◆きさらぎ賞予想 オルフェーヴル突き抜けた武器
【オルフェーヴル】
・父ステイゴールド
・牡3
・ドリームジャーニーの全弟
・京王杯2歳ステークスは、まっすぐ走らず1番人気で惨敗
・前走のシンザン記念は、差しがきかない芝状態を、ありえない脚で追い込んで2着
・今の京都は差し有利で向くが、気性の幼さが改善されているかがポイント
≪ガストにて≫
ドリームジャーニー
「オルは、キッズハンバーグプレートでいいか?」
オルフェーヴル
「兄ちゃん!ボクもう大人だよ!」
ドリームジャーニー
「フッ。そうだな。もうクラシックを戦う歳だもんな」
オルフェーヴル
「うん!」
ドリームジャーニー
「じゃあどうする?」
オルフェーヴル
「うーん・・・」
ドリームジャーニー
「・・・・」
オルフェーヴル
「ボク、お子さまうどんプレート!!喜」
ドリームジャーニー
「や、やっぱりお子様ランチか 汗」
オルフェーヴル
「それと、お子さまドリンクバー!!喜」
ドリームジャーニー
「オ、オルはお子さまなのか? 汗」
オルフェーヴル
「『3歳以下のお子さまは、無料でご利用頂けます』って書いてあるもんっ!!」
ドリームジャーニー
「た、確かに3歳なんだけども 汗」
店員
「お決まりですか?」
ドリームジャーニー
「あ、はい。お子さまうどんプレートと、お子さまドリンクバー」
店員
「はい」
ドリームジャーニー
「あとボクは、コーヒーを」
店員
「かしこまりました」
オルフェーヴル
「おおー!兄ちゃん、カッケー!!コーヒーなんて大人じゃん!!驚」
ドリームジャーニー
「フッ」
オルフェーヴル
「それはそうと、兄ちゃん・・・ボク今回もスタートが自信ないんだ・・・落」
ドリームジャーニー
「ふむ」
オルフェーヴル
「どうしよう・・・ゲート練習たっくさんした方がいいかなあ・・・」
ドリームジャーニー
「・・・・」
オルフェーヴル
「・・・・」
ドリームジャーニー
「兄ちゃん的にはな・・・」
オルフェーヴル
「・・・・」
ドリームジャーニー
「弱点をマイナスからゼロに戻すより、長所のプラスを伸ばす方がいいような気がするな」
オルフェーヴル
「長所を・・・?」
ドリームジャーニー
「70点平均のバランスのとれた馬では、ジーワンを勝つことは難しい」
オルフェーヴル
「・・・・」
ドリームジャーニー
「何かひとつ、突き抜けた武器がある方が、魅力的だと思うぞ」
オルフェーヴル
「武器・・・?」
ドリームジャーニー
「ああ」
オルフェーヴル
「・・・ボクの武器は、憧れの兄ちゃんと同じ、末脚だと思う・・・」
ドリームジャーニー
「・・・そうかもな」
オルフェーヴル
「じゃあまずは、切れる脚を磨くことにするよっ!!喜」
ドリームジャーニー
「それがいいかもな 微笑」
オルフェーヴル
「えへへ」
ドリームジャーニー
「フッ」
謎の声
「・・・仲よきことは美しきかな・・・」
オルフェーヴル
「?」
ドリームジャーニー
「こ、この声は・・・汗」
マツリダゴッホ
「武者小路マツリダ登場マツリダ」
オルフェーヴル
「あ!この人!」
ドリームジャーニー
「ゴ、ゴッホさん・・・汗」
マツリダゴッホ
「うむ」
ドリームジャーニー
「『うむ』じゃないっすよ!汗 何しに来たんですか!」
マツリダゴッホ
「ん?」
ドリームジャーニー
「今日はボクとオルが主役なんですからっ!!汗」
マツリダゴッホ
「武者小路マツリダ登場マツリダ」
ドリームジャーニー
「・・・ゴッホさん・・・それわかりにくいっす 汗」
マツリダゴッホ
「おまえにはわかるのか?この意味が」
ドリームジャーニー
「そりゃーゴッホさんとは、付き合い長いっすから・・・」
マツリダゴッホ
「言ってみろマツリダ」
ドリームジャーニー
「・・・ハァー・・めんどくさいなこの人・・・怒」
マツリダゴッホ
「さあ!」
ドリームジャーニー
「・・・”仲よきことは美しきかな”これは武者小路実篤さんの言葉ですね」
マツリダゴッホ
「・・・・」
ドリームジャーニー
「武者小路実篤=武者小路マツリダ でしょ?」
マツリダゴッホ
「・・・・」
ドリームジャーニー
「”武者小路マツリダ登場マツリダ”の最後の”マツリダ”は語尾でしょ?」
マツリダゴッホ
「・・・・」
ドリームジャーニー
「以上」
マツリダゴッホ
「・・・ジャーニー・・・」
ドリームジャーニー
「なんすか」
マツリダゴッホ
「おまえすごいなマツリダ 汗」
ドリームジャーニー
「付き合い長いっすからね 怒」
マツリダゴッホ
「それが分かるなら、おまえの弟は大丈夫だろうマツリダ」
ドリームジャーニー
「は?」
マツリダゴッホ
「ではさらばだマツリダ」
バタン
ドリームジャーニー
「な、何しに来たんだ、あの男は 汗」
オルフェーヴル
「・・・・汗」
– つづく –