◆競走馬として致命的な事態が起こる ペルーサ ジャパンカップ(GI)
◆競走馬として致命的な事態が起こる
ジャパンカップ(GI)
1着キングダム
2着姐さん(1位降着)
3着ヴィクトワール氏
:
5着若頭
7着オウケンくん
8着フラッシュ
14着中山氏
【前回までのあらすじ】
フラッシュから最高級カメラを奪ったペルーサだったが
なんとそのカメラは、
『12/4(土)の夜の時点での所持者』に天誅を下す呪われしカメラだった
苦悩の末、ペルーサはカメラをブエナに譲渡するが
ブエナの恩義を忘れられなかったペルーサは、
自分でカメラを持つことを決意するも、今度はレッドがカメラを持って行ってしまうのだった
≪オウケン&レッド宅≫
レッドディザイア
「よーし♪
若頭から無理やり借りたこのカメラがあれば
ペンギンさんの写真が撮れるじょー♪
はりきって行こー♪
・・・・
・・・・
その前に、ちょっとトイレー」
ガチャッ
オウケンブルースリ
「ただいまー・・・
・・・って誰もいないのか・・・
ハァー・・・
またパチンコで惨敗してしまった・・・泣
今日、借金の返済日なのに、どうしよう・・・汗
・・・・
・・・・
ん?
なんだこのカメラ・・
す、すげー高そうじゃね? 喜
・・・・
・・・・
ニヤリ」
バタン
レッドディザイア
「ふー。
すっきりすっきり。
ん?
今、誰か来た?
まあいいや。さて!
カメラを持って、ペンギンさんへGOー!!
・・・・
・・・・
・・・ってカメラがないーー!!泣」
≪道を歩くオウケン≫
オウケンブルースリ
「フフフ・・・。
運はオレを見放さなかった・・・喜
このカメラをとりあえず質屋に入れて、借金を返済しよう。
こいつはいいカメラだぁ! 高い値がつくぜー! 喜」
呪いのカメラ
「~・・・呪いのカメラを手にし者よ・・・
現時点で、我を持つオマエに・・・
競走馬として致命的な事態が起こるであろう・・・」
オウケンブルースリ
「うわっ!!汗
カ、カメラがしゃべった? 汗汗」
呪いのカメラ
「悲しい男よ・・・
覚悟はよいか・・・」
オウケンブルースリ
「な、なんスか? 汗」
呪いのカメラ
「グッバイ・・・」
オウケンブルースリ
「え?
・・・・
・・・・
う、うぎゃーーー!!!!」
≪オウケン&レッド宅≫
レッドディザイア
「あれー 汗
おっかしいなあー
カメラどこいったんだろう 汗
アタシ、どこに置いたんだっけ・・・汗」
ガチャ
レッドディザイア
「あ、オウケンくん、おかえりー。
ねえねえオウケンくん、アタシのカメラ知らない?
ここに置いといたんだけ・・・
・・・・
・・・・
オ、オウケンくん・・・それ・・・どうして・・・」
オウケンブルースリ
「・・・・泣」
レッドディザイア
「オ、オウケンくんの・・・スネ毛が・・・全部抜け落ちている・・・」
オウケンブルースリ
「・・・・泣」
レッドディザイア
「・・・・
・・・・
プッ・・・
ププッ・・・
ギャーーーハハハハ!!!!笑
なんなのそれーー!!
新手のファッション?
ギャハハハ!!!笑」
オウケンブルースリ
「・・・・泣
こんな、スネ毛ツルツルじゃあ、恥ずかしくてレースに出られない・・・泣
競走馬として致命的だ・・・泣」
– つづく –