◆天皇賞秋2011予想⇒トゥザグローリー⇒結果は運ではなく原因がある


【トゥザグローリー】

○To the Glory
○馬名 意味由来⇒ 『栄光に向かって』
○4歳 男性 鹿毛
○父キングカメハメハ
○レース間隔 : 18週
○調教師2011順位:2位
○東京芝 0-2-0-1
○全成績 6-2-1-5
○単勝回収率  80%
○複勝回収率 162%
○春のジーワン2戦はリズムが悪く大敗
○が、京都記念と日経賞で強敵を一蹴した能力は超一流。仕上がり次第



◆結果は運ではなく原因がある



≪超高級料亭にて≫



トゥザグローリー
「ここが自分の行きつけの料亭なんすよ」


トーセンジョーダン
「・・い、”一見さんお断り”って書いてあるぞ 汗」



トゥザグローリー
「大丈夫っすよ。自分、女将と仲いいっすから」


トーセンジョーダン
「そ、そうか 汗」



ガラガラ



トゥザグローリー
「こんちはー」


料亭の女将しほ
「いらっしゃいませ、グローリー様。お待ちしておりました」



トゥザグローリー
「あ、こちらはオレの厩舎の先輩の、ジョーダンさんだ」


料亭の女将しほ
「いらっしゃいませ、ジョーダン様。本日はごゆるりと」


トーセンジョーダン
「あ、はい 汗」



料亭の女将しほ
「今日はルーラー様は、ご一緒ではないのですか?」


トゥザグローリー
「ああ。ルーラーはなんか、ネイルアートに失敗して、爪が痛いから来れないんだってさ」



料亭の女将しほ
「そうでしたか。ではグローリー様。お飲み物はいつも通り、最高級ロマネコンティで?」


トゥザグローリー
「ああいいよ。いくらだっけ」


料亭の女将しほ
「1本、2600万円でございます」



トーセンジョーダン
「にっ!!汗汗」


トゥザグローリー
「・・安いな」



トーセンジョーダン
「えぇ~~!!汗汗」


料亭の女将しほ
「ではすぐにお持ちします」


トゥザグローリー
「よろしく~」



パタン



トーセンジョーダン
「・・・お、おまえ・・・に、にせん・・・ジョーダンだろ? 汗汗」


トゥザグローリー
「いや。自分、超良血のお坊ちゃまだから、金はあるんすよ」


トーセンジョーダン
「へ、へぇ~ 汗」



トゥザグローリー
「いつもはオレと同じ、お坊ちゃまのルーラーと一緒に来るんだけど、あいつ爪が痛いって言うから」


トーセンジョーダン
「あ、ああ 汗」



トゥザグローリー
「・・金を持つ者は、使わなければならない。でないと経済が回らない」


トーセンジョーダン
「・・・・」



トゥザグローリー
「・・金持ちが、金をたんまり貯めこみながら、テレビを見て『うーん、なぜ景気がよくならないのか』とか言ってちゃダメでしょう?」


トーセンジョーダン
「ま、まあな 汗」



トゥザグローリー
「それは例えるなら、本命サイドの馬券しか買ってないのに『うーん、なぜ万馬券が当たらないのか』って言ってるのと、本質は同じでしょう?」


トーセンジョーダン
「う、うーん 汗」



トゥザグローリー
「結果には原因がある。結果だけを見て一喜一憂するのではなく、原因と結果の因果関係を見つけることが先だと思うんすよ」


トーセンジョーダン
「へ、へぇ~ 汗 グローリーって結構いろいろ考えてんだな 汗」



トゥザグローリー
「ジョーダンさんは考えませんか?」


トーセンジョーダン
「オ、オレ? 汗 オレはいつも、おもしろいジョーダンを考えるけど!なんちゃって! 照」



トゥザグローリー
「・・ほう。例えばどんなジョーダンを?」


トーセンジョーダン
「え、えーと・・・ルーラーは爪の不安で天皇賞秋を回避!このまま引退しちゃったりして!・・・ジョーダンだよ!!喜」



トゥザグローリー
「・・・笑えん冗談やめてくださいよ。オレあいつと友達なんすから」


トーセンジョーダン
「ご、ごめん・・ 落 じゃあこんなのどう?・・・秋天の予想に飽きてんじゃねえっ!!・・・ジョーダンだよ!!喜」



トントン



料亭の女将しほ
「失礼致します。ロマネコンティをお持ちしました」


トゥザグローリー
「ああ。サンキュー女将」


トーセンジョーダン
「む、無視っ!!泣」



料亭の女将しほ
「そういえば今、オルフェーヴル様の三冠祝勝会をテレビで放送中でございますよ」


トーセンジョーダン
「お。俺らの厩舎の後輩だからな。見たいな」



料亭の女将しほ
「かしこまりました。超高級プロジェクターにてご覧ください」


トーセンジョーダン
「プロジェクターっていくらくらいするの? 汗」



料亭の女将しほ
「こちらは2億円ほどでございます」


トーセンジョーダン
「にっ!!汗汗」



トゥザグローリー
「安いな」


トーセンジョーダン
「えぇ~~!!汗汗」


料亭の女将しほ
「ではご覧ください」



≪テレビ放送≫



レポーター高島あやや
「はーい♪私は今、オルフェーヴルさんの三冠祝勝会のビールかけ会場に来ていま~す♪」


ドリームジャーニー
「オルのぉぉぉ・・怒」


レポーター高島あやや
「え? 汗」



ドリームジャーニー
「さっかっをっ!祝してへぇぇぇーー!!怒喜」


レポーター高島あやや
「お、お兄さんのジャーニーさんですね 汗 かなり盛り上がっているようです! 汗 三冠って言ってるのでしょうか?!汗」



ドリームジャーニー
「さっさっ!だだびょーーっし!!喜鼻詰」


レポーター高島あやや
「か、かなり鼻が詰まっているようです! 汗 三三七拍子と言っている模様です! 汗」



ドリームジャーニー
「はいっ!!ピッピッピ!!怒 ピッピッピ!! 怒鼻水飛」


レポーター高島あやや
「フ、フエを吹くたびに、鼻水が飛んでいますっ!!汗」



ドリームジャーニー
「オル!!差せコラァー!!怒鼻血吹」


レポーター高島あやや
「ジ、ジャーニーさん!汗 もうレースは終わったんですよ! 汗 鼻血出てるしっ! 汗」



ドリームジャーニー
「ほぉりぁぁぁーー!!!鼻水吹涙飛」


レポーター高島あやや
「と、とっても嬉しそうですね!汗 では違う方にもインタビューしてみま・・・キャー!!誰かが私の頭にビールをかけてますーー!!泣」



オウケンブルースリ
「ギャーハハハハ!!喜笑」


レポーター高島あやや
「や、やめてください! 困」



オウケンブルースリ
「おおー!!あやちゃん!濡髪がセクシーだぜ! 喜 いっそ二人でここを抜け出し・・」


レポーター高島あやや
「イヤです」


オウケンブルースリ
「く、くっそー!!泣 なぜオレはモテないんだぁぁーー!!泣」



レポーター高島あやや
「こ、このように会場は大変盛り上がってます!汗 ではそろそろ撤収を・・・」


謎の声
「・・・マッタ!!」


レポーター高島あやや
「え?」



テスタマッタ
「まだボクが残っているっ!!喜 ボクにも聞いて!」


レポーター高島あやや
「あ、マッタ君ですね。えーと、もう放送時間がないのでインタビューは終わりなんですよ~」



テスタマッタ
「マッタ!!」


レポーター高島あやや
「え? 汗」



テスタマッタ
「一言だけでいいから、ボクにもインタビューして」


レポーター高島あやや
「し、しょうがないですねえ・・じゃあ、オル君が三冠を取りましたが、マッタ君はどんな気持ちですか?」



テスタマッタ
「ソッポ!!」


レポーター高島あやや
「テ、テメーが聞けっつったんだろうがぁぁーー!!怒 そっぽ向くなやぁぁーー!!怒」



テスタマッタ
「キック!!」


レポーター高島あやや
「痛い!女性にキックするなんてヒドイ! 泣」



テスタマッタ
「キック!キック!!喜」


レポーター高島あやや
「いたたた! 泣 ちょっと!やめてください! 怒」



テスタマッタ
「あ!」


レポーター高島あやや
「ん?」



テスタマッタ
「ツッタ!! 汗」


レポーター高島あやや
「あ、脚つってんじゃねえかっ!! 怒 どんだけ運動不足だよっ!!怒」



トゥザグローリー
「・・・・汗」


トーセンジョーダン
「・・・・汗」



– つづく –

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