◆エリザベス女王杯2011予想⇒アパパネ⇒感情は現実を誇張して映してしまう
【アパパネ】
○Apapane
○馬名 意味由来⇒ ハワイに生息する赤い鳥の名前
○4歳 女性 鹿毛
○父キングカメハメハ
○レース間隔 : 4週
○調教師2011順位:10位
○京都芝 1-0-1-0
○全成績 7-1-2-4
○単勝回収率 192%
○複勝回収率 106%
○言わずと知れた三冠牝馬
○ただ前走は見せ場ゼロで、休み明け走らない馬とは言え、さすがに負け過ぎ
○超豪華メンバーの今年、勝てば文句なしに女王。
◆感情は現実を誇張して映してしまう
≪スターバックスにて≫
アパパネ
「ベルさぁ~ん!泣 アタシ自信ないっすよぉ~! 泣」
メイショウベルーガ
「・・なに言ってんのよ。アンタはここを勝って、牝馬限定G1完全制覇するんでしょうが」
アパパネ
「だって~ 泣 前走の内容があまりにも~! 泣」
メイショウベルーガ
「まあそうだけどさ」
アパパネ
「ベルさぁ~ん!泣 心細いから、今年も一緒に走ってくださいよぉ~! 泣」
メイショウベルーガ
「無茶を言いなさんな。あたしゃーもう走れんよ」
アパパネ
「うう・・グスッ 泣」
メイショウベルーガ
「ほら。泣かないの。ハンカチ貸してあげるから・・・ん?なんだかレジの方が騒がしいわね。あ・・あれは・・」
スタバ店員キリコ
「ですからぁ~。コーヒーのサイズは、ショート・トール・グランデのどれに致しますかぁ~?ww」
スノーフェアリー
「ア、アノー・・コ、コーヒーをクダサイ・・・汗」
スタバ店員キリコ
「ですからぁ~。サイズ選んでくださいって言ってんの~ww」
スノーフェアリー
「ア、アウ・・ 汗」
メイショウベルーガ
「に、日本語がわからないみたいね 汗」
アパパネ
「・・・・汗」
メイショウベルーガ
「・・でもあの店員さんも、言い方、悪いよね。わざと早口で、聞き取りにくくしてる」
アパパネ
「・・・・」
メイショウベルーガ
「外国馬へのアウェーの洗礼・・って感じかな。ねえアパ。・・あれ?アパ?どこ行った?」
スタバ店員キリコ
「サイズを選択しなければ、貴女はコーヒーをお飲みになることができませぬ~ww」
スノーフェアリー
「ウウ・・・ 泣」
スタバ店員キリコ
「いや~残念!まあエリ女の有力外国馬を、接待するつもりもないんですけど~ww」
スノーフェアリー
「・・・・ 泣」
アパパネ
「スノー」
スノーフェアリー
「ア、アパさん?!」
アパパネ
「Please choose the size of the coffee.」
スノーフェアリー
「サ、サイズ・・?エ、エート・・小さいコーヒーが飲みタイデス!」
アパパネ
「I understood it.
・・・店員さん、サイズはショートで」
スタバ店員キリコ
「か、かしこまりました 汗 300円になります」
アパパネ
「はい、300円」
スタバ店員キリコ
「あ、ありがとうございました 汗」
アパパネ
「・・・チッ。しょうもない嫌がらせすんなよ・・・ブツブツ」
メイショウベルーガ
「あ。アパお帰り・・・あれ?スノーちゃんも連れてきたの? 汗」
アパパネ
「え? 汗」
スノーフェアリー
「エ、エヘ 照」
アパパネ
「エヘじゃねえよ 汗 スノー。あたしらは敵なんだから、仲良くコーヒー飲まねえだろが」
スノーフェアリー
「え・・・ 落」
アパパネ
「あっち行って、一人で座りなよ」
スノーフェアリー
「・・ハイ・・ 落」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「・・・・ 落」
アパパネ
「・・わ、わかったよ! 汗 一緒に座ればいいじゃん! 汗」
スノーフェアリー
「ア、アリガト! 喜 アパさん優しいネ! 喜」
アパパネ
「・・優しくなんかないよ」
スノーフェアリー
「去年もここで、アパさん、ワタシ助けてくれタ 喜」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「今年も一緒にレース走れるウレシイ! 喜」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「・・・・ 喜」
アパパネ
「スノー・・あたしはさ、そんなテンションじゃないよ・・」
スノーフェアリー
「エ?」
アパパネ
「・・前走、初めての二桁着順・・・伸びる気配ゼロ。全力で走ってないのに、レース後はバテバテ・・・」
スノーフェアリー
「・・・・」
アパパネ
「お先真っ暗。ここで惨敗するようだと・・ホントにヤバイのよ・・ 落」
スノーフェアリー
「・・・・」
アパパネ
「・・ハァー・・ 落」
スノーフェアリー
「・・・・」
アパパネ
「・・・・落」
スノーフェアリー
「・・・それはひとつの敗戦にスギナイ・・」
アパパネ
「え?」
スノーフェアリー
「・・アパさんの前走の敗戦は、ひとつの敗戦にすぎないのデス」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「ひとつの敗戦 = お先真っ暗 ・・・ではナイ」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「アパさん自身の感情が、事実を過度にデフォルメして、捉えさせてイル」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「『事実認識をする時に、自己の感情を混ぜてはならナイ』・・・ワタシが、ママに教えられた言葉デス」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「反省と後悔は、別々に行われるべきと考えマス」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「・・スミマセン・・調子コイテしゃべりすぎマシタ 汗」
アパパネ
「・・ううん」
スノーフェアリー
「・・・・」
アパパネ
「ありがと・・スノー・・」
スノーフェアリー
「アパサン・・」
アパパネ
「・・そうだよね。あたし、感情で判断してたかもしんない・・」
スノーフェアリー
「・・・・」
アパパネ
「うん。わかったよスノー。ちょっと元気出てきたかも 笑」
スノーフェアリー
「フフッ。良かったデス 喜」
メイショウベルーガ
「・・・でもさ、スノー。アンタちょっと、敵に塩を送りすぎじゃない?いいの?アパが強くなっても」
スノーフェアリー
「・・・・」
メイショウベルーガ
「ちょっと減塩した方がいいんじゃない?」
スノーフェアリー
「・・・減塩しまセン」
メイショウベルーガ
「え」
スノーフェアリー
「・・減塩などシナイ。強いアパさんを倒さなければ意味がナイ」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「・・弱い相手に勝ってもらうお金ヨリ、強い相手と戦って得る成長の方に価値がアル」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「だからワタシは、アパさんに塩を送るのデス」
アパパネ
「・・・・」
スノーフェアリー
「いいレースにシマショウ!アパサン!」
メイショウベルーガ
「・・・ふふっ。こりゃー強敵だぞぉ~アパ 苦笑」
アパパネ
「・・そのようですね・・」
– つづく –