン
「そ、それは自分で言うことじゃねえだろ 汗」
竹原
「・・・ガチンコファイトクラブののぅ・・1期生をナメるなよ・・怒」
ウインバリアシオン
「ま、またそのくだり行く? 汗」
竹原
「おう!網野!軽く相手してやれ!」
1期生 網野
「はい」
ウインバリアシオン
「いや、竹原。悪いんだけど、オレ大事なレース前で、あんたらと遊んでるヒマはないんだよ」
竹原
「あぁ?どうしたんじゃ。何か悩みでもあるのか?」
ウインバリアシオン
「・・まあな・・」
竹原
「フッ。悩みがあるなら、竹原慎二のボコボコ相談室に来いや! 喜」
ウインバリアシオン
「な、なんか人気のサイトコーナーらしいな 汗」
竹原
「なんでも相談してみろや」
ウインバリアシオン
「・・はぁ・・相談してもどうにもなんねえし・・」
竹原
「どうしたんじゃ」
ウインバリアシオン
「・・どうしたもこうしたもねぇよ・・菊花賞で、またあの怪物と戦うんだからよ・・ 落」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「ここんとこ2戦連続で完敗中・・。はぁ・・オレだって全力で走ってんのに・・ 落」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「オレはなんてダメな奴なんだ・・ 落」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「自分の不甲斐なさを、つくづく痛感させられるよ・・ 落」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「なぁ竹原・・情けねえよな・・オレ・・ 落」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「・・・・落」
竹原
「・・・人間を堕落させるものは何か・・?」
ウインバリアシオン
「え?」
竹原
「・・人間を堕落させるものが何かを教えてやろう。よし!網野!バシッと言ったれ!!」
1期生 網野
「はい!」
竹原
「ガチンコファイトクラブののぅ!1期生の恐ろしさを見せてやれや!!」
1期生 網野
「はい!」
竹原
「行け!」
1期生 網野
「はい!・・・・」
竹原
「・・・・」
1期生 網野
「・・・し、質問を忘れました 汗」
竹原
「・・よし網野。下がっていいぞ」
1期生 網野
「はい!」
ウインバリアシオン
「・・・・汗」
竹原
「・・・そういうことじゃ」
ウインバリアシオン
「ど、どういうことだよっ!!怒」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「・・・フッ。ワシも、何の話をしてたか忘れたんじゃ」
ウインバリアシオン
「ガ、ガチンコ ド忘れクラブじゃねえかっ!!怒」
竹原
「・・のぅ、バリアよぅ・・」
ウインバリアシオン
「なんだよ」
竹原
「・・人間を堕落させるものは何か?」
ウインバリアシオン
「だからぁ!さっきから話が進んでねぇんだよっ!!怒」
竹原
「答えてみぃや」
ウインバリアシオン
「・・うーん・・酒とか女とか?」
竹原
「おう。それは枝葉じゃ」
ウインバリアシオン
「は?」
竹原
「・・人間を堕落させるもの、それは自己を嫌う心じゃ」
ウインバリアシオン
「自分を嫌う心・・」
竹原
「酒とか女が過剰になるのは、まず先に自己嫌悪の心があるからじゃ」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「つまり原因は自己嫌悪。酒や女は枝葉じゃ」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「さっきおまえは、『オレはなんてダメな奴なんだ』と言っとったのぅ」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「自己を嫌ってはならん。自分が愛せない自分を、どうして他者が愛してくれようか」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「・・・・」
ウインバリアシオン
「・・で、でもよ、自分のことを好くも嫌うも、自分の意思でやることではないじゃんか」
竹原
「その通りじゃ」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「・・自己を尊重できる心というのは、日々の自己抑制から生まれる」
ウインバリアシオン
「日々の・・」
竹原
「『欲に負けて逃げた自分』は嫌いになるが、『歯を食いしばってがんばった自分』は愛せるもんじゃ」
ウインバリアシオン
「・・・・」
竹原
「バリアよぉ・・」
ウインバリアシオン
「はい・・」
竹原
「おまえは日々を全力で生きとる。自分を尊重してやってもいい頃じゃ」
ウインバリアシオン
「竹原・・・ 泣」
竹原
「ただひたむきに、3000mを全力で駆け抜ければいいんじゃ。のぅ、バリアよぅ」
ウインバリアシオン
「・・はい・・ 泣」
竹原
「フッ。・・・おう!網野!おまえからもバシッと言ったれ!!」
1期生 網野
「はい!」
竹原
「ガチンコファイトクラブののぅ!1期生の熱い心を見せてやれや!!」
1期生 網野
「はい!」
竹原
「行け!」
1期生 網野
「はい!・・・・」
竹原
「・・・・」
1期生 網野
「・・・け、携帯ゲームやってたんで、聞いてなかったんですけど 汗」
竹原
「・・よし網野。下がっていいぞ」
1期生 網野
「はい!」
ウインバリアシオン
「・・・・汗」
竹原
「おう!!バリア!菊花賞!がんばってこいや!!喜」
ウインバリアシオン
「お、おうよ 汗」
竹原
「”粗大ゴミ”の称号は、おまえにやろう! 喜」
ウインバリアシオン
「そ、それはいらん! 汗」
– つづく –