◆~タガノエリザベート~他人にどう思われるかを気にしない人が成功する
◆『他人にどう思われるかを気にしない人が成功する』◆
日本人は固有の宗教を持たないため
判断基準が「世間体」「他人にどう思われるか」
に偏りがちになる。
日本人の自意識は
世界の中でも強い部類であり
狭い土地で多くの人間が暮らす社会では
他者との関わり合いは最重要項目なのは確かだ。
しかしながら現代に限って言えば
多少孤立したからといって
村八分になって生きていけなくなるケースは稀であり
むしろ自分を抑えてしまいすぎて
その人の独自の個性をつぶしてしまう弊害の方が大きい。
特に最近はメンタル面での悩みを持つ人が増えている。
他人の目を気にしないことは
自分の心を守ることにもつながるし
社会的成功の一要因にもなる。
11R 第14回 KBS京都賞ファンタジーステークス(G3)
1着 タガノエリザベート
2着 ベストクルーズ
3着 グレナディーン
4着 ラナンキュラス(1番人気。ファレノプシスの娘)
~ファンタジーステークス前、記者会見~
記者
「ではラナンキュラスさん、こちらのイスでお願いしまーす!」
ラナンキュラス
「はい。ここでいいかしら。
あ、ちょっと待ってくださる?
メイクを直したいわ」
記者大勢 カメラフラッシュ
「ラナンキュラスさん!こっち向いてくださーい!」
「ラナンさん笑顔でお願いしまーす!」
ベストクルーズ
「ラナンちゃん、スゴイ人気ね」
タガノエリザベート
「でもこれは人気投票じゃないから。
レースは人気がない方が走りやすいわ」
~ファンタジーステークススタート~
ラナンキュラス
「大勢のお客さんが私の姿を見てるから
美しく走らないといけないわね。
うわっ!ど、泥が顔にっ!
だから内枠はいやだって言ったのよー。
お化粧直さなきゃね。
ええっと化粧ポーチはどこだっけな」
タガノエリザベート
「人気もないことだし
ここは一発シンガリから行ったれと。
・・・あれ?勝っちゃった」
~レース後~
ラナンキュラス
「おめでとう。エリザベート。
あんな後ろから直線一気なんてすごいわね。完敗よ」
タガノエリザベート
「違うの、ラナン。
あなたは背負う物が多かった。
あのプレッシャーと期待の中で走ったら
私だったら4着には入れなかったと思う。
私は人の目と期待を背負わなかったから
能力を最大限に発揮できたの。
まだ勝負は終わってない。
阪神JFで、またいい勝負しましょう!」
ラナンキュラス
「そうね。ありがとう、エリザベート。
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